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第96回 助産師国家試験 午前問題(1 - 30問)

問 31
分娩の三要素のうち、「産道」と「胎児およびその付属物」との相互関係によって生じるのはどれか。2つ選べ。
  1. 肩甲難産
  2. 子宮破裂
  3. 低在横定位
  4. 頸管無力症
  5. 原発性微弱陣痛
13
問 32
糖尿病合併妊婦への対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
  1. 妊娠によって耐糖能は悪化しやすいことを説明する。
  2. BMIが22の妊婦ではエネルギー付加は行わない。
  3. 食前血糖値が100mg/dL以下となるよう管理する。
  4. 血糖コントロールには経口血糖降下薬を用いる。
  5. リトドリン塩酸塩使用時には低血糖に注意する。
13
問 33
新生児の黄疸で直接ビリルビンが上昇するのはどれか。2つ選べ。
  1. 母乳性黄疸
  2. 胆道閉鎖症
  3. 新生児肝炎
  4. Rh式血液型不適合
  5. ABO式血液型不適合
23
問 34
日本で承認されている低用量経口避妊薬について正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 排卵を抑制する。
  2. 卵巣癌の発生率を高める。
  3. 子宮頸癌の予防効果がある。
  4. 黄体ホルモン単独製剤である。
  5. 不妊手術以外で最も避妊効果が高い。
15
問 35
妊娠28週の初妊婦で正常から逸脱している所見はどれか。2つ選べ。
  1. AFI25cm
  2. BPD70mm
  3. 子宮底長25cm
  4. 推定児体重800g
  5. 胎児心拍数140bpm
14
問 36
25歳の経産婦。妊娠40週。午前1時に子宮口3cm 開大で入院したが、陣痛が弱くなったため陣痛間欠時に眠っている。午前11時、陣痛周期は8~9分であり「痛みは強くありません」と言う。内診所見は、子宮口4cm開大、展退度70%、Station-1であった。胎児心拍数陣痛図は正常波形であった。未破水である。昼食は全量摂取している。昨夜排便があった。
陣痛を促進するための効果的なケアはどれか。2つ選べ。
  1. グリセリン浣腸を実施する。
  2. 努責を誘導する。
  3. 歩行を勧める。
  4. 入浴を勧める。
  5. 導尿する。
34
問 37
ともに外国籍の両親が日本国内で出生した児を日本で養育するために必要となるのはどれか。2つ選べ。
  1. 出生届の提出
  2. 日本国籍の申請
  3. 日本の戸籍の作成
  4. パスポートの申請
  5. 在留資格取得許可の申請
15
問 38
在胎30週、1,600gにて出生した新生児。保育器に収容され、呼吸障害に対して経鼻的CPAP療法が行われている。
このときのケアとして正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 動脈血酸素分圧〈PaO2〉100Torrを目標に酸素濃度を調節する。
  2. 経口哺乳は生後6時間から開始する。
  3. 投与する水分量の目安を 60mL/kg/日とする。
  4. 保育器内の温度は 36~37℃に設定する。
  5. 保育器内の湿度は60%に設定する。
35
問 39
生後2か月から接種が可能なワクチンはどれか。2つ選べ。
  1. Hibワクチン
  2. 麻疹ワクチン
  3. DPTワクチン
  4. 肺炎球菌ワクチン
  5. 日本脳炎ワクチン
14
問 40
分娩監視装置による連続的モニタリングが勧められるのはどれか。2つ選べ。
  1. 前期破水
  2. 予定日超過
  3. 分娩第1期
  4. 子宮収縮薬投与中
  5. 41mL以上のメトロイリンテル挿入中
45
次の文を読み41~43の問いに答えよ。
 52歳の女性。42歳で子宮筋腫に対して単純子宮全摘術を受けた。1年前からホットフラッシュや発汗が出現し、最近、その頻度が増して動悸や易疲労感を伴うようになったため来院した。来院時、身長154cm、体重43kg。脈拍64/分、血圧112/72mmHgである。
問 41
この女性の検査結果で上昇している可能性が高いのはどれか。
  1. 甲状腺刺激ホルモン〈TSH〉
  2. 卵胞刺激ホルモン〈FSH〉
  3. エストラジオール
  4. プロゲステロン
2
問 42
この女性はホルモン補充療法を受けることになった。
方法として適切なのはどれか。
  1. エストロゲン単独周期的投与法
  2. エストロゲン単独持続的投与法
  3. エストロゲン・プロゲスチン(黄体ホルモン製剤)併用周期的投与法
  4. エストロゲン・プロゲスチン(黄体ホルモン製剤)併用持続的投与法
2
問 43
この女性がホルモン補充療法を受けることで予防できるのはどれか。
  1. 乳癌
  2. 脳卒中
  3. 骨粗鬆症
  4. 静脈血栓塞栓症
3
次の文を読み44~46の問いに答えよ。
 Aさん(40歳、女性)は、36歳で結婚したが自然妊娠しなかったため、38歳から不妊専門クリニックで治療を受けている。既往歴に特記すべきことはない。これまで体外受精を4回受けた。今回の体外受精で受精後5日の胚2個を子宮内に移植し、妊娠反応陽性になった。
問 44
胚移植から4週経過した。3日前から下腹部膨満感と悪心とがあり、食事も摂れていないため来院した。身長155cm、体重50kg。体温37.0℃、脈拍60/分、血圧120/70mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)、尿ケトン体2+。診察にて腟分泌物は白色少量、子宮口は閉鎖。子宮は超鶏卵大で軟らかく、軽度の圧痛がある。経腟超音波検査の所見(別冊No.3)を別に示す。
診断で正しいのはどれか。
問44の画像
  1. 1絨毛膜1羊膜性双胎
  2. 1絨毛膜2羊膜性双胎
  3. 2絨毛膜1羊膜性双胎
  4. 2絨毛膜2羊膜性双胎
4
問 45
Aさんは悪阻の治療のため総合病院に入院となった。入院後、Aさんは「不妊治療を受けている間は妊娠を目標に頑張っていましたが、妊娠後のことまで深く考えていませんでした。私にはどんなリスクがあるのか、夫と一緒に聞いておきたいです」と話している。
Aさんと夫への説明として優先度が高いのはどれか。
  1. 子宮破裂
  2. 絨毛膜羊膜炎
  3. 児頭骨盤不適合
  4. 妊娠高血圧症候群
  5. 母児間輸血症候群
4
問 46
Aさんは妊娠37週1日で破水し、2,520gと2,600gの児を帝王切開にて分娩した。術後の経過は良好である。術後7日、Aさんは「無事に出産できてほっとしていますが、退院後の育児がきちんとできるか心配です。不妊治療で貯金を遣ってしまったので、経済的にもあまり余裕がありません」と不安そうである。
Aさんが今後の支援で活用できるのはどれか。
  1. 養育医療
  2. 新生児訪問指導
  3. 産科医療補償制度
  4. 特定不妊治療助成制度
2
次の文を読み47~49の問いに答えよ。
 36歳の初産婦。妊娠経過は順調であった。妊娠39週5日、午後11時に陣痛発来し、翌日午前2時に入院した。入院時の内診所見は、子宮口4cm開大、展退度30%、Station-2、未破水であった。
問 47
午前7時、陣痛間欠9分、陣痛発作30秒。内診所見は、子宮口5cm開大、展退度40%、Station-1、大泉門を1時方向に触れた。未破水である。
胎児の胎位で正しいのはどれか。
  1. 前方前頭位
  2. 前方後頭位
  3. 後方前頭位
  4. 後方後頭位
1
問 48
胎児心拍数陣痛図では正常波形であったので、病棟内を自由に歩行できるように分娩監視装置を外して経過観察した。午前10時、陣痛間欠
7分、陣痛発作30秒。内診所見は、子宮口5cm開大、展退度40%、Station-1、大泉門を1時方向に触れた。未破水である。胎児心拍数陣痛図は正常波形である。
この時点の処置として適切なのはどれか。
  1. 人工破膜
  2. メトロイリンテル挿入
  3. オキシトシン点滴静脈内注射
  4. プロスタグランディンE1誘導体腟坐薬の投与
3
問 49
午後3時に子宮口は全開大した。午後4時、陣痛間欠2分、陣痛発作60秒。内診所見は、子宮口全開大、展退度100%、Station+3、小泉門が先進し6 時方向に触れた。胎児心拍数陣痛図は正常波形である。
適切な対応はどれか。
  1. 経過観察する。
  2. McRoberts〈マックロバーツ〉体位をとらせる。
  3. 吸引分娩の準備をする。
  4. 帝王切開の準備をする。
1
次の文を読み50~52の問いに答えよ。
 41歳の初産婦。妊娠経過は順調であった。妊娠41週3日、午前7時に前期破水し、午前10時に入院した。体温37.0℃。内診所見は、子宮口3cm開大、展退度50%、Station-2であった。
問 50
入院時の胎児心拍数陣痛図(別冊No.4)を別に示す。
対応で正しいのはどれか。
問50の画像
  1. 1時間ごとにドップラーで間欠的胎児心拍数聴取を行う。
  2. 15分ごとにドップラーで間欠的胎児心拍数聴取を行う。
  3. 陣痛が規則的になってから連続的分娩監視装置モニタリングを再開する。
  4. 連続的分娩監視装置モニタリングを継続する。
4
問 51
午後6 時の内診所見は、子宮口9cm開大、展退度80~90%、Station±0、小泉門が10時方向に触れた。羊水流出がみられ、混濁はない。陣痛間欠2分、陣痛発作60秒。陣痛発作時、産婦は顔をしかめている。胎児心拍数陣痛図は正常波形であった。
この時点の援助で適切なのはどれか。
  1. 禁食とする。
  2. 努責の練習をする。
  3. 分娩体位をとってもらう。
  4. 背部から腰部へのマッサージを行う。
4
問 52
分娩時の第4回旋で正しいのはどれか。
  1. 児の右肩甲が先進し、顔面は母体の左大側に向く。
  2. 児の左肩甲が先進し、顔面は母体の左大側に向く。
  3. 児の右肩甲が先進し、顔面は母体の右大側に向く。
  4. 児の左肩甲が先進し、顔面は母体の右大側に向く。
2
次の文を読み53~55の問いに答えよ。
 Aさん(35歳、経産婦)。3,200gの児を正常分娩にて出産した。夫と2歳の長女との4人暮らし。実母は徒歩5分のところに住んでおり、手助けが必要なときはいつでも訪問が可能である。
問 53
助産師は、保健センターから新生児訪問の委託を受けて、生後28日に訪問した。「赤ちゃんの体重が増えない気がします。1回の授乳に40分から1時間かかって私が疲れるのでミルクに切り替えたい」と相談された。児の体重増加量は30g/日であった。
母乳哺育について優先して観察すべきAさんに関する項目はどれか。
  1. 食事内容
  2. 水分摂取量
  3. 授乳時の姿勢
  4. 乳房のタイプ
3
問 54
Aさんは「最近、長女が言うことを聞かない。いけないことだと分かっているが、授乳で疲れているときに反抗されると、イライラして長女を叩いてしまう」と話した。助産師はAさんの話をよく聴き、思いを受け止めた。
その後のAさんへの助言として適切なのはどれか。
  1. 「なぜ反抗するのかを長女に聞いてみましょう」
  2. 「叩きそうになったら大きく深呼吸しましょう」
  3. 「児童虐待再発防止プログラムに参加してみませんか」
  4. 「長女が言うことを聞かないときには厳しく叱りましょう」
2
問 55
エジンバラ産後うつ病自己質問票で、Aさんの得点は10点であった。
対応として適切なのはどれか。
  1. 子育て広場を紹介する。
  2. 乳児院への入所を勧める。
  3. 夫婦で精神科を受診するよう勧める。
  4. ファミリーサポートセンターを紹介する。
  5. 直ちに保健センターの母子担当の保健師に連絡をする。
5