平成15年助産師国家試験出題基準 基礎助産学Ⅱ

目標1.正常な妊娠・分娩・産褥経過と新生児、乳幼児の健康水準を診断するために必要な基礎的知識を問う。
大項目中項目小項目
1. 妊娠の成立・維持A. 受精とホルモン
B. 受精の機序
C. 着床の機序
D. 妊娠維持機構
E. 妊娠持続期間
2. 胎児A. 胎児の発育a. 妊卵(胚)・胎芽・胎児
b. 胎児の形態
B. 臓器の成熟と器官形成(器官分化期または臨界期)a. 皮膚
b. 感覚器
c. 呼吸器
d. 循環器
e. 消化器
f. 血液、造血器
g. 泌尿器・生殖器
h. 神経・運動器
i. 内分泌・代謝
j. 免疫
3. 胎児付属物A. 卵膜
B. 羊水
C. 臍帯
D. 胎盤a. 胎盤の形態と機能
b. 胎児胎盤循環
c. 物質の胎盤通過性
4. 妊娠による母体の変化A. 生殖器の変化a. 子宮
b. 膣
c. 子宮付属器
d. 外陰部
e. 乳房
B. 全身の変化a. 内分泌
b. 呼吸器
c. 循環器
d. 消化器
e. 栄養、代謝
f. 排泄
g. 皮膚、粘膜
h. 神経系<精神、感覚器系>
C. 免疫能の特性a. 妊娠維持機構
b. 胎児の免疫学的機能
c. 母体-胎児間の免疫
5. 妊娠中の栄養A. 母体栄養と胎児発育
B. 母体栄養と妊娠合併症
6. 妊娠期の心理社会的変化A. 心理社会的特徴a. 心理社会的変化
b. 夫・家族との関係性
c. 発達上の危機
7. 分娩の基礎A. 分娩の定義
B. 分娩の種類
C. 分娩の三要素a. 胎児およびその付属物
b. 産道
c. 娩出力
8. 正常分娩A. 正常な分娩経過a. 分娩の前兆
b. 分娩開始
c. 分娩経過と持続時間(第1、2、3期)
B. 分娩の機序a. 陣痛発来の機序
b. 陣痛のメカニズム
c. 軟産道開大機転
d. 破水
e. 胎児の産道通過機転
f. 胎盤の剥離と娩出
g. 止血の機序
9. 分娩が母体および胎児に与える影響A. 母体への影響a. 循環機能
b. 呼吸機能
c. 腎機能
d. 腸管機能
B. 胎児への影響a. 胎児心拍の調節機序
b. 胎児仮死徴候
10. 分娩期の心理社会的変化A. 心理社会的特徴a. 心理社会的変化
b. 夫・家族との関係性
11. 産褥の経過A. 復古の機序と経過a. 性器の復古
b. 全身の復古
B. 泌乳の機序と経過a. 乳房の形態・機能の変化
b. 薬物の乳汁移行
12. 産褥期の心理社会的変化A. 心理社会的特徴a. 心理社会的変化
b. 母親・父親役割の発達
c. 産褥早期の親子関係
d. 愛着
e. 家族の関係性
13. 新生児の生理A. 身体的特徴
B. 生理的特徴a. 呼吸
b. 循環
c. 体温調節
d. 血液
e. 消化・吸収
f. 排泄
g. 代謝・内分泌
h. 神経機能
i. 免疫
j. 栄養
14. 新生児の行動A. 行動上の特徴a. 睡眠
b. 哺乳
c. 視力
d. 聴力
e. 味覚
f. 行動評価
15. 乳幼児の正常経過A. 乳児期a. 身体的特徴
b. 生理的特徴
c. 精神発達
d. 食と栄養
B. 幼児期a. 身体的特徴
b. 生理的特徴
c. 精神発達
d. 食と栄養
e. 社会的特徴
C. 予防接種
目標2.正常からの逸脱を識別できるために必要な妊娠・分娩・産褥・新生児・乳幼児の異常に関する基礎的な知識を問う。
大項目中項目小項目
16. 妊娠期の異常A. 妊娠疾患(産科合併症)a. 妊娠悪阻
b. 妊娠中毒症(子癇)
B. 妊娠持続期間異常a. 流産・切迫流産
b. 早産・前期破水・頸管無力症・絨毛羊膜炎
c. 過期妊娠
C. 着床異常a. 子宮外妊娠
b. 前置胎盤
D. 胎児性異常妊娠a. 子宮内胎児死亡
b. 子宮内発育遅延<IUGR>
c. 血液型不適合妊娠
d. 多胎妊娠
E. 胎児付属物性異常妊娠a. 常位胎盤早期剥離
b. 羊水量の異常
c. 絨毛性疾患
F. 合併妊娠・分娩a. 心疾患合併妊娠
b. 呼吸器疾患合併妊娠
c. 腎疾患合併妊娠
d. 甲状腺疾患合併妊娠
e. 糖尿病合併妊娠
f. 子宮奇形・子宮筋腫合併妊娠
G. 母子感染症a. 風疹ウイルス
b. サイトメガロウイルス
c. パルボウイルス
d. B型肝炎ウイルス
e. C型肝炎ウイルス
f. ヒト免疫不全ウイルス
g. 成人T細胞白血病ウイルス
h. 単純ヘルペスウイルス
i. 水痘ウイルス
j. クラミジア
k. トキソプラズマ
l. 梅毒トレポネーマ
17. 分娩期の異常A. 娩出力の異常
B. 産道の異常
C. 胎児の異常a. 胎位の異常
b. 回旋・進入の異常
c. 胎児仮死
d. 多胎
e. 奇形
D. 胎児付属物の異常a. 卵膜の異常
b. 臍帯の異常
c. 胎盤の異常
E. 胎児に起因する難産a. 巨大児
b. 肩甲難産
c. 奇形児
F. 児頭骨盤不均衡<CPD>
G. 遷延分娩
H. 軟産道損傷a. 膣会陰裂傷
b. 頸管裂傷
c. 子宮破裂
I. 弛緩出血
J. 産科ショックa. 出血性ショック
b. 羊水塞栓
c. 播種性血管内凝固症候群<DIC>
d. 敗血症性ショック
e. トキシックショック症候群
f. 子宮内反症
K. 子癇発作
18. 産褥期の異常A. 性器の異常a. 子宮退縮<復古>不全
b. 胎盤ポリープ
c. 晩期産褥出血
B. 産褥期感染症a. 産褥熱
b. 尿路感染症
C. 血栓・塞栓症a. 産褥血栓性静脈炎
b. 深部静脈血栓症・肺塞栓症
D. 乳房・乳腺異常a. 乳腺炎
E. 乳汁分泌異常a. 乳汁分泌不全
b. うつ乳
F. 産褥期精神障害a. マタニティブルーズ
b. 産褥精神病
G. 産褥後遺症a. 妊娠中毒症後遺症
b. 産褥の心疾患
c. 糖尿病
19. 新生児の異常A. 新生児の異常徴候a. 呼吸障害
b. チアノーゼ
c. 嘔吐
d. 腹部膨満
e. けいれん
f. 発熱
g. 黄疸
h. 低体温
i. 頭血腫
B. 新生児の疾患a. 新生児仮死
b. RDS<呼吸窮迫症候群>
c. 胎便吸引症候群
d. 高ビリルビン血症
e. 新生児メレナ
f. イレウス
g. 新生児皮膚疾患
h. 新生児眼疾患
i. 外表奇形
j. 分娩外傷
k. 感染症
l. 脳性麻痺
20. 低出生体重児・未熟児A. 低出生体重児および未熟児の定義a. 早産低出生体重児
B. 低出生体重児の特徴a. 外観
b. 呼吸
c. 循環
d. 体温
e. ビリルビン代謝
f. 水分代謝および腎機能
g. 血液
h. 免疫
i. 消化、吸収、代謝
C. 低出生体重児におこりやすい合併症a. RDS<呼吸窮迫症候群>
b. 無呼吸発作
c. 未熟児網膜症
d. 脳室内出血
e. 核黄疸
f. 壊死性腸炎
g. 感染症(敗血症、髄膜炎)
h. 未熟児貧血
D. 予後a. 成長・発達
b. 後遺症
c. 死亡率
21. 乳幼児におこりやすい疾患A. 感染症a. 麻疹
b. 突発性発疹
c. 手足口病
d. 百日咳
e. 溶血性連鎖球菌感染症
f. カンジダ症
B. 栄養障害
22. 母体、胎児の健康診査に必要な検査についての基礎知識A. 尿検査
B. 血液検査
C. 超音波検査a. 機器の使用法
b. 超音波胎児計測
c. 超音波血流計測
D. 胎児陣痛心拍数測定による検査a. 機器の使用法
b. 陣痛の判読
c. 胎児心拍の判読
d. 妊娠期の評価:NST・CST
e. 分娩期の評価
E. 包括的な胎児の健康状態の評価a. バイオフィジカルプロファイルスコア
F. 検体検査に必要な知識a. 検体の採取方法
b. 検体の取り扱い方法
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