第99回保健師国家試験 - 午後問題[1 - 30問]

問1
A町の胃がん検診精密検査の受診率を上げるための対応で最も適切なのはどれか。
  1. 精密検査受診啓発ポスターの掲示
  2. ケーブルテレビによる精密検査受診勧奨
  3. 保健師の家庭訪問による精密検査受診勧奨
  4. 健康推進員の家庭訪問による精密検査受診勧奨
3
問2
A市保健センターで実施する1歳6か月児健康診査に、外国人の両親が男児を連れて来所した。両親とも片言の日本語しか話せなかった。男児の発育は順調だが、母子健康手帳の予防接種の記録欄はすべて空白であった。
この親に必要な社会資源で優先度が高いのはどれか。
  1. 主任児童委員
  2. 近所の小児科医
  3. 通訳のボランティア
  4. ファミリーサポートセンター
3
問3
39歳の女性。「定期健康診断の結果に、BMI32、減量するようにと書かれていた。今まで運動しても続かなかった。この機会に再度運動に取り組みたい。どうしたらいいか」と市の健康相談に来所した。
保健師の支援で最も適切なのはどれか。
  1. 運動の必要性を説明する。
  2. 運動のパンフレットを渡す。
  3. 運動に関する講演会への参加を勧める。
  4. 運動の小集団健康教育への参加を勧める。
4
問4
第1子の低出生体重児。生後6日、2,400gで退院した。生後20日に家庭訪問した。児の体重は3,000g。母親は、「この子はよく泣くし、母乳が足りているのか不安です」と言う。
保健師の対応で最も適切なのはどれか。
  1. 「この時期の子どもは泣くものですよ」
  2. 「泣くたびに母乳をあげましょう」
  3. 「ミルクを足してみましょう」
  4. 「体重増加は順調ですよ」
4
問5
中学生を対象にした喫煙防止教室で適切なのはどれか。
  1. 喫煙経験を質問する。
  2. 喫煙経験のある生徒は対象としない。
  3. タバコの銘柄別ニコチン含有量の資料を配布する。
  4. 喫煙を勧められたときの断り方をロールプレイする。
4
問6
日本の在宅生活をしている高齢者の虐待の傾向はどれか。
  1. 虐待者は被虐待者の娘が最も多い。
  2. 被虐待者は女性より男性が多い。
  3. 被虐待者は要介護認定を受けている人が半数を超えている。
  4. 被虐待者は要介護認定者のうち認知症高齢者の日常生活自立度Iが最も多い。
3
問7
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に規定されている精神障害者の入院形態とその説明の組合せで正しいのはどれか。
1.
措置入院
指定病院への入院
2.
緊急措置入院
入院期間は96 時間以内
3.
医療保護入院
患者本人の同意が必要
4.
任意入院
入院時は指定医の診察が必要
1
問8
最近、転入してきた Down〈ダウン〉症候群と診断された児の母親から相談があった。母親は「子どもは小児科に通院しており、主治医からは順調に成長していると聞いているが、今後の育児のイメージがわかない」と話した。
現時点で保健師が母親に紹介するのに最も適切なのはどれか。
  1. 保育所
  2. 市内の育児サークル
  3. 児童家庭支援センター
  4. Down〈ダウン〉症児をもつ親の会
4
問9
84歳の女性。認知症。1人暮らし。日常生活自立度判定基準ランクⅡa、要支援2。身寄りはなく公営住宅の2階に住んでいる。民生委員から最近、金銭管理が困難になってきたようだと保健師に相談があった。
利用を勧めるサービスとして適切なのはどれか。
  1. 訪問介護
  2. 特別養護老人ホーム
  3. 日常生活自立支援事業
  4. 認知症対応型共同生活介護
3
問10
歯周病の予防として正しいのはどれか。
  1. 歯間ブラシを使用する。
  2. 軟らかい食べ物を摂取する。
  3. 歯茎部のブラッシングは避ける。
  4. フッ素化合物を定期的に塗布する。
1
問11
A市では近年、肥満傾向の住民が増加しているため、週1回3か月間の肥満予防教室を実施した。
プロセス評価の項目として適切なのはどれか。
  1. 教室の目標設定状況
  2. 毎回の教室で実施した内容
  3. 適正体重に変化した者の割合
  4. A市の特定健康診査受診者のうち肥満者の割合
2
問12
特定保健指導の事業評価を行うにあたって必要な項目はどれか。
  1. 特定保健指導の脱落者数
  2. 特定健康診査の未受診者数
  3. 特定保健指導の新規対象者数
  4. 特定健康診査結果における要医療者数
1
問13
市町村保健センターの予算編成で正しいのはどれか。
  1. 当初予算案は保健部門の長が議会に提出する。
  2. 議会の承認によって予算が成立する。
  3. 当該年度の予算編成は4月末までに行う。
  4. 介護保険事業費は衛生費に含まれる。
2
問14
A市では総合的な障害者地域生活支援システムを構築するため、関係者による連絡会議を定期的に開催することにした。A市にはNPO法人〈特定非営利活動法人〉等の障害者を支援する団体が複数あるが、公的なネットワークは形成されていな
い。
初回の会議の議題として優先度が高いのはどれか。
  1. 連絡会議の開催頻度
  2. 支援困難事例の検討
  3. 各団体の活動内容の紹介
  4. 障害者の就労状況調査の企画
3
問15
中学校の剣道部での熱中症の発生と予防について正しいのはどれか。
  1. 室内の練習では発生しない。
  2. 水分補給は休憩時間に限る。
  3. 暑い季節の休憩中は防具を外す。
  4. 休憩90分に1回を目安とする。
3
問16
従業員5,000人の企業に勤務する保健師。うつ病に対するポピュレーションアプローチを計画した。
適切なのはどれか。
  1. 職場復帰プログラムの作成
  2. 健康保険の給付状況の確認
  3. 従業員向けメンタルヘルス研修の実施
  4. 診療を行う常勤精神科医師の配置の提案
3
問17
介護保険について正しいのはどれか。
  1. 認定調査は居宅介護支援事業者が行う。
  2. 要介護認定には主治医意見書が必要である。
  3. 居宅介護サービス計画費の1割を自己負担する。
  4. 通所リハビリテーションは地域密着型サービスである。
2
問18
がん対策推進基本計画の目標項目で正しいのはどれか。
  1. がん罹患率
  2. がん検診受診率
  3. 緩和ケア病棟数
  4. がん患者支援団体数
2
問19
労働衛生管理の三管理でないのはどれか。
  1. 作業管理
  2. 健康管理
  3. 人事管理
  4. 作業環境管理
3
問20
難病対策について正しいのはどれか。
  1. 障害者自立支援法に基づき実施している。
  2. 関節リウマチは医療費の公費負担の対象である。
  3. 各都道府県に難病相談・支援センターを設置している。
  4. 難病患者等居宅生活支援事業は、都道府県が実施している。
3
問21
陽性反応的中度が上昇する理由として適切なのはどれか。
  1. 疾患の有病率が上昇した。
  2. 検査の特異度が低下した。
  3. 検査を受けた人が増加した。
  4. 基準値の変更で陽性者が増加した。
1
問22
日本の結核対策で正しいのはどれか。
  1. 生後3か月に達するまでにBCGを接種する。
  2. 潜在性結核感染症は医師の届け出の対象ではない。
  3. 接触者健康診断は接触者の居住地の保健所が実施する。
  4. 定期健康診断は都道府県知事が実施義務者となって行われる。
3
問23
A市の2地区でデータを取った。各項目について2地区間に差があるかどうかを統計学的に検定する。
t検定が適している項目はどれか。
  1. 性別
  2. 体重
  3. 年齢区分
  4. 5段階の自覚的健康度
2
問24
人口動態統計の情報を用いて算出する指標はどれか。
  1. 受療率
  2. 生活影響率
  3. 年少人口指数
  4. 合計特殊出生率
4
問25
公害健康被害の補償等に関する法律によって、第二種地域が指定された。
その汚染原因はどれか。
  1. 放射線
  2. アスベスト
  3. 六価クロム
  4. カドミウム
  5. ダイオキシン
4
問26
介護予防を推進する住民ボランティアを県内市町村で養成することになった。県庁介護予防担当課の保健師が市町村を介して、養成講座の実施を依頼するのは
どれか。
  1. 居宅介護支援事業者
  2. 在宅療養支援診療所
  3. 地域包括支援センター
  4. 訪問看護ステーション
  5. シルバー人材センター
3
問27
医療計画で正しいのはどれか。
  1. 予防接種計画を記載する。
  2. 地域保健法で策定が規定されている。
  3. 都道府県ごとに必要な医師数を定める。
  4. 一次医療圏ごとに必要な診療所数を定める。
  5. 二次医療圏ごとに一般病床の基準病床数を定める。
5
問28
二次予防の行動はどれか。2つ選べ。
  1. 市の胃がん検診を受診した。
  2. 毎日ラジオ体操に参加した。
  3. 脳梗塞後に言語療法を受けた。
  4. 同僚が結核に罹患したので胸部エックス線撮影を受けた。
  5. ヒトパピローマウイルス〈HPV〉ワクチンの接種を受けた。
14
問29
平成12年(2000年)に国連ミレニアム宣言に基づき取りまとめられたミレニアム開発目標(MDGs)に含まれるのはどれか。2つ選べ。
  1. 飢餓の撲滅
  2. 認知症の減少
  3. 高等教育の充実
  4. 福祉施設の整備
  5. マラリアの蔓延防止
15
問30
住民を対象にウォーキング教室を月2回のか月コースで開催する。
コース終了3か月後に行う教室参加者への影響評価で、指標として適切なのはどれか。2つ選べ。
  1. 参加者の出席回数
  2. 参加者の1日の歩数
  3. 参加者の健康診査の受診率
  4. 住民に対する参加者の割合
  5. 参加者のウォーキング継続者の割合
25

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