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平成15年看護師出題基準 在宅看護論

目標1.在宅看護の特徴と在宅療養者および家族についての理解を問う。
大項目中項目小項目
1. 在宅看護の対象者とその生活A. 在宅看護の対象者a. 疾病をもつ人と家族
b. 障害をもつ人と家族
c. 生活自立が困難な人と家族
B. 対象者の生活a. 生活様式と価値観
2. 看護の継続性A. 施設と在宅を結ぶ看護a. 退院計画
b. 退院指導
c. 継続看護を担う部署と職種
d. 施設と地域の連携システム
B. 施設内看護と在宅看護の機能の相違と特徴a. 場の違いによる看護機能の特徴
b. 生活の場の選択条件
3. 在宅看護の特徴A. 生活の自立支援a. 役割の確立
b. 自己決定
c. セルフケア
d. 自立支援
e. 物品の利用とくふう
f. 権利擁護〈アドボカシー〉
B. 病状・病態の変化の予測と予防a. 病状経過の予測
b. 感染防止(結核、MRSA感染症、疥癬、HIV感染症/AIDS)
C. 生活のなかでおこる問題の予測と予防a. 転倒の防止
b. 窒息の防止
c. 熱傷の防止
d. 閉じこもりの防止
e. 虐待の防止
f. 災害時の被災予防
g. 介護力不足の予測
D. 家族介護者の理解と健康支援a. 家族介護者のアセスメント
b. 家族関係の調整
c. 介護方法の指導
d. 家族介護者の健康
E. チームケアの重要性a. 在宅チームケアの意義
b. 他職種との連携・協働
F. ケアマネジメントと看護の役割a. ケアマネジメントの概念
b. ケアマネジメントの過程
c. 社会資源の活用
d. サービスの調整
e. 介護保険との関連
目標2.在宅における看護実践についての理解を問う。
大項目中項目小項目
4. 在宅における生活支援の方法と技術A. 食a. 食事摂取能力のアセスメント
b. 摂食障害時の援助
c. 嚥下障害時の援助
B. 排泄a. 排泄障害のアセスメント
b. 排泄補助用具
c. 尿失禁時の援助
d. 便失禁時の援助
C. 清潔a. 清潔のアセスメント
b. 入浴
c. 清拭
d. 足浴
e. 口腔ケア
D. 移動a. 日常生活動作〈ADL〉・手段的日常生活動作〈IADL〉のアセスメント
b. 移動時の安全確保
c. 移動補助用具
5. 在宅における医療管理を必要とする人と看護A. 在宅医療と社会制度a. 在宅医療と診療報酬制度
b. 訪問看護師の医療行為
B. 薬物療法a. 服薬状況の把握
b. 医師および薬剤師との連携
C. 在宅酸素療法a. 対象者
b. 機器の種類
c. 日常生活の注意とくふう
d. 生活範囲の拡大
e. 指導と安全管理
D. 在宅人工呼吸療法a. 対象者
b. 人工呼吸器の構造と使い方
c. 気道内のケア
d. 指導と安全管理
e. QOL〈クオリティ・オブ・ライフ〉の向上
f. 社会資源の活用
E. 膀胱留置カテーテル法a. 対象者
b. 合併症の予防
c. 指導と安全管理
d. 医師との連携
F. 在宅経管栄養・経腸栄養法a. 対象者
b. 栄養剤の種類と特徴
c. 栄養評価
d. 合併症の予防
e. 指導と安全管理
f. 医師との連携
G. 在宅中心静脈栄養法a. 対象者
b. 中心静脈栄養法
c. 栄養評価
d. 合併症の予防
e. 指導と安全管理
f. 医師との連携
H. 在宅褥瘡管理a. 褥瘡発生のリスクアセスメント
b. 褥瘡発生予防
c. 褥瘡の分類
d. 指導と安全管理
e. 医師との連携
6. 在宅療養者の状態別看護A. 寝たきり者a. 寝たきり状態のアセスメント
b. 合併症の予防
c. 生活意欲の向上
d. 社会資源の活用
B. 痴呆性高齢者a. 痴呆のアセスメント
b. コミュニケーション
c. 問題行動
d. 社会資源の活用
C. 難病による療養者a. 特定疾患
b. 難病対策要綱
c. 急性増悪の早期発見と対応
d. 自己決定への支援
e. 社会資源の活用
D. ターミナル期の療養者a. 症状コントロール
b. 家族支援
c. チーム医療
d. 自己決定への支援
e. 遺族への看護
E. 生活自立困難者a. 自立度のアセスメント
b. 人間関係の調整
c. 社会資源の活用