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平成26年保健師出題基準 健康危機管理

目標1.健康危機管理の理念と目的、制度とシステム、健康課題及び展開方法について基本的な理解を問う。
大項目中項目小項目
1. 健康危機管理対策A. 健康危機管理の定義と要因a. 健康危機管理の定義・分類
b. 健康危機を起こす要因(災害、感染症、食品、飲料水、化学物質、放射線、事故)
B. リスクマネジメントa. リスクアセスメント
b. リスクへの対応とその評価
c. 事業継続計画<BCP(BusinessContinuityPlan)>
d. リスクコミュニケーション
C. 健康危機管理の要素a. 平常時の体制準備
b. 情報収集、初動調査
c. 原因分析
d. 健康危機のレベルに応じた対策の検討・決定
e. 被害者、家族、地域住民への対応
f. 健康被害の拡大防止
g. 健康回復へ向けた支援、外傷後ストレス障害<PTSD>への対応
h. 対策の評価
i. 再発防止
j. 広報およびマスコミ対策
2. 感染症集団発生時の保健活動A. 感染症調査a. 初動体制
b. 積極的疫学調査
c. 患者調査、接触者調査、環境調査
d. 疫学解析
B. 集団発生時の保健活動a. 集団発生時の患者・接触者・関係者への保健指導
b. 感染経路別の対策
c. 手洗い指導
d. 消毒
e. 予防接種
f. 集団施設の種類に応じた対策(保育園、高齢者施設、障害者施設、医療機関)
3. 災害と保健活動A. 災害の定義と災害時の保健活動の目的a. 災害の定義・分類
b. 災害時の保健活動の目的
c. 自然災害に対する健康危機管理
d. 大規模人為災害に対する健康危機管理
B. 災害への保健活動の制度とシステムa. 災害支援の関係法規
b. 災害支援の制度とシステム
C. 平常時の保健活動a. 災害時の要支援者の実態把握
b. 災害対策マニュアル、災害訓練
c. 防災・減災教育・普及啓発
d. 救援・支援ネットワーク構築
D. 災害応急対策期の保健活動a. 発災直後の初動対策
b. 被害状況に関する情報収集・情報集約
c. 緊急的健康課題の分析
d. 救護班・避難所・在宅での健康ニーズの把握と対応
e. 避難所・地域の環境モニタリングと対策
f. 緊急支援活動のマネジメント
E. 災害復旧・復興対策期の保健活動a. 避難所・仮設住宅・在宅生活者の健康ニーズの把握、活動計画の策定、実施、評価、見直し
b. 二次的健康障害(外傷後ストレス障害<PTSD>、廃用症候群(生活不活発病)、孤独死)の予防と対応
c. 職員及び支援者の心身の健康管理
d. 支援要請の検討と支援活動のコーディネート
e. コミュニティ再構築への支援
f. 中長期の健康課題の特定と保健活動の進行管理
g. 復興期における保健計画の策定・実施・評価・見直し