平成22年看護師出題基準 成人看護学
目標1.成人の生活と健康についての理解を問う。
大項目 | 中項目 | 小項目 |
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1. 成人の特徴 | A. 生涯発達の特徴 | a. 身体の発達 |
b. 心理社会的発達 |
c. ライフサイクルにおける発達課題 |
B. 成人と生活 | a. 生活状況の変遷 |
b. 家族形態と機能 |
c. 日常生活を取り巻く環境 |
2. 成人に特有な健康綿代の特徴 | A. 生活習慣に関連する健康問題 | a. 生活習慣病の形成と予後 |
b. 生活習慣病の発生状況 |
B. 職業に関連する健康問題 | a. 就労条件・環境と病気 |
b. 職業病の発生状況 |
C. 生活ストレスに関連する健康問題 | a. 生活ストレスと健康問題 |
b. ストレス関連疾患の発生状況 |
目標2.成人を看護するときの基本的なアプローチについての理解を問う。
大項目 | 中項目 | 小項目 |
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3. 成人の特性や能力に応じたアプローチ | A. 成人としての自立を支える援助 | a. 健康行動の促進・阻害要因 |
b. ストレス・コーピング |
c. 成人教育の原理 |
B. 家庭・職場で責任ある役割を担う人への援助 | a. 社会的存在としての役割遂行 |
4. 健康の保持・増進、疾病の予防に向けたアプローチ | A. 生活習慣病の予防 | a. 日常生活習慣の指標 |
b. 定期健康診断システム |
B. 職業性疾患の予防 | a. 適切な作業環境と労働条件 |
b. 職業性疾患のアセスメントと対処 |
C. ストレスの予防と緩和 | a. ストレス状況と要因のアセスメント |
b. ストレスの緩和、解決方法 |
目標3.成人の健康レベルに応じた看護実践についての理解を問う。
大項目 | 中項目 | 小項目 |
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5. 急激な身体侵襲により急性期にある患者の看護 | A. 救急救命時の看護 | a. 緊急性と原因のアセスメント |
b. 心配停止状態への対応 |
c. 気管挿管時の援助 |
d. 人工呼吸器装着時の援助 |
e. 急性中毒への対処 |
f. 外傷・熱傷・骨折の応急処置 |
g. 危機的状態への精神的支援 |
B. 周手術期の看護 | a. 術後合併症のリスクアセスメント |
b. 術後合併症の予防と指導 |
c. 術前の不安のアセスメントと援助 |
d. 術前のボディイメージの変容への援助 |
e. 手術体位とその影響 |
f. 手術・麻酔による影響と援助 |
g. 術中の安全管理 |
h. 術後の疼痛管理 |
i. 術後合併症の予防 |
j. 早期回復促進への援助 |
k. 術後の機能障害と生活制限への援助 |
C. 化学療法時の看護 | a. 全身機能・骨髄抑制のアセスメントと対処 |
b. 抗がん薬投与時の管理とケア |
c. 心身・日常生活への援助 |
D. 放射線療法時の看護 | a. 全身機能・骨髄抑制のアセスメントと対処 |
b. 照射法と被爆防御 |
c. 放射線治療時の管理とケア |
d. 心身・日常生活への援助 |
6. 障害への適応と社会復帰への看護 | A. 障害受容への援助 | a. 障害受容への影響要因 |
b. 障害受容プロセスに応じた援助 |
B. 障害の改善と克服への援助 | a. 機能障害と日常生活動作のアセスメント |
b. 代償機能の獲得 |
c. 役割交代、職場調整 |
d. 身体障害者福祉法に基づく社会資源の活用 |
C. 社会参加への援助 | a. 国際生活機能分類<ICF>の概念 |
b. 社会参加・生活満足の要素と影響因子 |
7. 慢性的な経過をたどる健康障害への看護 | A. セルフケア行動形成・維持への援助 | a. 病いとともに生きる人・家族の理解 |
b. 生活習慣・ライフスタイルの調整 |
c. セルフケア行動継続への援助 |
d. 自己概念・自己効力感の把握と支援 |
B. 社会的支援の獲得への援助 | a. 家族・患者会への支援 |
b. 特定疾患治療研究事業の適用 |
8. 終末期の看護 | A. 終末期にある患者への援助 | a. 全人的苦痛のアセスメント |
b. 疼痛コントロール |
c. 死の受容過程と援助 |
d. QOLの保証 |
目標4.機能障害のある成人への看護実践についての理解を問う。
大項目 | 中項目 | 小項目 |
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9. 呼吸機能障害のある患者の看護 | A. 観察とアセスメント | a. 呼吸機能の検査と観察 |
b. 呼吸器症状の観察 |
c. 換気障害、ガス交換障害の程度と原因 |
d. 心身・日常生活への影響 |
B. 呼吸機能障害のある患者の看護 | a. 気管支鏡・造影検査時の援助 |
b. 胸腔穿刺検査時の援助 |
c. 胸腔鏡下手術時の援助 |
d. 抗アレルギー薬、気管支拡張薬、副腎皮質ステロイドの服薬指導 |
e. 吸入療法、胸腔ドレナージの管理 |
f. 呼吸困難・喀痰困難時の呼吸理学療法 |
g. 喘息発作時の援助 |
h. 貧血によるガス交換機能、酸素運搬能の障害への援助 |
i. 肺切除術での看護 |
j. 慢性呼吸不全患者の看護 |
10. 循環機能障害のある患者の看護 | A. 観察とアセスメント | a. 循環機能の検査と観察 |
b. 循環機能障害の程度と原因 |
c. 心身・日常生活への影響 |
B. 循環機能障害のある患者の看護 | a. 心臓カテーテル検査・心血管造影検査時の援助 |
b. ペースメーカー装着時の援助 |
c. 降圧・利尿薬、抗不整脈薬、抗狭心症薬の服薬指導 |
d. 抗凝固薬、血栓溶解薬、抗血小板薬の服薬指導 |
e. 虚血性心疾患時の生活指導 |
f. 経皮的冠動脈形成術での看護 |
g. 開心術での看護 |
h. 慢性心不全患者の看護 |
11. 栄養摂取・代謝障害のある患者の看護 | A. 咀嚼・嚥下障害の観察とアセスメント | a. 咀嚼・嚥下障害の検査と観察 |
b. 咀嚼・嚥下障害の程度と原因 |
c. 心身・日常生活への影響 |
B. 咀嚼・嚥下障害のある患者の看護 | a. 経管・経腸栄養法の管理と指導 |
b. 咀嚼・嚥下訓練 |
c. 嚥下障害部位に応じた食事摂取の援助 |
d. 喉頭・咽頭切除術での看護 |
e. 食道再建術での看護 |
C. 消化・吸収障害の観察とアセスメント | a. 消化・吸収機能の検査と観察 |
b. 消化・吸収機能障害に伴う症状の観察 |
c. 栄養状態の把握 |
d. 消化・吸収障害の程度と原因 |
e. 心身・日常生活への影響 |
D. 消化・吸収障害のある患者の看護 | a. 中心静脈栄養の適用と管理 |
b. 消化管内視鏡・造影検査時の援助 |
c. 胆汁瘻の管理と指導 |
d. 腹痛・嘔吐・吐血・下血・下痢の看護 |
e. 胃・十二指腸潰瘍の生活指導 |
f. 膵炎の生活指導 |
g. 腹腔鏡下手術での看護 |
h. 胆嚢摘出術での看護 |
i. 胃切除術での看護 |
j. 膵臓切除術での看護 |
k. 腸切除術での看護 |
E. 肝機能障害の観察とアセスメント | a. 肝機能の検査と観察 |
b. 肝機能低下・肝不全に伴う症状の観察 |
c. 肝機能障害の程度と原因 |
d. 心身・日常生活への影響 |
F. 肝機能障害のある患者の看護 | a. 肝生検時の援助 |
b. インターフェロン療法時の援助 |
c. 食道静脈瘤硬化療法の合併症予防 |
d. 食道静脈瘤の破裂予防と破裂時の対応 |
e. 肝庇護の生活指導 |
f. 肝性脳症の予防と生活指導 |
g. 胆管ドレナージの管理と援助 |
h. 肝動脈塞栓術での看護 |
i. 肝切除術での看護 |
G. 糖代謝障害の観察とアセスメント | a. 糖代謝の検査 |
b. 肥満度、摂取・消費エネルギーの算出 |
c. 高血糖症状、低血糖症状の観察 |
d. 糖代謝障害の程度と原因 |
e. 心身・日常生活への影響 |
H. 糖代謝障害のある患者の看護 | a. インスリン療法、経口糖尿病薬の服薬指導 |
b. 血糖自己測定の指導 |
c. インスリン自己注射の指導 |
d. 糖尿病の食事・運動療法の指導 |
e. 糖尿病の合併症予防と生活指導 |
I. 脂質・尿酸代謝障害の観察とアセスメント | a. 脂質・尿酸代謝の検査 |
b. 脂質・尿酸代謝機能障害に伴う症状の観察 |
c. 脂質・尿酸代謝障害の程度と原因 |
d. 心身・日常生活への影響 |
J. 脂質・尿酸代謝障害のある患者の看護 | a. 脂質異常症(高脂血圧)の生活指導 |
b. 高尿酸血症の生活指導 |
12. 内部環境調節障害のある患者の看護 | A. 内分泌機能の観察とアセスメント | a. 甲状腺機能の検査と観察 |
b. 甲状腺機能障害に伴う症状の観察 |
c. 甲状腺機能障害の程度と原因 |
d. 心身・日常生活への影響 |
B. 内分泌機能障害のある患者の看護 | a. 甲状腺切除術での看護 |
b. ホルモン補充療法・抗ホルモン療法の生活指導 |
c. ホルモンバランス失調状態の生活指導 |
C. 体液調節機能の観察とアセスメント | a. 腎機能の検査と観察 |
b. 腎機能低下に伴う症状の観察 |
c. 体液不均衡の程度と原因 |
d. 心身・日常生活への影響 |
D. 体液不均衡のある患者の看護 | a. 腎生検時の援助 |
b. 急性腎不全の病期に応じた生活指導 |
c. 慢性腎不全の病期に応じた生活指導 |
d. 透析療法の適用基準と選択 |
e. 血液透析・腹膜透析の管理 |
f. 維持透析の生活指導 |
g. 腎移植術での看護 |
E. 体温調節機能の観察とアセスメント | a. 発熱・熱型と随伴症状の観察 |
b. 体温異常の程度と原因 |
c. 心身・日常生活への影響 |
F. 体温調節機能障害のある患者の看護 | a. 熱中症・高体温への援助 |
b. 低体温への援助 |
13. 生体防御機能の障害のある患者の看護 | A. 免疫機能の観察とアセスメント | a. 炎症反応の観察 |
b. 免疫機能低下の程度と原因 |
c. 心身・日常生活への影響 |
B. 感染症の観察とアセスメント | a. 熱型の観察 |
b. 感染症に伴う症状の観察 |
c. 感染症の程度と原因 |
d. 心身・日常生活への影響 |
C. 免疫不全のある患者の看護 | a. 膠原病患者の看護 |
b. ヒト免疫不全ウイルス<HIV>感染症/後天性免疫不全症候群<AIDS>での生活指導 |
D. 免疫機能低下のある患者の看護 | a. 骨髄穿刺時の援助 |
b. 感染の予防と生活指導 |
c. 臓器移植での看護 |
d. 骨髄移植・幹細胞移植での看護 |
e. 白血病患者の看護 |
f. アレルギー疾患患者の看護 |
g. 臓器移植時の倫理的配慮 |
14. 感覚機能障害のある患者の看護 | A. 観察とアセスメント | a. 感覚機能の検査と観察 |
b. 感覚機能障害に伴う症状の観察 |
c. 感覚機能障害の程度と原因 |
d. 心身・日常生活への影響 |
B. 感覚機能障害のある患者の看護 | a. 点眼薬投与時の援助 |
b. 感覚障害への生活指導 |
c. 鼓室形成術での看護 |
15. 脳・神経機能障害のある患者の看護 | A. 観察とアセスメント | a. 脳・神経機能の検査と観察 |
b. 言語の表出と理解の観察 |
c. 頭蓋内圧亢進症状の程度と原因 |
d. 心身・日常生活への影響 |
B. 脳・神経機能障害のある患者の看護 | a. 髄液検査時の援助 |
b. 意識障害への援助 |
c. 注意・記憶障害への援助 |
d. 失語・構音障害への援助 |
e. 脳の血腫・腫瘍・動脈瘤摘出術での看護 |
f. 若年性認知症患者の看護 |
g. 脊髄損傷患者の看護 |
16. 運動機能障害のある患者の看護 | A. 観察とアセスメント | a. 運動機能の検査と観察 |
b. 日常生活動作の観察 |
c. 運動機能障害の程度と原因 |
d. 心身・日常生活への影響 |
B. 運動機能障害のある患者の看護 | a. 脊髄腔造影検査<ミエログラフィ>時の援助 |
b. 効果的な固定法・牽引法への援助 |
c. ギプス固定・各種牽引療法時の援助 |
d. 関節可動域訓練時の援助 |
e. 筋力増強訓練時の援助 |
f. 骨折の観血的整復術時の援助 |
g. 人工関節置換術での看護 |
h. 関節リウマチ患者の看護 |
17. 排泄機能障害のある患者の看護 | A. 排尿機能障害の観察とアセスメント | a. 排尿機能の検査と観察 |
b. 尿排泄障害の程度と原因 |
c. 心身・日常生活への影響 |
B. 排尿機能障害のある患者の看護 | a. 尿流動態検査、膀胱鏡検査時の援助 |
b. 膀胱留置カテーテルの管理 |
c. 間欠的自己導尿法の指導 |
d. 腹圧性尿失禁の運動訓練と生活指導 |
e. 脊髄損傷による排尿障害への援助 |
f. 脳卒中による排尿障害への援助 |
g. 尿路変更術での看護 |
C. 排便機能障害の観察とアセスメント | a. 排便機能の検査と観察 |
b. 排便機能障害の程度と原因 |
c. 心身・日常生活への影響 |
D. 排便機能障害のある患者の看護 | a. 大腸内視鏡検査、直腸診時の援助 |
b. イレウスの予防と生活指導 |
c. 脊髄損傷による排便障害への援助 |
d. 脳卒中による排便障害への援助 |
e. 直腸切除術・人工肛門造設術での看護 |
18. 性・生殖機能障害のある患者の看護 | A. 観察とアセスメント | a. 生殖・性機能の検査 |
b. 生殖器・性機能障害に伴う症状の観察 |
c. 性行動・性生活の把握 |
d. 生殖・性機能障害の程度と原因 |
e. 心身・性生活・日常生活への影響 |
B. 性・生殖機能障害のある患者の看護 | a. 内診、性機能検査時の援助 |
b. 勃起障害に対する薬物療法時の援助 |
c. 脳卒中および脊髄損傷による性機能障害への援助 |
d. 前立腺摘出術での看護 |
e. 子宮・卵巣摘出術での看護 |
f. 乳房切除術での看護 |