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令和5年看護師出題基準 基礎看護学

目標1.看護の概念及び展開について基本的な理解を問う。
大項目中項目
(出題範囲)
小項目
(キーワード)
1. 看護の基本となる概念A. 看護の本質
  • 看護の定義
  • 役割と機能
  • 看護の変遷
B. 看護の対象
  • 全体<whole>としての人間
  • 成長・発達する存在
  • ニーズをもつ存在
  • 生活を営む存在
  • 適応する存在
  • 社会・文化的存在
  • ライフサイクルと発達課題
C. 健康と生活
  • 健康のとらえ方
  • 健康のレベル
  • 健康への影響要因
  • 生活習慣とセルフケア
  • QOLの維持と向上
  • 生活の場
D. 看護における倫理
  • 基本的人権、世界人権宣言、個人の尊厳
  • 倫理原則、職業倫理
  • 患者の権利と擁護
  • 倫理的葛藤と対応
2. 看護の展開A. 対象との関係の形成
  • 信頼関係
  • 援助関係
B. 基盤となる思考過程
  • 根拠に基づいた看護<EBN>
  • クリティカル・シンキング
  • 問題解決過程
C. 看護における連携と協働
  • 看護職間の連携と協働
  • 多職種間の連携と協働
  • チームでの活動
目標2.基礎的な看護技術と適用のための判断プロセスについて基本的な理解を問う。
大項目中項目
(出題範囲)
小項目
(キーワード)
3. 看護における基本技術A. コミュニケーション
  • コミュニケーションの目的と構成要素
  • コミュニケーションの基本的な技法
  • コミュニケーションに障害のある人々への対応
B. 学習支援
  • 学習に関わる諸理論
  • 学習支援の方法と媒体
  • 学習支援プロセス
C. 看護過程
  • 情報収集
  • アセスメント
  • 計画
  • 実施
  • 評価
D. 看護業務に関する情報
  • 看護業務に関する情報の種類
  • 看護業務に関する情報の記録・報告・共有
E. フィジカルアセスメント
  • 看護におけるフィジカルアセスメントの意義
  • 問診の基本
  • 身体診察(視診、触診、聴診、打診)の基本
  • 全身の診察(全身の観察、バイタルサイン)
  • 系統別のフィジカルアセスメント
F. 感染防止対策
  • 感染の成立と予防
  • 標準予防策<スタンダードプリコーション>と感染経路別予防策
  • 手洗い、消毒、滅菌法、無菌操作
  • 感染性廃棄物の取り扱い
  • 感染拡大の防止の対応
G. 安全管理<セーフティマネジメント>
  • 医療安全の概念
  • 誤薬の予防と対策
  • 転倒・転落の予防と対策
  • チューブ・ライントラブルの予防と対策
  • 針刺しの予防と対策
H. 安楽の確保
  • 安楽の概念
  • ボディメカニクスの原理と看護実践への活用
  • 安楽な姿勢・体位の保持
  • 安楽を提供するためのケア
  • 安楽を保つための療養環境の調整
I. 終末期のケア
  • 終末期の患者のケア
  • 終末期の家族のケア
  • 死亡後のケア
4. 日常生活援助技術A. 環境
  • 療養環境のアセスメント
  • 療養環境の調整と整備
B. 食事と栄養
  • 健康な食生活と食事摂取基準
  • 治療食、療養食
  • 食事と栄養に影響する要因
  • 食事と栄養のアセスメント
  • 食事摂取の自立困難な人への援助
  • 嚥下障害のある人への援助
  • 経管・経腸栄養法
  • 経静脈栄養法
C. 排泄
  • 排泄に影響する要因
  • 排泄のアセスメント
  • 自然な排泄を促す援助
  • トイレ・ポータブルトイレでの排泄の援助
  • 床上での排泄の援助
  • 自然な排泄が困難な人への援助
  • 尿失禁・便失禁のある人への援助
D. 活動と運動
  • 活動と運動に影響する要因
  • 活動と運動のアセスメント
  • 活動と運動を促す援助
E. 休息と睡眠
  • 休息と睡眠に影響する要因
  • 休息と睡眠のアセスメント
  • 休息と睡眠を促す援助
F. 清潔と衣生活
  • 清潔と衣生活に影響する要因
  • 清潔と衣生活のアセスメント
  • 清潔行動・衣生活の自立困難な人への援助
5. 診療に伴う看護技術A. 呼吸、循環、体温調整
  • 呼吸・循環・体温調整のアセスメント
  • 呼吸を楽にする姿勢と呼吸法
  • 血圧・血流を保持する姿勢
  • 酸素吸入の適応と方法
  • 口腔内・鼻腔内・気管内吸引の適応と方法
  • 排痰法の適応と方法
  • 体温調整のための方法
B. 皮膚・創傷管理
  • 創傷の治癒過程
  • 創傷のアセスメント
  • 洗浄、保護、包帯法
  • 褥瘡の予防と治癒の促進
C. 与薬
  • 与薬における看護師の役割
  • 薬剤の種類と取り扱い方法
  • 与薬方法と効果の観察
  • 与薬の副作用(有害事象)の観察
D. 輸液・輸血管理
  • 輸液・輸血の種類と取り扱い方法
  • 輸液・輸血の管理方法
  • 輸液・輸血の副作用(有害事象)の観察
E. 救命救急処置
  • 生命の危機的状況のアセスメント
  • 一次救命処置<BLS>
  • 止血法
F. 生体機能のモニタリング
  • 診察・検査時の看護師の役割
  • 検体検査(血液、尿、便、喀痰、胸水、腹水、骨髄液)
  • 生体検査(エックス線撮影、超音波、CT、MRI、心電図、内視鏡、核医学)
  • 経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>の測定、血糖測定
  • モニタリング機器の取り扱い
目標3.保健・医療・福祉の中で看護の果たす役割について基本的な理解を問う。
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(出題範囲)
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6. 看護の役割と機能A. 看護の場に応じた活動
  • 在宅における看護活動
  • 医療施設における看護活動
  • 保健施設と福祉施設における看護活動
B. 保健・医療・福祉の連携と継続看護
  • 保健・医療・福祉のチームにおける看護職の役割と機能
  • 保健・医療・福祉の連携を支える仕組み
  • 施設内・施設間における継続看護