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第94回 助産師国家試験 - 午前問題[1 - 30問]

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  • 問1
    ICM〈国際助産師連盟〉が示す基本的助産業務に必須な能力はどれか。
  • 専門医の診察を必要とする女性を判別し、照会する。
  • 助産師が中心となり女性の健康に関する方法を決定する。
  • 文化的背景が異なる女性に対して同一のケアを提供する。
  • 学童に必須な健康のために質の高い包括的なケアを提供する。
  • 問2
    女性の性ホルモンの変動で正しいのはどれか。
  • 思春期には、性ホルモンが低濃度のまま初経が発来する。
  • 妊娠初期には、妊娠黄体から分泌される性ホルモンが妊娠維持に寄与する。
  • 産褥期には、性ホルモンによって乳腺の機能が抑制される。
  • 更年期には、性ホルモンの低下に伴いFSHの分泌は減少する。
  • 問3
    胎児への放射線の影響で正しいのはどれか。
  • 閾線量未満であっても奇形発生のリスクはある。
  • 胎児の発癌に関する放射線の感受性は成人と同じである。
  • 妊娠10週以降の閾線量以上の被ばくでは精神発達地帯のリスクがある。
  • 閾線量以上の被ばくでは妊娠4週未満よりも妊娠4~10週の方が胎児死亡のリスクが高い。
  • 問4
    ディック・リードの理論で正しいのはどれか。
  • 緊張が痛みを増強する。
  • 痛みに閾値が存在する。
  • 一点を見つめることで痛みが緩和する。
  • 分娩経過の知識があると恐怖が増強する。
  • 問5
    在胎40週、2,200gで出生した男児。出生時の身長46cm、頭囲29cm。診察所見で眼裂の狭小、小下顎、不明瞭な人中および薄い上唇が認められた。
    最も疑われるのはどれか。
  • 18トリソミー
  • 21トリソミー
  • 先天性風疹症候群
  • 胎児性アルコール症候群
  • 問6
    精巣性女性化症候群で正しいのはどれか。
  • 子宮は存在する。
  • 核型は47,XYYである。
  • 精巣腫瘍の発生するリスクが高い。
  • 精巣からのアンドロゲン産生異常である。
  • 問7
    下垂体性排卵障害の治療法で適切なのはどれか。
  • GnRH療法
  • hMG-hCG療法
  • カウフマン療法
  • クロミフェン療法
  • 問8
    不均衡型胎児発育不全の原因となるのはどれか。
  • 先天奇形
  • 染色体異常
  • 子宮内感染
  • 母体低栄養
  • 問9
    分娩時の胎勢とその説明の組合せで正しいのはどれか。
1.
頭頂位
矢状縫合を先進部として骨盤に進入
2.
後頭位
前後径を含む平面で骨盤に進入
3.
前頭位
大斜径を含む平面で骨盤に進入
4.
額位
小斜径を含む平面で骨盤に進入
  • 問10
    分娩期の母体の変化で正しいのはどれか。
  • 白血球数は減少する。
  • 血液凝固能は低下する。
  • 子宮頸部のコラーゲンの量は減少する。
  • エストロゲン/プロゲステロン比が低下する。
  • 問11
    老年期の女性に多い疾患で正しいのはどれか。
  • 子宮脱では高率に子宮頸部の短縮をきたす。
  • 骨粗鬆症の治療には黄体ホルモン製剤が有効である。
  • 萎縮性膣炎の治療にはエストリオール製剤が有効である。
  • 妊娠・出産回数が多いことは子宮体癌の危険因子になる。
  • 問12
    過度妊娠で正しいのはどれか。
  • 胎児の成長は停止する。
  • 周産期死亡率は増加する。
  • 頻度は全妊娠の約10%である。
  • 胎便吸引症候群〈MAS〉のリスクは変化しない。
  • 問13
    前置胎盤で正しいのはどれか。
  • 常位胎盤よりも癒着胎盤の頻度が高い。
  • 母体年齢が低いと発症頻度が増加する。
  • 既往帝王切開妊婦での発症頻度が低い。
  • 常位胎盤よりも低出生体重児の頻度が低い。
  • 問14
    晩期産褥出血で正しいのはどれか。
  • 全分娩例の5~7%に生じる。
  • 2/3は機能性出血と分類される。
  • 出血の時期は分娩後1~2週が多い。
  • 胎盤ポリープが原因の場合、子宮収縮薬が有効である。
  • 問15
    在胎39週、3,400gで経膣分娩によって出生した新生児。生後2日目に39℃台の発熱と全身性の皮疹がみられた。活気はあり、その他の身体所見で異常を認めない。血小板5.4万/µL。CRP1.2mg/dL。皮膚の写真(別冊No.1 A、B)を別に示す。
    原因で考えられるのはどれか。

  • 大腸菌
  • リステリア菌
  • B群溶血性レンサ球菌〈GBS〉
  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌〈MRSA〉
  • 問16
    正期産児と比較した早産児の特徴で正しいのはどれか。
  • 不感蒸泄量が多い。
  • 肺内の気道抵抗が相対的に小さい。
  • 肝・筋のグリコーゲン貯蔵が多い。
  • 障害された中枢神経系は可塑性が低い。
  • 問17
    妊娠37週以降の胎児心拍モニタリングで正常なのはどれか。
  • 基線が100bpmである。
  • 40分以上にわたり基線細変動が5bpm以下である。
  • 30秒の間に基線から15bpm以上上昇し、2分未満で戻る。
  • 子宮収縮と同時に基線から30bpm低下し、2分未満で戻る。
  • 問18
    14歳の女子。地域の思春期相談窓口に電話をかけ「他に相談する場所がない。でもうまく話せる自信がない」と話した。
    電話を受けた助産師の初期対応で最も適切なのはどれか。
  • 思春期に多い相談内容を例示して話を促す。
  • 相談のために行動を起こしたことをねぎらう。
  • 話したいことを明確にしてからもう一度電話するように勧める。
  • 相談内容によっては親や教師へ連絡する場合があることを伝える。
  • 問19
    52歳の女性。事務職。2年前から無月経である。「最近よく汗をかき、体が熱いです。しょっちゅうイライラしています」と訴え、生活に関する助言を求めている。
    生活指導で適切なのはどれか。
  • 「仕事をされているので特に運動は必要ないでしょう」
  • 「体力維持のためにカロリーの高い食事を摂りましょう」
  • 「職場の定期健康診断を受けていれば問題ないでしょう」
  • 「友人との交際など、自分に合った気分転換方法を見つけましょう」
  • 問20
    分娩予定日の算出で正しいのはどれか。
  • 人工授精施行日に280日を加える。
  • 基礎体温の高温相の2日目に266日を加える。
  • hMg-hCG療法のhCG投与日に280日を加える。
  • 体外受精・胚移植の体外受精日に266日を加える。
  • 問21
    胎盤剥離徴候のうち、子宮底の位置の変化を観察するのはどれか。
  • Ahlfeld徴候
  • Küstner徴候
  • Schröder徴候
  • Strassmann徴候
  • 問22
    胎内環境不良を疑う胎児付属物の所見はどれか。
  • 臍帯偽結節
  • 臍帯の卵膜付着
  • 羊水中の白色の浮遊物
  • 胎盤母体面の5%程度の白色梗塞
  • 問23
    34歳の1回経産婦。3年前に分娩所要時間38時間で3,200gの児を経膣分娩した。妊娠39週0日。児の推定体重は2,710g。助産師外来にて「前回のお産では痛みが何時間も続く中で、陣痛室でずっと孤独で本当につらかった」とうつむいて話す。
    この産婦に対する最初の声かけで適切なのはどれか。
  • 「つらかったことが忘れられないのですね」
  • 「もっと長い時間かけて産む人もいますよ」
  • 「前回のことは忘れた方が、今回のお産がスムーズに進みますよ」
  • 「今回のお子さんは小さめだし分娩時間も半分くらいで済みますよ」
  • 問24
    無痛分娩(硬膜外麻酔)で正しいのはどれか。
  • 微弱陣痛に注意を要する。
  • sleeping babyが出生する。
  • 麻酔持続時間は約24時間である。
  • 局所麻酔薬を注入してから3~5分で作用する。
  • 問25
    正常新生児に人工乳を補足すべき状況はどれか。
  • 生後2日、血糖値が40mg/dL
  • 生後3日、出生時体重から7%減少
  • 生後4日、血清総ビリルビン値が14mg/dL
  • 生後5日、体重増加が20g/日
  • 問26
    産褥5日の初産婦。母乳分泌、新生児の哺乳力ともに良好である。左乳房の11時(上内側領域)と5時(下外側領域)の方向に硬結を触れる。授乳姿勢の図を示す。
    この方向の乳汁分泌を促す授乳姿勢はどれか。
1. 立ち飲み2. 抱き飲み
3. 横飲み4. 脇飲み
  • 問27
    妊婦健康診査の血液検査でHCV抗体陽性と判明した。HCV-RNA定量検査を行ったところ、「検出せず」との結果であった。
    産科管理として正しいのはどれか。
  • 分娩は帝王切開とする。
  • 授乳の制限は行わない。
  • 新生児のHCV抗体価検査を行う。
  • 妊婦にインターフェロン治療を行う。
  • 問28
    授乳の際、新生児が適切に吸着できていることを示唆する所見はどれか。
  • 舌を鳴らすような音が聞こえる。
  • 児の下唇が外向きに開いている。
  • 授乳終了直後の乳首が平らになっている。
  • 口をすぼめた形〈おちょぼ口〉になっている。
  • 問29
    地域母子保健活動で正しいのはどれか。
  • 支援活動の内容を一律にする。
  • 助産師が主導する活動をいう。
  • 母親同士の相互のつながりを活用する。
  • 妊娠・出産に関連した活動に限られる。
  • 問30
    地域母子保健活動を行う機関と事業の組合せで正しいのはどれか。
1.
助産所
育成医療の給付
2.
福祉事務所
助産施設への入所措置
3.
児童相談所
養育医療の給付
4.
市町村保健センター
療養の援護
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