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第89回 助産師国家試験 - 午前問題[1 - 30問]

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  • 問1
    WHO(世界保健機関)による助産師の職分に含まれないのはどれか。
  • 正常な妊産褥婦と新生児の健康診査
  • 分娩時および出生直後における母子の救急処置
  • 骨盤位分娩の娩出介助
  • 家庭、地域社会における健康教育
  • 問2
    42歳の初妊婦。妊娠18週に羊水の染色体検査を受け、胎児が標準型21トリソミーであった。
    対応で適切なのはどれか。
  • 妊婦の染色体検査を勧める。
  • 1年以内に9割が死亡すると伝える。
  • 治療方針をたてるため胎児の精査を勧める。
  • 定期的に面談して受容の過程を支援する。
1. a、b2. a、d3. b、c4. c、d
  • 問3
    適切なのはどれか。
  • 高齢妊婦に羊水検査を受けるよう勧める。
  • 減数手術は母体保護法に従って施行されると説明する。
  • 出生前診断の検査に対する不安は説明によって消失する。
  • 胎児診断が確実でない段階で告知せざるを得ない。
  • 問4
    更年期女性の特徴で正しいのはどれか。
  • 我が国の更年期障害はうつ症状が最も多い。
  • エストロゲンの分泌低下によって骨形成作用は減退する。
  • LDLコレステロールは減少する。
  • 閉経後の糖尿病ではインスリン依存性が多い。
  • 問5
    正しいのはどれか。
  • 思春期では性欲は亢進しない。
  • 男子の性的関心は第二次性徴の後に起こる。
  • 高校生女子の性交経験の増加が著しい。
  • 10代の妊娠中絶件数は全件数の50%を占める。
  • 問6
    妊娠期における薬物の影響で正しいのはどれか。
  • 妊娠4~7週は催奇形性が低い。
  • 妊娠16週以降は胎児毒性がある。
  • 胎盤を通過する薬物の胎児移行は、妊娠の進行とともに減少傾向にある。
  • 薬物の除去半減期は長くなる傾向にある。
  • 問7
    健常な父親と血友病Aの保因者である母親との第1子が血友病Aの男児であった。現在、第2子を妊娠中である。
    第2子で正しいのはどれか。
  • 男児では血友病Aとなる確率は1/2
  • 男児では血友病Aの保因者となる確率は1/2
  • 女児では血友病Aとなる確率は1/4
  • 女児では血友病Aの保因者となる確率は1/4
  • 問8
    妊婦に禁忌とされている薬物はどれか。
  • ワルファリンカリウム(抗凝血薬)
  • バンコマイシン(抗菌薬)
  • ファモチジン(抗消化性潰瘍薬)
  • 塩酸ヒドララジン(降圧薬)
  • 問9
    先天異常で正しいのはどれか。
  • ダウン症候群の児は大きな耳介が特徴である。
  • 風疹ウイルスによる先天異常児の発生頻度は妊娠2か月の顕性感染で60%である。
  • ターナー症候群の児の知能指数(IQ)は正常である。
  • 無脳児は男児が多い。
  • 問10
    子宮の疾患でヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の測定が有用なのはどれか。
  • 子宮肉腫
  • 子宮頸癌
  • 子宮体癌
  • 胞状奇胎
  • 問11
    外陰部から肛門にかけて乳頭状隆起と軽い瘙痒感がみられる女性の性感染症で正しいのはどれか。
  • ヘルペスウイルスの感染である。
  • レーザーによる治療が行われる。
  • ペニシリンで根治する。
  • 妊娠初期に胎児感染を起こす。
  • 問12
    WHOの基準による精液所見の組合せで正しいのはどれか。
1.
精子減少症
精子濃度が20×106/mL未満
2.
精子無力症
抗精子抗体が陽性
3.
奇形精子症
形態正常精子が50%~70%
4.
無精子症
精液が射精されない。
  • 問13
    受精の機序で正しいのはどれか。
  • 精子は射精直後から受精能をもつ。
  • 精子の進入に伴い卵は第1成熟分裂をする。
  • 受精卵は受精後72時間で桑実胚となる。
  • 受精卵は受精後7日で子宮腔内に到達する。
  • 問14
    胎児の生理・発育で正しいのはどれか。
  • 妊娠20週ころに嚥下運動が始まる。
  • 妊娠24週以降は女児の平均体重が男児よりも重くなる。
  • 妊娠28週になると肺サーファクタントが羊水中に認められる。
  • 胎児期の臍帯静脈血の酸素分圧は新生児の動脈血よりも高い。
  • 問15
    妊娠34週単胎の妊婦。血圧154/96mmHg、尿蛋白(-)、尿糖(-)、浮腫(-)、推定児体重1,400g、羊水量インデックス(AFI)4cm、NSTは異常なし、前期破水なし。前回までの妊婦健康診査では経過良好であった。
    周産期に起こる可能性が最も高いのはどれか。
  • 微弱陣痛
  • 胎児の徐脈
  • 弛緩出血
  • 児肺低形成
  • 問16
    臍帯、胎盤で正しいのはどれか。
  • 臍帯には栄養血管がある。
  • 臍帯血流は臍帯両端の血圧差によって生じる。
  • インスリンは胎盤を通過しない。
  • 胎児の胎盤に対する重量比は妊娠の進行とともに小さくなる。
  • 問17
    妊娠末期の母体循環器系の変化で注意を要するのはどれか。
  • 安静時脈拍数が約10回/分増加している。
  • 心容積が増大している。
  • 心臓が左上方に転位している。
  • 平均血圧が107mmHgである。
  • 問18
    妊婦の葉酸摂取で正しいのはどれか。
  • 水痘症の発症リスクを低減する。
  • 妊娠12週から摂取する。
  • 栄養補助食品からの摂取は避ける。
  • 摂取量は1日1mg以下とする。
  • 問19
    ドイッチェによる妊娠末期の心理的変化の特徴はどれか。
  • 子どもとの共生関係が強まる。
  • 胎児の認識の仕方は親役割受容の指標になる。
  • 若年妊婦は腹部の増大による生活の制限を重視している。
  • 分娩は胎児との分離への恐怖となる。
  • 問20
    妊娠による子宮頸部の変化で正しいのはどれか。
  • 妊娠初期の子宮頸部は下部後方を向く。
  • 子宮頸部の軟化が著明になるのは妊娠2~3か月である。
  • 妊娠中期までの平均頸管長は24mmである。
  • 子宮頸部の展退は下から上に起こる。
  • 問21
    フリードマン頸管開大曲線で正しいのはどれか。
  • 潜伏期は経産婦では平均4時間である。
  • 活動期には急速に頸管が拡大する。
  • 加速期は初産婦では平均3時間である。
  • 極期には児頭の下降が著しい。
  • 問22
    分娩による母体の変化で正しいのはどれか。
  • 分娩中は呼吸性アシドーシスになる。
  • 分娩中はカテコールアミンが減少する。
  • 胎盤娩出時は血液凝固能が亢進する。
  • 分娩直後は膀胱内圧の感受性が高まる。
  • 問23
    夫立会い分娩における夫のアセスメント項目で適切でないのはどれか。
  • 交友関係の範囲
  • 思いやる気持ち
  • 性機能と生殖機能とに対する思考の成熟度
  • 役割を引き受ける準備性
  • 問24
    プロラクチンで正しいのはどれか。
  • 下垂体後葉から分泌される。
  • ドパミンによって分泌が促進される。
  • 血中濃度は分娩終了直後から上昇する。
  • 非授乳婦では産褥2~3週で非妊時の血中濃度に戻る。
  • 問25
    新生児の体温調節の特徴で正しいのはどれか。
  • 環境の湿度が高い方が蒸散による熱の喪失は大きくなる。
  • 保育器内での最も大きい熱喪失ルートは輻射である。
  • 低体温になりやすいのは褐色脂肪組織が少ないためである。
  • 熱産生は筋肉の動きによる。
  • 問26
    多胎妊娠で正しいのはどれか。
  • 一卵性双胎は二卵性双胎よりも周産期死亡率が低い。
  • 妊娠貧血が起こりやすい。
  • 過期妊娠になりやすい。
  • 単胎妊娠よりも先天性奇形は少ない。
  • 問27
    24歳の初産婦。身長165cm、体重63.0kg、やや扁平骨盤。妊娠39週2日、推定児体重2,752g。内診所見は子宮口9cm開大、展退度90%、Station+2、大泉門9時、小泉門3時に触れ、2時間前から変化なし。胎児心拍は異常なく、陣痛周期3分、発作40秒である。
    この状況はどれか。
  • CPD
  • 微弱陣痛
  • 低在横定位
  • 正常
  • 問28
    正しいのはどれか。
  • 臍帯偽結節は分娩時に障害を起こしやすい。
  • 顔位で頤部前方の場合は経膣分娩が不可能である。
  • マックロバーツ法は骨盤位の上肢解出法である。
  • 狭骨盤の定義は産科真結合線9.5cm未満である。
  • 問29
    産褥熱で正しいのはどれか。
  • グラム陰性桿菌と嫌気性菌との混合感染が多い。
  • 産褥10日以降に発症する。
  • 病状の進行による敗血症ではショックを起こさない。
  • 帝王切開術はリスク因子である。
1. a、b2. a、d3. b、c4. c、d
  • 問30
    37歳の経産婦。帝王切開術後1日の昼食後に軽い呼吸困難と多呼吸を訴えたため、ペーパーバッグを口と鼻に当てて呼吸をさせて様子をみた。術後2日の朝に歩行しようと立ったとき、突然胸痛を訴え意識を失った。
    最も疑われるのはどれか。
  • 過換気症候群
  • 静脈血栓症
  • 肺塞栓症
  • 起立性低血圧
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