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第105回 保健師国家試験 午前問題(1 - 30問)

問 31
地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律〈医療介護総合確保推進法〉において、地域包括ケアシステムとして包括的に確保されるのはどれか。2つ選べ。
  1. 介護予防
  2. 年金保険
  3. 雇用の促進
  4. 自然とのふれあいの推進
  5. 自立した日常生活の支援
15
問 32
学校保健の歴史的変遷で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 学制発布によって学校衛生の施策が始まった。
  2. 痘そうの蔓延によって学校看護婦が置かれた。
  3. 昭和16年(1941年)に学校看護婦は養護教諭に名称変更された。
  4. 学校教育法の改正によって養護教諭の保健授業担当が可能になった。
  5. 学校保健法の改正によって学校保健安全法が制定された。
15
問 33
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉の五類感染症のうち、直ちに届け出る必要があるのはどれか。2つ選べ。
  1. 麻しん
  2. 百日咳
  3. 破傷風
  4. 侵襲性髄膜炎菌感染症
  5. Creutzfeldt-Jakob〈クロイツフェルト・ヤコブ〉病
14
問 34
学校保健における組織活動で適切なのはどれか。2つ選べ。
  1. 校長は学校保健活動を管理する。
  2. 学校保健計画は副校長が策定する。
  3. 保健主事は学校保健活動を総括する。
  4. 養護教諭は保健室経営計画を立案する。
  5. 学校保健委員会は地域との連携を推進する。
45
問 35
市では乳幼児健康診査の集団指導において、防災および災害対策についての普及啓発を図ることとした。
集団指導の内容で適切なのはどれか。2つ選べ。
  1. 風呂の水をためておく。
  2. 母子健康手帳を常時携帯する。
  3. 最低日分の食料品を備えておく。
  4. 停電時にはブレーカーを入れておく。
  5. 非常用の持ち出し品はバッグに入れておく。
25
問 36
予防接種法で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 予防接種を受けることは国民の義務である。
  2. 定期予防接種の実施責任者は都道府県知事である。
  3. 定期予防接種は一類疾病と二類疾病に類型化されている。
  4. 定期予防接種の副反応による健康被害の救済が規定されている。
  5. 予防接種の総合的な推進を図るための予防接種基本計画が定められている。
45
問 37
市町村保健師における業務管理に該当するのはどれか。2つ選べ。
  1. 保健事業の質的評価
  2. 担当する支援対象者の評価
  3. 計画的人員配置の成果評価
  4. 地方公務員としての能力評価
  5. 協働して事業実施をした関係者に及ぼした影響評価
15
問 38
日本の人口に関する指標のうち、平成23年(2011年)以降、増加傾向にあるのはどれか。2つ選べ。
  1. 総人口
  2. 老年化指数
  3. 従属人口指数
  4. 年少人口割合
  5. 生産年齢人口割合
23
問 39
地域保健・健康増進事業報告で把握されるのはどれか。2つ選べ。
  1. 糖尿病の総患者数
  2. エイズに関する相談件数
  3. 退院患者の平均在院日数
  4. 乳児の健康診査の受診率
  5. 脳血管疾患の年齢調整死亡率
24
問 40
健康増進法に基づき市町村が実施するのはどれか。2つ選べ。
  1. 栄養指導員の任命
  2. 健康手帳の交付
  3. 骨粗鬆症検診
  4. 特定健康診査
  5. 妊婦健康診査
23
次の文を読み41〜43の問いに答えよ。
 A市内にある入所定員100人の介護老人保健施設。ショートステイも実施している。2月3日(月)に入所者と職員の13人が嘔吐と下痢などの症状を発症した。発症した入所者は全員、施設内の厨房で調理された給食を各階の食堂で食べており、食中毒の発生を疑った施設長から、保健所に電話で相談があった。相談を受けた保健所は、医師を含む調査チームを組んで施設に現地調査に向かうことにした。
問 41
調査チームのメンバーで適切なのはどれか。2つ選べ。
  1. 薬剤師
  2. 保健師
  3. 管理栄養士
  4. 環境衛生監視員
  5. 食品衛生監視員
25
問 42
施設への現地調査の結果、調理従事者の直近の検便結果に異常はなく、冬期のため乳幼児の面会は制限していたことがわかった。また、通常、職員は1階と2階とで担当が分かれているが、2月1日(土)に1階のショートステイで嘔吐・下痢の発症者が増えたため、2階の職員が1階のショートステイ利用者の吐物の処理や介護を行っていた。ショートステイ利用者と入所者、職員等について、発症日と発症者数等を表に示す。
問42の画像
今回の感染経路で「ショートステイ利用者からの感染」のほかに可能性が高いのはどれか。
  1. 面会者からの感染
  2. 給食食材からの感染
  3. 介護職員からの感染
  4. 調理従事者からの感染
3
問 43
今回の感染症は、ノロウイルスによる感染と判明した。2月10日(月)に、施設から保健所に「8日(土)以降は新たな発症者もなく、患者も快方に向かっている」と報告があり、集団発生の終息の時期について相談があった。
終息時期で適切なのはどれか。
  1. 初発患者の発生から1年後
  2. 最後に症状のあった患者の発生から1か月後
  3. 施設から提出された報告書によって保健所が判断
  4. 一定期間、新たな患者が発生しないことを確認して保健所が判断
4
次の文を読み44〜46の問いに答えよ。
 人口10万人のA市では、脳血管疾患の死亡割合が全国と比較して大きいことが明らかになった。そこで、脳血管疾患の予防対策の一環として血圧に注目し、一部の市民を対象とした塩分摂取量の把握のための聞き取りによる食事調査を行うこととした。
問 44
調査者の主観が影響しにくい標本を選ぶ方法はどれか。
  1. 制限
  2. 応募法
  3. 無作為抽出
  4. マッチング
  5. 無作為化(割付)
3
問 45
調査の対象者の塩分摂取量を評価するため、平成28年(2016年)の全国の結果と比較することにした。
比較するのに有用な統計資料はどれか。
  1. 国勢調査
  2. 医療施設調査
  3. 国民生活基礎調査
  4. 国民健康・栄養調査
4
問 46
調査の結果、全国と比較して塩分摂取量が多く、さらに塩分摂取量が多い対象者の血圧は、塩分摂取量が少ない対象者と比較して高いことが分かった。調査結果を表に示す。
問46の画像
高血圧に関して「塩分摂取量が多い」の「塩分摂取量が少ない」に対するオッズ比を求めよ。
ただし、小数点以下第2位を四捨五入すること。

解答:.
11
22
33
44
55
66
77
88
99
17
次の文を読み47〜49の問いに答えよ。
 平成26年(2014年)の医療法改正に伴い、A県は平成28年(2016年度)の第6次医療計画に地域医療構想を追記した。A県および構想区域B、Cについて、厚生労働省の示す地域医療構想策定ガイドラインにより推計された2025年の必要病床数推計値を表に示す。
状況設定問題の画像
問 47
A県および構想区域B、Cの2025年の必要病床数推計値の説明で正しいのはどれか。
1.A県全体での急性期の必要病床数推計値の割合は全国の値より低い。
2.構想区域Cの回復期の必要病床数推計値の割合はA県全体より低い。
3.構想区域B及びCの慢性期の必要病床数推計値の割合は同じである。
4.構想区域Bの高度急性期の必要病床数推計値はA県の5割を占めている。
    4
    問 48
    構想区域Cを所管する保健所では、必要病床数推計値に地域の実情を反映するために、管内の市町村と協働して18歳から64歳までの住民を無作為抽出し、独自に調査票送付によるアンケートを行うことにした。
    アンケートの質問項目で優先度が高いのはどれか。
    1. よく利用する医療機関の所在地
    2. 利用したい介護保険事業所のサービス
    3. 地域に不足していると感じる医療機能
    4. 緊急時に受診したい医療機関の所在地
    3
    問 49
    構想区域Cを所管する保健所の保健師は、地域医療構想に基づく切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築を、実際にどのように行っていくかについて、市町村の保健師と話し合いを行うことにした。
    初回に検討する内容で優先度が高いのはどれか。
    1. A県の第6次医療計画
    2. 市町村ごとの入院患者の状況
    3. 2025年の医療機能別の必要病床数推計値(全国ベース)
    4. 市町村ごとの介護給付における居宅サービスの利用状況
    2
    次の文を読み50、51の問いに答えよ。
     Aちゃん(3歳1か月、男児)。身長49cm、体重3,100gで出生した。市の3歳児健康診査に母親と来所した。自記式の問診票では、目・耳に関する特記事項はなく、相談したいことの欄には「昼間のおむつは取れたが、時々おしっこは失敗することがある」と記入されていた。生後11か月時に、鼠径ヘルニアによる手術の既往がある。今回の計測の結果は、身長90cm、体重11kgであった。過去の健康診査結果では、4か月児健康診査、1歳6か月児健康診査とも特記すべき事項はなかった。
    問 50
    問診時、Aちゃんに対するアセスメント項目で最も優先度が高いのはどれか。
    1. 体重
    2. 排泄
    3. 聴力
    4. 外科的疾患の既往
    1
    問 51
    問診の場面で、母親は「Aは友達と活発に遊び、食欲も旺盛でとても元気です」と話した。Aちゃんは机の上に置いてある紙や鉛筆に興味を示し、保健師と母親を交互に見ていた。
    Aちゃんの発達を評価するために、保健師がAちゃんに直接行う質問として適切なのはどれか。2つ選べ。
    1. 「お口はどこですか」
    2. 「お名前はなんですか」
    3. 「この絵の中で犬はどれですか」
    4. 「昨日は何をして遊びましたか」
    5. 「2つの丸のうち大きいのはどちらですか」
    25
    次の文を読み52、53の問いに答えよ。
     人口8万人のA市。定年が近い世代が多く居住しており、高齢化率は25%、要介護認定率17%、夜間人口が昼間人口に比べて高い。平成28年(2016年)の特定健康診査の実施率は45%、特定保健指導の対象者割合は20%であり、対象者には中性脂肪高値、次いで空腹時血糖高値を示す人が多い。特定保健指導対象者は増加傾向であるが、終了者はむしろ減少している。そこで、次年度から生活習慣病の重症化予防を目標に掲げ、重点的に取り組む計画である。
    問 52
    A市の状況から、生活習慣病の重症化予防対策を行う集団で最も優先度が高いのはどれか。
    1. 特定健康診査の受診者
    2. 特定健康診査の未受診者
    3. 特定健康診査の有所見者
    4. 特定保健指導の対象者
    5. 特定保健指導の未終了者
    5
    問 53
    A市では年々医療費が増大傾向にある。そのことを踏まえて、次年度から5か年の目標を設定し、生活習慣病の重症化予防のための事業計画を立案することになった。
    目標として設定する指標で最も優先されるのはどれか。
    1. 人工透析の新規導入者数
    2. 定期的に運動する人の数
    3. 特定健康診査受診者数
    4. がんによる死亡者数
    5. 要介護認定者数
    1
    次の文を読み54、55の問いに答えよ。
     Aさん(62歳、女性)。夫(67歳)と次男夫婦(ともに30代、会社員)の4人暮らしである。起立時にふらつきが見られたため、専門病院を受診したところ、脊髄小脳変性症と診断された。難病の医療費助成の申請書が保健所に届き、保健師は家庭訪問を実施した。Aさんは起立時にふらつくことはあるが、日常生活動作〈ADL〉は自立、専門病院に月1回、一人で受診している。既往歴に特記すべきことはない。脊髄小脳変性症については医師より病名の告知、説明は受けている。Aさんは料理が好きで、食事の準備はAさんが行っている。
    問 54
    現時点で、保健師が行うAさんの支援で適切なのはどれか。
    1. 嚥下訓練の導入を計画する。
    2. コミュニケーション手段を確立する。
    3. 料理が継続できるよう環境を整える。
    4. 訪問看護を導入し、ケア体制を整える。
    3
    問 55
    保健師が描いたAさん宅1階の見取り図を示す。Aさんと夫は1階で生活をし、日中はリビングで過ごし、夜は和室で布団に寝ている。2階は次男家族が使用している。台所とリビング、浴室は1階のみにあり、大きな段差は廊下から玄関に降りるところのみである。
    問55の画像
    Aさんの生活環境を改善するために現時点で優先度が高いのはどれか。
    1. 夜間のポータブルトイレの使用
    2. 夫婦の寝室を2階に移動
    3. 玄関にスロープを設置
    4. ベッドの使用
    4