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平成30年看護師出題基準 基礎看護学

目標1.看護の基本となる概念について基本的な理解を問う。
大項目中項目小項目
1. 看護の基本となる概念A. 看護の本質a. 看護の定義
b. 役割と機能
c. 職業としての看護
d. 学問としての看護
e. 看護の変遷
B. 看護の対象a. 全体<whole>としての人間
b. 成長・発達する存在
c. ニーズをもつ存在
d. 生活を営む存在
e. 適応する存在
f. 社会・文化的存在
g. ライフサイクルと発達課題
C. 健康と生活a. 健康のとらえ方
b. 健康の諸相
c. 健康への影響要因
d. 生活習慣とセルフケア
e. QOLの維持と向上
D. 看護における倫理a. 基本的人権、世界人権宣言、個人の尊厳
b. 医療の倫理原則
c. 患者の権利と擁護
d. 倫理綱領
e. 倫理的葛藤と対応
2. 看護の展開A. 対象との関係の形成a. 信頼関係
b. 援助関係
c. 協働関係
B. 基盤となる思考過程a. 根拠に基づいた看護<EBN>
b. クリティカル・シンキング
c. 問題解決過程
C. 看護における連携と協働a. 看護の継続性
b. 看護職間の連携と協働
c. 多職種間の連携と協働
d. チームでの活動
目標2.基礎的な看護技術と適用のための判断プロセスについて基本的な理解を問う。
大項目中項目小項目
3. 看護における基本技術A. コミュニケーションa. コミュニケーションの構造とプロセス
b. コミュニケーション技法
c. コミュニケーションに障害のある人々への対応
B. 学習支援a. 学習に関わる諸理論
b. 対象者に合わせた目標設定
c. 対象者に合わせた支援方法と媒体の工夫
d. 個別指導・集団指導の特性と適用
C. 看護過程a. 情報の種類・収集方法、情報の分析・統合
b. 看護問題の明確化と優先順位決定
c. 看護目標の設定と計画
d. 実施
e. 評価
D. 看護情報管理a. 医療情報と看護情報
b. 看護における情報管理
c. 看護情報の記録・報告と共有
E. フィジカルアセスメントa. 看護におけるフィジカルアセスメントの意義
b. 医療面接(インタビュー、問診)
c. 身体診察(視診、触診、聴診、打診)の基本
d. 全身の診察(全身の観察、バイタルサイン)
e. 系統別のフィジカルアセスメント
F. 感染防止対策a. 感染の成立と予防
b. 標準予防策<スタンダードプリコーション>と感染経路別予防策
c. 手洗い、消毒、滅菌法、無菌操作
d. 感染性廃棄物の取り扱い
e. 感染拡大の防止の対応
G. 安全管理<セーフティマネジメント>a. 医療安全の概念と安全管理<セーフティマネジメント>
b. 誤薬の起こりやすい状況と対策
c. 転倒・転落の起こりやすい状況と対策
d. チューブ・ライントラブルの起こりやすい状況と対策
e. 針刺しの起こりやすい状況と対策
H. 安楽の確保a. 安楽の概念
b. ボディメカニクスの原理と看護実践への活用
c. 安楽な姿勢・体位の保持
d. 安楽を提供するためのケア(マッサージ、痛みの軽減、罨法)
e. 安楽を保つための療養環境の調整
I. 終末期のケアa. グリーフケア
b. 死亡後のケア
4. 基本的日常生活援助技術A. 環境の調整a. 環境調整の意義
b. 療養環境のアセスメント
c. 療養環境の調整と整備
B. 食事と栄養a. 食事と栄養の意義
b. 健康な食生活と食事摂取基準
c. 治療食、療養食
d. 食事と栄養に影響する要因
e. 食事と栄養のアセスメント
f. 食事摂取の自立困難な人への援助
g. 嚥下障害のある人への援助
h. 経管・経腸栄養法
i. 経静脈栄養法
C. 排泄a. 排泄の意義
b. 排泄に影響する要因
c. 排泄のアセスメント
d. 自然な排泄を促す援助
e. トイレ・ポータブルトイレでの排泄の援助
f. 床上での排泄の援助
g. 自然な排泄が困難な人への援助
h. 尿失禁・便失禁のある人への援助
D. 活動と運動a. 活動と運動の意義
b. 活動と運動に影響する要因
c. 活動と運動のアセスメント
d. 活動と運動を促す援助
e. 療養生活におけるレクリエーション
E. 休息と睡眠a. 休息と睡眠の意義
b. 休息と睡眠に影響する要因
c. 休息と睡眠のアセスメント
d. 休息と睡眠を促す援助
F. 清潔と衣生活a. 清潔と衣生活の意義
b. 清潔と衣生活に影響する要因
c. 清潔と衣生活のアセスメント
d. 清潔行動・衣生活の自立困難な人への援助
5. 診療に伴う看護技術A. 呼吸、循環、体温調整a. 呼吸・循環・体温調整のアセスメント
b. 呼吸を楽にする姿勢と呼吸法
c. 血圧・血流を保持する姿勢
d. 酸素吸入の適応と方法
e. 口腔内・鼻腔内・気管内吸引の適応と方法
f. 排痰法の適応と方法
g. 体温調整のための方法
B. 皮膚・創傷管理a. 創傷の治癒過程
b. 創傷のアセスメント
c. 洗浄、保護、包帯法
d. 褥瘡の予防と治癒の促進
C. 与薬a. 与薬における看護師の役割
b. 薬剤の種類と取り扱い方法
c. 与薬方法と効果の観察
D. 輸液・輸血管理a. 輸液・輸血の種類と取り扱い方法
b. 輸液・輸血の管理方法
c. 輸液・輸血の副作用(有害事象)の観察
E. 救命救急処置a. 生命の危機的状況のアセスメント
b. 一次救命処置<BLS>
c. 止血法
F. 生体機能のモニタリングa. 診察・検査時の看護師の役割
b. 検体検査(血液、尿、便、喀痰、胸水、腹水、骨髄液)
c. 生体検査(エックス線撮影、超音波、CT、MRI、心電図、内視鏡、核医学)
d. 経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>の測定、血糖測定
e. モニタリング機器の取り扱い
目標3.保健・医療・福祉の中で看護の果たす役割について基本的な理解を問う。
大項目中項目小項目
6. 看護の役割と機能A. 看護の場に応じた活動a. 在宅における看護活動
b. 医療施設における看護活動
c. 保健施設と福祉施設における看護活動
B. 保健・医療・福祉の連携と継続看護a. 保健・医療・福祉のチームにおける看護職の役割と機能
b. 保健・医療・福祉の連携を支える仕組み
c. 施設内・施設間における継続看護