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第100回 助産師国家試験 - 午後問題[1 - 30問]

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  • 問1
    2011年に改訂されたICM〈国際助産師連盟〉による助産師の定義で示されているのはどれか。
  • 守秘義務
  • 妊娠の合併症の診断
  • 女性と助産師の関係性
  • TraditionalBirthAttendant〈TBA〉の指導
  • 問2
    絨毛膜羊膜炎の産婦から出生した児で上昇している免疫グロブリンはどれか。
  • IgA
  • IgD
  • IgE
  • IgM
  • 問3
    マーサー,R.T.の母親役割獲得理論において、独自の母親役割を修正したり発達させたりする段階はどれか。
  • 予期的段階
  • 形式的役割取り込み段階
  • 非形式的役割形成段階
  • 個人的アイデンティティの形成段階
  • 問4
    Aさん(30歳、2回経産婦)。28歳のとき、子宮鏡下手術によって子宮粘膜下筋腫を切除した。妊娠40週6日で予定日超過のため入院し、翌日6時から子宮収縮薬の点滴静脈内注射による分娩誘発を開始し、9時に陣痛が発来した。14時の内診では子宮口全開大、Station+2、破水していた。その直後、Aさんは突然激しい腹痛を訴え、呼吸が速くなった。胎児心拍数陣痛図では変動一過性徐脈が出現し、その後高度徐脈となった。直ちに助産師が内診を行うと児頭を触知できなかった。異常な出血はみられなかった。
    このときのAさんの状態で最も考えられるのはどれか。
  • 子宮破裂
  • 腟壁裂傷
  • 羊水塞栓症
  • 常位胎盤早期剝離
  • 問5
    Aさん(28歳、初産婦)。妊娠39週0日で正常分娩した。産褥2日、母児同室中である。昨日から右乳頭上部に発赤がみられ、授乳時に痛みがある。乳房の形はⅢ型、乳管の開口数は左右とも2、3本である。
    助産師が行うケアとして最も適切なのはどれか。
  • 右乳房の授乳は縦抱きで行うよう指導する。
  • 乳房を児の口の中に押し込むようにする。
  • 授乳時の児の吸着状態を確認する。
  • 痛みがある間は右乳房の授乳は中止するよう説明する。
  • 問6
    自分の性別を認識できるようになる年齢はどれか。
  • 1歳ころ
  • 3歳ころ
  • 5歳ころ
  • 7歳ころ
  • 問7
    Aさん(33歳、初産婦、会社員)。結婚後3年で妊娠。パートナーと2人暮らしで、勤務歴は10年。妊娠28週0日、妊婦健康診査のため受診し、経過は順調であった。診察後に、Aさんは助産師に「職場では妊娠を経験した人がいないので気持ちを分かってもらえない。妊娠は初めてのことなので、少しおなかが張ったりするとすぐ不安になってしまう。パートナーは妊娠を喜んでいるので、体調が悪いときも心配させないように明るく振る舞うようにしている。1人でいると落ち込んで涙が出ることがある」と訴えた。
    Aさんの訴えを受け止めた後の助産師の対応として最も適切なのはどれか。
  • 「この時期の不安はよくあることです」
  • 「パートナーに不安な気持ちを話してみましょう」
  • 「体調が悪いときは、遠慮せずに仕事を休みましょう」
  • 「妊娠の経過は順調なので、気にせずに頑張りましょう」
  • 問8
    30歳の初産婦。妊娠41週で体重3,800gの男児を経腟分娩で出産した。 8年前に統合失調症と診断され、精神科に通院し向精神薬を内服している。羊水混濁+、Apgar〈アプガー〉スコアは1分後6点、5分後 8点であった。生後1日、児は啼泣時に下顎と両側上肢の震えがみられる。安静時の体温37.0℃、呼吸数40/分、心拍数200/分、経皮的動脈血酸素飽和度SpO298%。呻吟や努力性呼吸はない。血糖値は60mg/dLであった。
    このときの児の全身状態に直接関連しているのはどれか。
  • 血糖値
  • 羊水混濁
  • 向精神薬からの離脱
  • 1分後のApgar〈アプガー〉スコア
  • 問9
    新生児および乳児のビタミンK欠乏性出血症の予防について適切なのはどれか。
  • ビタミンK2シロップは5%ブドウ糖液で希釈して投与する。
  • 母乳栄養児では母親にビタミンKが豊富な食事摂取を勧める。
  • 1か月児健康診査時に2回目のビタミンK2シロップを投与する。
  • 人工栄養児では3か月までビタミンK2シロップを投与する必要がある。
  • 問10
    Aさん(33歳、初産婦)は、妊娠39週4日に体重3,380gの男児を正常分娩した。妊娠32週に妊娠糖尿病と診断され、インスリン治療を受けていた。出生2時間後に児は呼吸数80/分、心拍数160/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉88%、血糖値24mg/dLであった。児はNICUに入院し、保育器内で酸素投与とブドウ糖液の点滴静脈内注射が開始された。出生3時間後に児は呼吸数80/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%〈保育器内酸素濃度40%〉、血糖値は80mg/dLとなった。このとき、Aさんは初めてNICUを訪れた。
    NICUの助産師がAさんへ最初に行う対応で適切なのはどれか。
  • 児を抱っこするよう促す。
  • 人工乳の与え方を指導する。
  • 保育器内で児にタッチングするよう促す。
  • 感染予防対策として児への面会は最小限とするよう説明する。
  • 問11
    出生時とか月児健康診査時の児の身体計測値を表に示す。

    1か月児健康診査時の身体計測値のうち、精査を必要とするのはどれか。
  • 体重
  • 身長
  • 頭囲
  • 胸囲
  • 問12
    日本の平成26年(2014年)の出生に関する統計で正しいのはどれか。
  • 純再生産率は1.2である。
  • 出生数は約120万人である。
  • 沖縄県の合計特殊出生率は低率である。
  • 30~49歳における合計特殊出生率は過去10年間は上昇傾向である。
  • 問13
    次世代育成支援対策推進法について正しいのはどれか。
  • 妊産婦に対してマタニティマークの携帯を推進する。
  • 急速な少子化の進行を踏まえて策定された法律である。
  • 次世代育成支援対策は3年ごとに取り組みを評価する。
  • 常時雇用の従業員が50人以上の企業は行動計画の策定が義務付けられている。
  • 問14
    助産外来の運営についてPDCAサイクルのAに該当するのはどれか。
  • 運営方法を決める。
  • 実施状況を調査する。
  • 計画に従って運営する。
  • 評価結果を参考に運営方法を変更する。
  • 問15
    Aさん(28歳、女性)は妊娠初期の血液検査で早期の梅毒と診断された。
    このときのAさんへの梅毒に関する説明で正しいのはどれか。
  • 「パートナーは検査の必要がありません」
  • 「テトラサイクリン系抗菌薬で治療を開始します」
  • 「胎児への感染を防止することはできません」
  • 「分娩後に血液検査で赤ちゃんの先天感染の有無を確認します」
  • 「治療が終了しても母乳は与えられません」
  • 問16
    胎児の器官形成と機能的発育に関して正しいのはどれか。
  • 心血管系の基本的な形態は妊娠 週までに完成する。
  • 中枢神経系の奇形感受性は妊娠10週が最大である。
  • 胎児の尿産生は妊娠20週ころから始まる。
  • 呼吸様運動は妊娠25週ころから始まる。
  • 羊水の嚥下運動は妊娠30週ころから始まる。
  • 問17
    在胎39週5日、体重3,200gで吸引分娩によって出生した女児。生後30日に1か月児健康診査のため来院した。完全母乳栄養で、体重は4,000g。母親は児の頭血腫と黄疸が消失しないことを心配している。頭血腫は出生直後より小さくなったが、現在も触知できる。便色は黄土色で、時々便に血液が混入するという。排便は10回/日で、肛門周囲の皮膚に発赤と一部びらんとがみられる。
    この児にみられた所見のうち、直ちに精査を必要とするのはどれか。
  • 便色
  • 黄疸の遷延
  • 体重増加率
  • 頭血腫の残存
  • 便への血液混入
  • 問18
    正期産の分娩進行中に、間欠的胎児心拍数聴取で異常がない場合でも、児の娩出まで胎児心拍数陣痛図による連続的モニタリングを行うことが必要なのはどれか。
  • 若年の産婦
  • 前期破水後
  • 低身長の産婦
  • 妊娠高血圧症候群
  • 胎児推定体重3,800g
  • 問19
    緊急避妊を目的としたレボノルゲストレルの内服に関する指導内容として適切なのはどれか。
  • 3.0mgを2回内服する。
  • 妊娠阻止率は99%以上である。
  • 内服後7日間は他の避妊手段は必要ない。
  • 性交後72時間以内であればいつ内服しても効果は変わらない。
  • 次回の月経の経血量が通常より少なかった場合は妊娠検査を受ける。
  • 問20
    37歳の初妊婦。妊娠28週4日、妊婦健康診査で来院した。1日に数回の子宮収縮の自覚がある。既往歴および家族歴に特記すべきことはない。血圧128/78mmHg。尿蛋白(-)、尿糖+。血液検査データは、Hb11.5g/dL、Ht36%。75gOGTTで空腹時血糖90mg/dL、1時間値172mg/dL、2時間値160mg/dLであった。子宮底長25cm。子宮口は閉鎖、子宮頸管長32mm。児は骨盤位で胎児推定体重1,020g。
    このときのアセスメントで適切なのはどれか。
  • 正常経過
  • 切迫早産
  • 妊娠糖尿病
  • 妊娠性貧血
  • 胎児発育不全〈FGR〉
  • 問21
    Aさん(29歳、2回経産婦)。妊娠38週4日、午前5時に自宅で少量の褐色帯下がみられたため、かかりつけの産科病院に電話連絡をした。Aさんは、15分に1回の不規則で弱い子宮収縮を感じており、胎児はよく動いていること、2日前の妊婦健康診査では子宮口が2cm開大していると言われたこと、前回の分娩では陣痛発来から分娩まで4時間であったことを助産師に伝えた。これまでの出産はいずれも正常分娩であった。
    来院の必要性を判断するために最も重要な情報はどれか。
  • 胎児の推定体重
  • 第2子の出生体重
  • 病院までの所要時間
  • 妊娠中の体重増加量
  • 次の妊婦健康診査の予約日
  • 問22
    正期産において、陣痛発来前に経産婦よりも初産婦で生じやすいのはどれか。
  • 外子宮口の開大
  • 外陰部の静脈瘤
  • 子宮頸部の軟化
  • 子宮頸管の展退
  • 腹直筋の離開
  • 問23
    回旋異常(前方前頭位)が生じている児頭および骨盤の状態を図に示す。先進部はStation+4である。

    骨盤内における児頭の最大周囲径の高さはどれか。
  • 高在
  • 高中在
  • 低中在
  • 低在
  • 出口部
  • 問24
    Aさん(38歳、1回経産婦)は、陣痛発来後2時間で体重3,650gの女児を経腟分娩した。分娩時の出血量は650mLであった。分娩直後に産道裂傷は認めなかった。Aさんは分娩30分後から下腹部痛の増強を訴えた。出血は少量。子宮底は腹壁から硬く触れ、内診を行うと腟壁の左側に圧痛を伴う8 cm程度の緊満した腫瘤を触れた。内診後からAさんは気分不快を訴えた。体温36.3℃、脈拍150/分、血圧75/45mmHg。四肢に冷感が認められる。
    Aさんの状態のアセスメントとして最も考えられるのはどれか。
  • 弛緩出血
  • 胎盤遺残
  • 腟壁血腫
  • 子宮内反症
  • 羊水塞栓症
  • 問25
    Aさんは正常分娩後順調に経過し、退院3週後に母乳外来を訪れた。「急に寒気がして、熱を測ったら38.9℃でした。左の乳房が触るだけで痛くて、赤ちゃんも嫌がって飲みません」と話した。左乳房の外側上部に硬結があり、発赤がみられた。どろっとした乳汁が少量分泌された。
    Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。
  • 「授乳は中止しましょう」
  • 「抗菌薬が必要となります」
  • 「市販の解熱薬を内服してください」
  • 「乳房のしこりの部分を温めましょう」
  • 「しこりがなくなるまで搾乳してください」
  • 問26
    40歳の1回経産婦。切迫早産の治療のため妊娠34週0日から入院して安静加療し、妊娠37週0日に骨盤位のため帝王切開術で分娩した。分娩時出血量は羊水を含めて1,000mLであった。術後1日の昼食後に軽い呼吸困難と多呼吸とを訴え、ペーパーバッグを口と鼻に当てたところ、すぐに消失した。術後2日の朝にベッドから降りて立ったとき、突然、胸痛と息苦しさとを訴え意識を失った。既往歴および家族歴に特記すべきことはない。
    最も疑われるのはどれか。
  • 貧血
  • 肺塞栓症
  • 心筋梗塞
  • 過換気症候群
  • 起立性低血圧
  • 問27
    生後2日の女児。在胎37週2日、体重2,800gで出生。この日の体重は2,600g。体温37.0℃、呼吸数48/分。排尿は8 回/日、排便は2回/日。皮膚に黄染がみられ、血清総ビリルビンは16.0mg/dLであった。授乳間隔は3、4時間ごとで、母乳の後に人工乳を1回20mL補足している。
    この児のアセスメントで正しいのはどれか。
  • 多呼吸である。
  • 哺乳量不足である。
  • 排泄回数が少ない。
  • 高ビリルビン血症である。
  • 体重減少率は生理的範囲を逸脱している。
  • 問28
    Aさん(30歳、初妊婦)。夫と義母の3人暮らし。妊娠38週で子宮内胎児死亡となり、帝王切開術を受けた。手術後 8日で退院する予定である。Aさんの実母から「赤ちゃんの父親は海外出張中で帰って来ることができません。死産届は誰が出したらよいでしょうか」と助産師に相談があった。
    届出者として最も適切なのはどれか。
  • 義母
  • Aさん
  • Aさんの実母
  • 死産に立ち会った医師
  • 死産に立ち会った助産師
  • 問29
    助産業務に関連する法律と内容の組合せで正しいのはどれか。
1.
刑法
医行為の禁止
2.
医療法
助産録の記載
3.
児童福祉法
守秘義務
4.
母体保護法
母性健康管理指導事項連絡カードの発行
5.
保健師助産師看護師法
異常妊婦に対する臨時応急の手当
  • 問30
    Aさん(36歳、初産婦)。妊娠41週0日、胎児下降不良のため鉗子分娩となった。児の健康状態に問題はなかったが、側頭から前額にかけてうっすらと鉗子の圧痕がついていた。Aさんは主治医から、児の圧痕は徐々に薄くなると説明され「安心しました」と答えた。Aさんの夫は仕事で分娩に立ち会えず、分娩2時間後の16時に来院した。状況を知った夫はナースステーションに来て「詳しく話が聞きたい。顔に痕が残らないと聞いたが、もし残ったらどうするのか」と声を荒げて話した。
    助産師の対応で最も適切なのはどれか。
  • 「主治医から説明いたします」
  • 「とにかく落ち着いてください」
  • 「分娩の管理は問題ありませんでした」
  • 「Aさんは状況について納得されています」
  • 「生後1か月ころまでに消えるので心配ありません」
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