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第91回 助産師国家試験 - 午後問題[1 - 30問]

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次の文を読み〔問題1〕、〔問題2〕、〔問題3〕に答えよ。
 29歳の初産婦。妊娠32週2日。身長160cm、体重61kg(非妊時体重53kg)。これまでの妊娠経過に異常はない。子宮底長27cm、腹囲85cm。血圧136/72mmHg。尿蛋白(±)、尿糖(-)。Hb11.3g/dL、Ht34.0%。頭位、児背は母体の左側、胎児心拍数120bpm、推定児体重1,600g。AFIは9.2cmであった。内診所見で子宮口は閉鎖し硬かった。
  • 問1
    母体のアセスメントで適切なのはどれか。
  • 正常経過
  • 切迫早産
  • 軽症の貧血
  • 妊娠高血圧症候群
  • 問2
    胎児のアセスメントで正しいのはどれか。
  • 羊水過少である。
  • 第2胎向である。
  • 発育は正常である。
  • 胎児心拍数は少ない。
  • 問3
    「最近、腰部と背部に痛みがあります。どうしたらよいのでしょうか」と質問があった。
    説明で適切なのはどれか。
  • 「背筋を伸ばした姿勢をとるようにしてください」
  • 「柔らかい布団で寝てください」
  • 「ガードルは外してください」
  • 「冷罨法を行ってください」
次の文を読み〔問題4〕、〔問題5〕、〔問題6〕に答えよ。
 31歳の初産婦。妊娠39週5日。午後1時に陣痛発来し、当日午後4時に夫婦で来院した。身長160cm、体重63kg。内診所見は子宮口2cm、展退度50%、Station-3、未破水である。第1頭位、胎児心拍数基線140bpm、variability(+)、推定児体重3,150g。陣痛間欠6分、陣痛発作30秒である。
  • 問4
    午後6時に食事を勧めるため分娩監視装置をはずした。午後7時、産婦は「腰が痛い。怖い」と不安な表情で助産師にしがみついた。
    産婦の訴えを聞いた後、次に助産師がすべき対応で優先度が高いのはどれか。
  • 陣痛を測定する。
  • 腰部温罨法をする。
  • 夫に腰部のマッサージを教える。
  • 産婦のバイタルサインを測定する。
  • 問5
    翌日午前4時に破水した。内診所見は子宮口5cm、展退度100%、Station+1.陣痛間欠4、5分、陣痛発作40秒。夜間は十分眠れなかった。
    産婦への対応で適切なのはどれか。
  • 経過を観察する。
  • 骨盤レントゲン撮影を行う。
  • 産婦に蹲踞位を勧める。
  • 陣痛促進薬を使用する。
  • 問6
    午前11時に子宮口は全開大した。Station+2、小泉門が先進し産瘤を触知、羊水は黄色である。胎児心拍数基線150bpm、variability(+)である。陣痛間欠2分、陣痛発作50秒で軽い努責感が出現し陣痛間欠期は眠っていた。
    産婦への対応で適切なのはどれか。
  • 直ちに帝王切開の準備をする。
  • 吸引分娩の準備をする。
  • 分娩体位をとってバルサルバ法を促す。
  • 側臥位のまま努責感を逃す。
次の文を読み〔問題7〕、〔問題8〕、〔問題9〕に答えよ。
 28歳の初産婦。保育士。妊娠11週0日。身長158cm、体重50kg(非妊時体重52kg)。血圧110/60mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)、尿ケトン(-)。悪心がありムカムカしていることが多く、空腹時や夕方からがつらいと話す。仕事中はつわり症状がないため仕事を続けている。帰宅後は倦怠感が強くほとんど横になって過ごしている。夫は、妊娠したことを喜んでいるが仕事が忙しく休日出勤も多い。
  • 問7
    妊婦への保健指導で適切なのはどれか。
  • 食べたい物を食べた方がよい。
  • コーヒー・紅茶の摂取量に制限はない。
  • 運動をして気分転換を図った方がよい。
  • つわりが落ち着くまで仕事を休んだ方がよい。
  • 問8
    妊娠26週2日。妊婦健康診査の結果は正常範囲であった。「平日は忙しいけれど、週末はゆっくり休んでいます。赤ちゃんの物は、そろそろ揃えなくちゃと思っています。夜横になっていると、赤ちゃんが動いて痛いぐらいです」と笑顔で話す。来週の日曜日に地域の保健センターの両親学級へ夫婦で参加する予定である。
    アセスメントで正しいのはどれか。
  • 出産準備は遅れている。
  • 活動と休息のバランスが悪い。
  • 児に対する愛着が高まっている。
  • 育児に関する知識を得る態度が父親にみられない。
  • 問9
    妊娠30週3日。体重56kg。血圧126/70mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。浮腫(+)。推定児体重1,500g。経膣超音波で子宮頸管長20mm。性器出血はない。子宮収縮の自覚は「仕事中はよく張るけど、横になって休めない」と言う。
    保健指導で適切なのはどれか。
  • 体重増加があるためエネルギー制限について話す。
  • 血圧が上昇傾向にあるため塩分制限について話す。
  • 子宮内胎児発育遅延のため胎動カウントについて話す。
  • 切迫早産の可能性があるため安静の必要性について話す。
次の文を読み〔問題10〕、〔問題11〕、〔問題12〕に答えよ。
 34歳の初産婦。身長158cm、非妊時体重48kg。特記すべき既往歴はない。家族歴は実母が高血圧治療中である。妊娠9週5日で1絨毛膜2羊膜双胎と診断された。
 妊娠30週0日の妊婦健康診査で、体重65kg。血圧136/84mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。浮腫(+)。第1児は骨盤位、推定児体重1,085g、AFI8.3cm。第2児は頭位、推定児体重963g、AFI7.1cm。胎児心拍は両児とも正常であった。子宮口は閉鎖している。妊娠28週で実施した血液検査結果が判明し、Hb11.0g/dL、Ht37%であった。
  • 問10
    アセスメントで正しいのはどれか。
  • 双胎の正常経過
  • 子宮内胎児発育遅延
  • 羊水過少
  • 双胎間輸血症候群
  • 問11
    生活指導を行う上で最も考慮すべき合併症はどれか。
  • 妊婦貧血
  • 妊婦肥満
  • 妊婦糖尿病
  • 妊婦高血圧症候群
  • 問12
    妊娠36週4日で陣痛発来し入院した。超音波所見は第1児が骨盤位、推定児体重2,354g、AFI7.2cm。第2児が頭位、推定児体重2,196g、AFI7.0cmである。子宮口は2cm開大、展退度60%、Station-3である。
    この時点で予測される分娩方針はどれか。
  • 子宮収縮を抑制する。
  • 経過を観察して経膣分娩を試みる。
  • 陣痛を増強して経膣分娩を試みる。
  • 帝王切開とする。
次の文を読み〔問題13〕、〔問題14〕、〔問題15〕に答えよ。
 35歳の初産婦。妊娠40週5日。午前6時に10分間隔の陣痛が開始し午前8時に入院した。入院時の陣痛は間欠6分、発作40秒、頭位で、内診所見は子宮口6cm開大、小泉門が先進し10時の方向に触れた。坐骨棘と恥骨結合後面下1/3が触知できた。産婦は嘔気があり陣痛発作時に声はもれるが、呼吸法で痛みを逃していた。
  • 問13
    入院時の骨盤腔内における児頭の位置で正しいのはどれか。
  • 先進部は骨盤濶平面に位置する。
  • 先進部はStation±0である。
  • ホッジの第1平行平面にあたる。
  • 児頭の最大横径周囲は骨盤峡部を通過している。
  • 問14
    現時点の分娩予測で適切なのはどれか。
  • 約3時間で子宮口が全開大する。
  • 回旋異常になる。
  • 第一前方後頭位で娩出する。
  • 微弱陣痛に移行する。
  • 問15
    子宮口が全開大したところで自然破水した。羊水混濁は見られず流出は少なかった。陣痛発作時自然に努責が起こるようになった。胎児心音は正中で明瞭に聴取できた。以下に胎児心拍陣痛図を示す。
    アセスメントで正しいのはどれか。

  • 児頭圧迫による正常範囲である。
  • 遅発一過性徐脈である。
  • 基線細変動の低下である。
  • 心拍数の基線は頻脈である。
次の文を読み〔問題16〕、〔問題17〕、〔問題18〕に答えよ。
 35歳の経産婦。妊娠41週0日。これまで特に異常を指摘されていない。陣痛発来のため午前10時に入院した。第2頭位。入院時の陣痛間欠6分、陣痛発作20~30秒、内診所見で子宮口は後方に触れ、2cm開大、展退度30%、Station-2、頸部は耳たぶの硬さ、入口部やや固定である。
  • 問16
    入院時の方針で考えられるのはどれか。
  • 経過観察
  • 機械的頸管拡張
  • 人工破膜
  • 陣痛促進
  • 問17
    入院後1時間ごとに、ドップラーによる胎児心拍の間欠的聴診を行った。午後3時現在、陣痛間欠4分、発作40秒、胎児心拍数100bpmである。そのため、CTGを装着した。5分後に図に示す胎児心拍陣痛パターンを認めた。
    助産師の最初の対応で適切なのはどれか。

  • 体位変換する。
  • CTG装着を40分間で終了する。
  • 乳頭刺激をする。
  • 入浴してリラックスさせる。
  • 問18
    1時間後の内診所見は子宮口5cm、展退度50%、Station+1であり、小泉門を母体後方に触れた。
    今後の経過として最も可能性が高いのはどれか。
  • 高在縦定位となる。
  • 低在横定位となる。
  • 前方前頭位分娩となる。
  • 前方後頭位分娩となる。
次の文を読み〔問題19〕、〔問題20〕、〔問題21〕に答えよ。
 36歳の2回経産婦。妊娠36週でHb11.6g/dL。妊娠38週6日で3,670gの男児を出産した。児娩出の3分後に胎盤が娩出されたが、子宮収縮不良で暗赤色の出血が約1,000mLあり、直ちに子宮収縮薬の点滴静脈内注射を開始した。分娩後2時間の出血量は30mLで子宮収縮が良好なため点滴静脈内注射を終了した。この時の体温36.7℃。脈拍数68/分。血圧126/50mmHg。分娩所要時間は2時間30分であった。
  • 問19
    産褥期に最も予測されるのはどれか。
  • 産褥熱
  • 静脈血栓
  • 子宮復古不全
  • 播種性血管内凝固症候群(DIC)
  • 問20
    産褥1日。子宮底は臍下2横指で収縮良好、後陣痛がある。排尿はトイレで行っている。「昨夜はお腹が痛くて眠れなかった」と言う。
    対応で最も適切なのはどれか。
  • 直接授乳を中止する。
  • ビタミンやカルシウムを補給する。
  • できるだけ安静にする。
  • 子宮収縮薬の調整について説明する。
  • 問21
    産褥2日。子宮収縮良好、後陣痛がある。母児同室を開始した。「今回のお産はイメージと違っていた。あっという間に生まれて自分が産んだ気がしない」と言う。
    この時の対応で最も適切なのはどれか。
  • 妊娠経過を共に振り返る。
  • 疲労の程度を確認する。
  • 後陣痛の程度を確認する。
  • 出産体験を共に振り返る。
次の文を読み〔問題22〕、〔問題23〕、〔問題24〕に答えよ。
 妊娠39週に分娩遷延のため吸引分娩で出生した3,600gの男児。出生時の心拍数160/分。啼泣はあり、筋緊張は良好で刺激に反応した。全身のチアノーゼと顔面口腔内に胎便を認めた。臍帯血のHb16.0g/dL、pH7.20であった。
  • 問22
    出生時にこの新生児に行うべき処置で適切なのはどれか。
  • 口鼻腔吸引
  • 用手的陽圧換気
  • 気管挿管後、気管内吸引
  • 気管挿管後、人口肺サーファクタント投与
  • 問23
    生後30分。頭頂部に頭蓋骨縫合線を越える膨隆を認め、生後2時間後には、膨隆が増大し、拡大し、耳朶の周囲も腫脹してきた。体色は白色となり、呼吸数は80/分、呻吟も認めるようになった。
    頭頂部の膨隆として最も疑うのはどれか。
  • 脳瘤
  • 頭血腫
  • 海綿状血管腫
  • 帽状腱膜下血腫
  • 問24
    頭頂部の膨隆に対する助産師の最初の対応で適切なのはどれか。
  • 小児科医に早急に診察を依頼する。
  • 経皮ビリルビンを測定する。
  • 酸素投与で経過観察する。
  • 頭部の膨隆部に冷罨法を行う。
次の文を読み〔問題25〕、〔問題26〕、〔問題27〕に答えよ。
 34歳の初産婦。会社員。産褥7日。児は2,980gで出生し、生後5日から体重は増加傾向で、退院時2,880gである。授乳は約10回/日で母乳のみである。乳房緊満あり。児の吸啜は良好で、排尿は9回/日、排便は6回/日。実家は遠方なので里帰りせず、退院後は自宅で夫と2人で育児をする予定である。
  • 問25
    退院時の母児の状態のアセスメントで適切なのはどれか。
  • 授乳回数が多い。
  • 新生児の体重増加が不良である。
  • 母乳分泌の増加が期待できる。
  • 糖水を補足する必要がある。
  • 問26
    1か月健康診査に来院した。児の体重は3,730g。「子どもがよく泣くので夜何度も授乳します。もう前のようにお乳も張らなくなりました。本当は母乳だけで育てたいんですが」と言う。
    母親への対応で適切なのはどれか。
  • 搾乳方法を説明する。
  • 母乳は足りていると説明する。
  • 毎回母乳量を測定するよう勧める。
  • 夜間に人工乳を補足するよう勧める。
  • 問27
    この時「疲れて何もする気がしない。眠れないし食欲もない。仕事にももう戻れないかもしれない」とうつむいたまま無表情にぽつりぽつりと話す。
    この母親への対応で適切なのはどれか。
  • 早く仕事に復帰することを勧める。
  • 産後1か月ころは皆同じ状況だと伝える。
  • 実家に帰ることを勧める。
  • 保健師への支援依頼について話し合う。
次の文を読み〔問題28〕、〔問題29〕、〔問題30〕に答えよ。
 40歳の診療所勤務の助産師。助産所開業を希望していることを産科A診療所B医師に相談した。助産所は3階建ての自宅の1階を改築して1年後に開業を予定している。
  • 問28
    開業までに法的に準備しなければならないのはどれか。
  • 分娩台の購入
  • 従事者となる助産師の雇用
  • 嘱託医師の承諾
  • 助産所責任保険の加入
  • 問29
    自宅を改築する際に医療法施行規則で遵守するのはどれか。
  • 沐浴室の設置階
  • 入所室の広さ
  • 避難階段
  • 待合室の広さ
  • 問30
    助産所開業時の広告で適切でないのはどれか。
  • 入院設備あり
  • どこよりも温かいお産
  • 診察時間は個別に対応
  • 嘱託医師はA診療所B医師
解答: 2
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