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第102回 助産師国家試験 午前問題(1 - 30問)

問 1
妊婦の飲酒によって認められる特徴的な胎児異常はどれか。
  1. 小頭症
  2. 白内障
  3. 四肢欠損
  4. 末梢神経障害
1
問 2
40歳以上を対象とした乳がん検診で推奨される検査はどれか。
  1. 胸部MRI
  2. 穿刺吸引細胞診
  3. マンモグラフィ
  4. 遺伝性乳癌卵巣癌症候群に関連する遺伝子変異の検査
3
問 3
妊娠による母体の糖代謝の変化で正しいのはどれか。
  1. 食後血糖値は低下する。
  2. 空腹時血糖値は低下する。
  3. 血中インスリン値は低下する。
  4. インスリン感受性が亢進する。
2
問 4
過剰摂取によって胎児の形態異常のリスクが高まるのはどれか。
  1. ビタミンA
  2. ビタミンB2
  3. n-3系脂肪酸
2
問 5
陣痛で正しいのはどれか。
  1. 胎盤循環は陣痛周期によらず一定である。
  2. 陣痛発作時間とは産婦が痛みを感じる時間をいう。
  3. 後産期陣痛は胎盤剝離面からの出血の止血に作用する。
  4. 分娩第2期で陣痛間欠4分は平均的な陣痛間欠時間である。
3
問 6
子宮収縮薬を用いた分娩誘発で正しいのはどれか。
  1. 分娩監視装置は陣痛が発来したら装着する。
  2. プロスタグランジンF2αの最大投与量は50μg/分である。
  3. 静脈内投与の輸液量の増量は前回増量時から30分以上経過後に行う。
  4. オキシトシンは10単位を5%ブドウ糖液500mLに溶解して使用する。
3
問 7
体外受精・新鮮胚移植によって、妊娠した月経周期30日型の女性の分娩予定日の決定法で最も精度が高いのはどれか。
  1. 最終月経の第1日目に280日を加えた日
  2. 採卵日に266日を加えた日
  3. 初診時の胎囊の測定値からの推定日
  4. 50mm以上の頭殿長〈CRL〉を測定した日からの推定日
2
問 8
妊娠33週の初妊婦。合併症はなく妊娠経過は順調。妊婦健康診査時の腹部超音波検査中に「気分が悪い」と訴え、顔色不良となった。
最初に行う対応はどれか。
  1. 体位を左側臥位にする。
  2. 頭部を挙上する。
  3. 血圧を測定する。
  4. 腹部を保温する。
1
問 9
36歳の初妊婦。妊娠経過は順調であった。妊娠39週日、3,280gの児を正常分娩で出産した。分娩所要時間は15時間で、総出血量は420mLであった。Apgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後9点であった。バースプランに「産まれたら、赤ちゃんを胸の中で抱きしめたい」とあった。
この母子の早期母子接触の実施方法で最も適切なのはどれか。
  1. 帰室まで継続して実施する。
  2. 母親の体位は水平臥床とする。
  3. 児の血糖値を確認後に開始する。
  4. 児に経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉モニターを装着して観察する。
4
問 10
Rubin〈ルービン〉の母親役割における達成の概念を示しているのはどれか。
  1. 母性の獲得は模倣、空想、脱分化というプロセスによって進められる。
  2. 母親役割獲得プロセスは予期的段階から始まるとしている。
  3. 産後12か月までの役割達成が含まれている。
  4. 対象は思春期の女性である。
1
問 11
乳幼児期に起こりやすい事故を予防するための方法で適切なのはどれか。
  1. ベランダの踏み台は柵に寄せる。
  2. 浴槽内では足入れ付き浮輪を使用する。
  3. 児が飲み込めない大きさのおもちゃを選ぶ。
  4. 公園で遊ぶときはフード付きの上着を着せる。
3
問 12
早産児の感染予防に効果があるのはどれか。
  1. 中鎖脂肪
  2. ビタミンD
  3. ビタミンK
  4. プロバイオティクス
4
問 13
健やか親子21(第2次)の基盤課題A「切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策」の評価指標はどれか。
  1. 10代の人工妊娠中絶率
  2. 不妊専門相談センターを設置する自治体数
  3. 妊娠・出産に満足している者の割合
  4. 男性の育児休業取得率
3
問 14
出産手当金で正しいのはどれか。
  1. 健康保険法で定められている。
  2. 異常分娩の場合には支給されない。
  3. 1日につき標準報酬日額に相当する額が支給される。
  4. 被保険者が扶養している配偶者の出産にも支給される。
1
問 15
平成16年(2004年)の少子化社会対策大綱で提唱されているのはどれか。
  1. 思春期からの、かかりつけ医による女性健康支援
  2. 妊産婦のメンタルヘルスケア
  3. HPVワクチン接種率の向上
  4. 不妊治療への経済的支援
4
問 16
助産所管理者が行う助産管理で適切なのはどれか。
  1. 内科専門医を嘱託医として確保する。
  2. 緊急時搬送は嘱託医師を経由しなければならない。
  3. 応急医薬品の購入には医師の処方せんが必要である。
  4. 嘱託医師を定める際は医師の承諾書か合意書のいずれかを要する。
4
問 17
母子健康手帳に綴じ込まれている松井式便色カード(別冊No.1)を別に示す。
適切なのはどれか。
問17の画像
  1. 1番に近い色は母乳栄養児の便に特徴的である。
  2. 3番に近い色は胆道閉鎖症が疑われる。
  3. 4番に近い色は哺乳不良の児の便に特徴的である。
  4. 6番に近い色は消化管出血が疑われる。
  5. 7番に近い色は感染性腸炎が疑われる。
2
問 18
非侵襲的出生前遺伝学的検査〈NIPT〉で正しいのはどれか。
  1. 母体の年齢が高いと陽性的中率は下がる。
  2. 遺伝カウンセリングと併せて行う。
  3. 公的医療保険の適用である。
  4. 妊娠8週未満で行う。
  5. 確定的な検査である。
2
問 19
妊娠初期の黄体に作用して黄体を維持するのはどれか。
  1. hCG〈ヒト絨毛性ゴナドトロピン〉
  2. 卵胞刺激ホルモン〈FSH〉
  3. プロスタグランジン
  4. キスぺプチン
  5. アクチビン
1
問 20
正常な胎児において妊娠11週の胎児超音波検査で認められるのはどれか。
  1. 口蓋裂
  2. 腹壁破裂
  3. 全前脳胞症
  4. 脊髄髄膜瘤
  5. 臍帯ヘルニア
5
問 21
妊娠期に禁忌なのはどれか。
  1. アスピリン
  2. フェニトイン
  3. ワルファリン
  4. プレドニゾロン
  5. プロピルチオウラシル
3
問 22
日本において妊婦の抗体保有率が最も低いのはどれか。
  1. サイトメガロウイルス
  2. 水痘ウイルス
  3. トキソプラズマ
  4. 風しんウイルス
  5. 麻しんウイルス
3
問 23
30歳の経産婦。妊娠37週5日。身長163cm、体重66kg。陣痛発来で来院した。妊娠経過は順調、胎児推定体重は2,560g。来院時、努責感はない。陣痛間欠2分、陣痛発作20秒、胎児心拍数140bpm、一過性頻脈を認める。内診所見は、子宮口8cm開大、Station±0、子宮頸管の硬度は軟、未破水、先進する小泉門を4時方向に触れる。
この時点の助産師の対応で適切なのはどれか。
  1. 側臥位を促す。
  2. 努責を誘導する。
  3. 人工破膜を行う。
  4. 病棟内歩行を促す。
  5. 医師に陣痛促進薬の使用を提案する。
1
問 24
骨盤内の児頭の状態を図に示す。
第1頭位における不正軸進入はどれか。
1. 2.
選択肢1の画像選択肢2の画像
3. 4.
選択肢3の画像選択肢4の画像
5.
選択肢5の画像
4
問 25
産褥7日の褥婦。発熱がみられた。体温38.5℃。脈拍88/分。排尿8回/日、排便1回/日。倦怠感を訴えている。乳房は軽度うっ滞しているが、発赤はない。子宮底の高さは恥骨上3横指で柔らかく触れる。赤褐色の悪露が少量みられ、下腹部痛が軽度あるという。会陰切開部の軽度の痛みが続いている。排尿時痛はない。
この時点の褥婦の状況で適切なのはどれか。
  1. 産褥子宮内膜炎が疑われる。
  2. うっ滞性乳腺炎が疑われる。
  3. 頻尿は尿路感染によるものである。
  4. 会陰切開部の癒合不全が疑われる。
  5. 下腹部痛は後陣痛によるものである。
1
問 26
妊娠中から産褥期に、母体敗血症からトキシックショック症候群、全身性炎症反応症候群〈SIRS〉、播種性血管内凝固〈DIC〉などを起こし、周産期の母児の死亡原因となるのはどれか。
  1. 梅毒
  2. 淋菌感染症
  3. 性器ヘルペス感染症
  4. 性器クラミジア感染症
  5. A群溶血性レンサ球菌感染症
5
問 27
人工栄養よりも母乳栄養の新生児に起こりやすいのはどれか。
  1. 便秘
  2. 遷延性黄疸
  3. 一過性多呼吸
  4. 帽状腱膜下血腫
  5. 甲状腺機能低下症
2
問 28
Aちゃん(日齢10、女児)。在胎31週5日、体重1,570gで出生し、NICUに入院し経鼻的CPAP療法を行っている。ベッドサイドの呼吸心拍監視モニターのアラームが鳴ったため確認したところ、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉65%、心拍数70/分、呼吸運動は停止していて体動はなく、顔面にチアノーゼが認められた。
初期対応で正しいのはどれか。
  1. 胸骨圧迫
  2. 酸素投与
  3. 足底刺激
  4. 気管内挿管
  5. ブドウ糖液の静脈内注射
3
問 29
地域母子保健活動を行う事業と機関の組合せで正しいのはどれか。
1.
療養の援護
市町村保健センター
2.
養育医療の給付
児童相談所
3.
育成医療の給付
助産所
4.
助産施設への入所措置
福祉事務所
5.
母子家庭等就業自立支援
配偶者暴力相談支援センター
4
問 30
周産期医療体制において総合周産期母子医療センターに求められる施設条件はどれか。
  1. 一般産科病床と母体胎児集中治療室〈MFICU〉は同数の病床数を有する。
  2. 関係する診療科と連携して母児の異常に対応できる。
  3. NICUとGCUは同数の病床数を有する。
  4. 無痛分娩に対応できる。
  5. 移植手術に対応できる。
2