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平成15年助産師出題基準 基礎助産学Ⅰ

目標1.助産の考え方、対象の特性および助産活動を行うために必要な基礎的知識の理解を問う。
大項目中項目小項目
1. 助産の概念A. 助産の意義
B. 助産の定義a. WHO<世界保健機関>
b. ICM<国際助産師連盟>
C. 助産師と倫理a. 助産師の職業倫理
D. 助産援助の展開a. 診断に基づいた援助
b. 正常な経過への援助
c. 問題解決への援助
2. 性・生殖と人種A. 女性の性・生殖の基本的な概念a. リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
B. 基本的人権とインフォームドコンセントa. 患者の権利と自己決定権
3. 生命倫理A. 性と生殖における倫理、クライエントの意思決定と擁護a. 助産師業務と生命倫理
b. 母体保護
c. 出生前診断
d. 不妊治療
e. 予後不良児
4. 助産の変遷A. 母子保健の変遷a. 日本
b. 諸外国
B. 助産の変遷a. 日本
b. 諸外国
C. 助産師の教育・研究
D. 助産のエビデンス
目標2.女性のらいふさいくるを通じた性と生殖の健康問題、性と生殖に関連する疾患および異常に関する基礎的な知識の理解を問う。
大項目中項目小項目
5. 女性のライフサイクル各期における健康課題A. 女性のライフサイクルにおける身体変化の特徴a. 思春期女性の二次性徴
b. 成熟期女性の妊娠・出産準備
c. 更年期女性の卵巣機能低下
d. 老年期女性の加齢
B. 女性のライフサイクル各期における心理社会的課題a. 思春期女性
b. 結婚・妊娠・出産・育児期の女性
c. 更年期女性
d. 老年期女性
C. 家族のライフサイクルa. 家族の機能と役割
b. 家族の発達課題
D. 母性・父性の親性の発達a. 母性・父性
b. 親性
c. 子育て
E. 性役割とジェンダーa. 性差とジェンダー
b. ジェンダー・アイデンティティ
c. ジェンダー・ステレオタイプ
6. 性と性行動A. 性a. 性とセクシュアリティ
b. 発達段階とセクシュアリティ
B. 性行動a. 性行動の生理と心理
b. 性反応
c. 性機能の分類・障害・治療
7. 母子の健康に影響を及ぼす因子A. 栄養a. 栄養状態の評価法
b. 栄養所要量
c. 食生活習慣
d. 有害物質の摂取
B. 物理・化学的環境a. 放射線
b. 電磁波
c. 粉塵
d. 環境汚染物質
C. 嗜好a. 喫煙
b. 飲酒
D. 薬剤a. 薬剤の催奇形性
b. 薬剤乱用
c. 分娩時使用薬剤のリスク
8. 性と生殖の形態・機能A. 発生と形態a. 染色体と遺伝子
b. 減数分裂
c. 遺伝の法則
d. 精子形成・卵子形成の過程
e. 性分化
B. 男性生殖器の構造と機能
C. 女性生殖器の構造と機能
D. 性周期と調節機序a. 中枢神経系と性機能調節
b. 卵巣機能・卵胞発育とその機能
c. 子宮内膜
d. 月経
e. 子宮頸部、膣、外陰部
f. 性周期が全身に及ぼす影響
9. 性と生殖に関連する薬物A. 思春期、成熟期、更年期と薬物
B. 妊娠・分娩・産褥期と薬物
10. 先天異常A. 常染色体異常a. ダウン症候群
b. 18トリソミー
c. 13トリソミー
B. 性染色体異常a. クラインフェルター症候群
b. ターナー症候群
C. 遺伝子疾患a. 常染色体優性遺伝
b. 常染色体劣性遺伝
c. 伴性劣性遺伝
D. 胎内感染症a. 風疹
b. サイトメガロウイルス感染症
c. トキソプラズマ感染症
d. 梅毒
11. ライフサイクル各期におこるおもな疾患A. 小児期の疾患a. 先天性代謝異常
b. 性分化異常
c. 感染症
d. 外性器の外傷
B. 思春期の疾患a. 若年性機能性子宮出血
b. 月経異常
c. 月経困難症
d. 摂食障害
e. 神経性食欲<思>不振症
f. 体重減少性無月経
g. ひきこもり
h. 処女膜閉鎖
i. 膣閉鎖
j. 子宮奇形
C. 成熟期の疾患a. 月経異常
b. 生殖器の感染症
c. 生殖器の腫瘍
d. 子宮内膜症
e. 乳房疾患
D. 更年期の疾患a. 更年期障害
b. 高脂血症
c. 虚血性心疾患
d. 骨粗鬆症
e. 更年期うつ
E. 老年期の疾患a. 膣炎
b. 子宮脱垂症
c. 感覚器疾患
d. 骨粗鬆症
e. 感染症
f. 各種悪性新生物
12. 性感染症A. ウイルス感染症a. 性器ヘルペス
b. 尖形コンジローマ
c. サイトメガロウイルス感染症
d. 伝染性単核球症
e. AIDS<後天性免疫不全症候群>
B. クラミジア感染症a. 尿道炎
b. 子宮頸管炎
c. 膣周囲炎
C. 細菌感染症a. 淋菌感染症
D. スピロヘータ感染症a. 梅毒
E. 真菌症a. カンジダ症
F. 原虫症a. トリコモナス膣炎
G. 寄生虫a. 疥癬
13. 不妊症A. 女性側原因
B. 男性側原因