平成26年看護師出題基準 基礎看護学
目標1.看護の基礎となる概念について基本的な理解を問う。
大項目 | 中項目 | 小項目 |
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1. 看護の基本となる概念 | A. 看護の本質(概念) | a. 看護の定義 |
b. 役割と機能 |
c. 職業としての看護 |
d. 学問としての看護(主要な看護理論) |
e. 看護の変遷 |
B. 看護の対象としての人間 | a. 全体としての人間 |
b. 成長発達する存在 |
c. ライフサイクルと発達課題 |
d. ニーズをもつ存在 |
e. 生活者としての存在 |
f. 適応する存在 |
g. 社会・文化的存在 |
C. 人間と健康 | a. 健康のとらえ方 |
b. 健康の諸相 |
c. 健康への影響要因 |
d. 生活習慣とセルフケア |
e. QOL |
D. 看護における倫理 | a. 基本的人権、世界人権宣言、個人の尊厳 |
b. 医療の倫理原則 |
c. 患者の権利と擁護 |
d. 看護職者の倫理綱領 |
e. 倫理的葛藤と対応 |
2. 看護の展開 | A. 援助的関係の形成 | a. 信頼関係の構築 |
b. 看護の対象との協働 |
B. 根拠に基づいた実践 | a. 根拠に基づいた看護<EBN>の概念 |
b. クリティカルシンキング |
c. 問題解決過程 |
d. 標準看護計画の活用 |
C. チームアプローチ | a. チームカンファレンス |
b. 看護の継続性 |
c. 他職種との連携・協働 |
目標2.基礎的な看護技術について基本的な理解を問う。
大項目 | 中項目 | 小項目 |
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3. 共通基本技術 | A. コミュニケーション | a. コミュニケーションの構造とプロセス |
b. コミュニケーション技法 |
c. コミュニケーションに障害のある人々への対応 |
B. 学習支援 | a. 学習にかかわる諸理論 |
b. 対象者に合わせた目標設定 |
c. 対象者に合わせた支援方法と媒体の工夫 |
d. 個別指導・集団指導の特性と適用 |
C. 看護過程 | a. 情報の種類、収集方法と分析・解釈の統合 |
b. 看護問題の明確化と優先順位決定 |
c. 看護目標の設定と計画 |
d. 実施・評価 |
e. 看護記録の意義、必要性と種類 |
f. 報告の必要性と方法 |
g. 医療計画とクリニカルパス |
D. フィジカルアセスメント | a. 看護におけるフィジカルアセスメントの意義 |
b. 問診、視診、触診、聴診、打診の基本技術 |
c. 系統別のアセスメント |
E. 感染予防 | a. 感染の成立と予防 |
b. 標準予防策と感染経路別予防策 |
c. 手洗い、消毒、滅菌法、無菌操作 |
d. 感染性廃棄物の取り扱い |
e. 感染拡大の防止の対応 |
F. 安全管理<セーフティマネジメント> | a. 医療安全の概念と安全管理対策 |
b. 誤薬の起こりやすい状況と対策 |
c. 転倒・転落の起こりやすい状況と対策 |
d. チューブ・ライントラブルの起こりやすい状況と対策 |
e. 針刺し事故の起こりやすい状況と対策 |
G. 安楽確保 | a. ケアを通じてもたらされる安楽 |
b. 安楽な姿勢・体位の特徴 |
c. ボディメカニクスの原理と看護実践への活用 |
d. 安楽を保つための医療環境の調整 |
H. 終末時のケア | a. 死の兆候とケア |
b. 死亡後のケア |
c. 遺族へのかかわり(グリーフケア) |
4. 基本的日常生活援助技術 | A. 環境の調整 | a. 環境の調整 |
b. 病床の整備 |
B. 食事・栄養の援助 | a. 食事・栄養の意義 |
b. 健康な食生活と食事摂取基準、治療食・療養食 |
c. 食事・栄養摂取に影響する要因 |
d. 食事・栄養状態のアセスメント |
e. 食事摂取の自立困難な患者の援助 |
f. 嚥下障害のある患者の援助 |
g. 経管栄養法 |
h. 経静脈栄養法 |
C. 排泄の援助 | a. 排泄の意義 |
b. 排泄に影響する要因 |
c. 排泄のアセスメント |
d. 自然な排便・排尿を促す援助 |
e. トイレ歩行・ポータブルトイレでの排泄の援助方法 |
f. 床上での排泄の援助 |
g. 浣腸・摘便 |
h. 膀胱留置カテーテルの挿入と管理 |
i. 尿失禁・便失禁のある患者の援助 |
D. 活動と休息の援助 | a. 活動・運動の意義 |
b. 活動・運動に影響する要因 |
c. 活動・運動のアセスメント |
d. 体位変換 |
e. 床上運動・活動の援助 |
f. 歩行時の援助 |
g. 車椅子への移乗、車椅子での移動・移送 |
h. ストレッチャーへの移動、ストレッチャーでの移送 |
i. 療養生活におけるレクリエーション |
j. 休息・睡眠の意義 |
k. 休息・睡眠に影響する要因 |
l. 休息・睡眠のアセスメント |
m. 休息・睡眠を促す援助 |
E. 清潔・衣生活の援助 | a. 清潔・衣生活の意義 |
b. 清潔・衣生活に影響する要因 |
c. 清潔・衣生活のアセスメント |
d. 清潔行動・衣生活の自立度に応じた援助 |
e. 身体各部の清潔の援助 |
5. 診療に伴う技術 | A. 呼吸・循環・体温調整 | a. 呼吸・循環・体温調整のアセスメント |
b. 呼吸を楽にする姿勢・呼吸法 |
c. 血圧・血流を保持する姿勢 |
d. 酸素吸入の適応と方法 |
e. 口腔内・鼻腔内・気管内吸引 |
f. 胸腔ドレナージの管理 |
g. 排痰法 |
h. 温罨法・冷罨法 |
i. 保温・体温管理 |
B. 創傷管理 | a. 創傷の治癒過程 |
b. 創傷のアセスメント |
c. 褥瘡の予防と治癒の促進 |
d. ドレッシング・包帯法 |
C. 与薬 | a. 与薬における看護師の役割 |
b. 薬物療法の基本 |
c. 薬剤の種類と取り扱い方法 |
d. 与薬方法と効果の観察 |
D. 救命救急処置 | a. 生命の危機的状況のアセスメント |
b. 一次救命処置 |
c. 止血法 |
d. 胃洗浄 |
E. 生体機能のモニタリング | a. 診察・検査時の看護師の役割 |
b. 検体検査(尿、便、喀痰、血液、胸水、腹水、骨髄液) |
c. 生体検査 |
d. 経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>の測定、血糖測定 |
e. ME機器の取り扱いとモニタリング |
目標3.保健・医療・福祉の中で看護の果たす役割について基本的な理解を問う。
大項目 | 中項目 | 小項目 |
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6. 看護の役割と機能を支える仕組み | A. 看護の場に応じた活動と専門分化 | a. 在宅における看護活動 |
b. 医療施設における看護活動 |
c. 保健福祉施設における看護活動 |
d. 看護職の各種資格と活動(認定看護師、専門看護師の活動) |
B. 継続看護 | a. 施設内における継続 |
b. 施設間における継続 |
c. 退院調整 |
C. 保健・医療・福祉の連携 | a. 保健・医療・福祉のチームにおける看護職の役割・活動 |
b. 他職種との連携 |
c. 保健・医療・福祉の連携を支えるしくみ |
D. 看護管理 | a. 看護管理の概念 |
b. 看護組織と職務 |
c. 看護業務管理と看護基準 |
d. 安全管理<セーフティマネジメント> |
e. 看護提供システム |
f. 継続教育、キャリア開発 |
g. 看護職員の労働安全衛生 |
E. 看護制度、看護行政 | a. 看護制度の変遷 |
b. 看護教育制度の変遷 |
c. 看護行政の組織 |
d. 看護にかかわる診療報酬 |
e. 看護職員の確保 |
f. 看護職員の労働環境 |