平成26年保健師出題基準 保健医療福祉行政論
目標1.保健医療福祉行政・財政の理念と仕組み、地域の健康課題の解決に必要な社会資源の開発、保健医療福祉サービスの評価及び調整方法について基本的な理解を問う。
目標2.地方公共団体の保健医療福祉行政施策の計画策定、実行、評価のサイクルについて基本的な理解を問う。
目標3.公衆衛生行政の各分野における保健師の役割、地域での活動方法について基本的な理解を問う。
大項目 | 中項目 | 小項目 |
---|
1. 保健医療福祉行政・財政の理念と仕組み | A. 保健医療福祉の行政 | a. 保健医療福祉行政の概要 |
b. 国と地方公共団体の行政の仕組み |
c. 地方自治と地方分権 |
d. 情報公開と個人情報保護 |
e. 行政における保健師の役割と活動 |
B. 保健医療福祉の財政 | a. 国と地方公共団体の財政の仕組み |
b. 予算の機能と原則 |
c. 社会保障の給付と財源、国民負担 |
C. 公衆衛生に関する国際的な活動 | a. 国際連合と世界保健機関<WHO>の役割 |
b. 理念の変遷(プライマリヘルスケア、ヘルスプロモーション) |
c. 保健医療分野の国際協力 |
d. 政府開発援助<ODA> |
2. 社会情勢の変化と保健医療福祉行政の考え方の変遷 | A. 公衆衛生政策の基盤形成 | a. 社会事業としての国の政策 |
b. 戦後の公衆衛生政策の基盤形成 |
c. 近年の公衆衛生政策の発展 |
d. 諸外国における公衆衛生政策の変遷 |
B. 政策の充実と発展 | a. 地域保健法の制定と地域保健対策 |
b. 健康増進法と健康なまちづくり |
c. 母子保健医療福祉対策 |
d. 児童虐待防止対策 |
e. 発達障害者(児)対策 |
f. 高齢者保健医療福祉対策 |
g. 障害者保健医療福祉対策と精神保健医療福祉対策 |
h. 感染症対策 |
i. 医療政策の変遷 |
j. がん対策 |
k. 自殺対策 |
l. 難病対策 |
m. 歯科保健対策 |
n. 災害時医療対策 |
3. 保健医療福祉行政の分野と制度 | A. 社会保障の理念と仕組み | a. 社会保障の理念 |
b. 健康格差と社会保障 |
B. 公衆衛生行政の分野 | a. 一般衛生行政 |
b. 産業保健行政 |
c. 環境保健行政 |
d. 学校保健行政 |
C. 地域保健の体系 | a. 地域保健法と地方自治 |
b. 市町村と都道府県の役割分担と体制整備 |
c. 保健所の役割と機能強化 |
d. 政令指定都市保健所制度の推進 |
e. 市町村保健センターの役割 |
f. 地域内の関係機関の種類と役割 |
g. 地域・職域連携推進 |
D. 社会福祉の制度 | a. 社会福祉の制度 |
b. 地域福祉権利擁護、成年後見制度 |
E. 医療提供体制 | a. 医療法と医療計画、医療従事者と医療提供体制の現状 |
b. 医療安全対策 |
c. 医療体制の確保 |
d. 保険診療制度の仕組み |
e. 訪問看護制度 |
f. 在宅医療、地域連携クリニカルパス |
F. 介護保険制度 | a. 関係法規 |
b. 都道府県の役割、市町村の役割 |
c. 居宅サービス |
d. 居宅介護支援事業者とケアマネジメント |
e. 地域包括支援センター |
f. 介護予防、地域支援事業 |
4. 保健医療福祉の計画と評価 | A. 地方公共団体の保健医療福祉計画の目的と種類 | a. 行政計画と基本構想 |
b. 基本構想と保健医療福祉計画の関連 |
c. 都道府県計画と市町村計画 |
B. 地方自治体の計画決定 | a. 計画決定のプロセス |
b. 審議会の役割 |
c. 情報公開とアカウンタビリティ |
d. パブリックコメント |
C. 計画の推進と管理・評価 | a. 政策の計画化と管理および評価の推進体制 |
b. 地域診断 |
c. 評価指標と計画目標値、評価指標値の設定 |
d. 政策評価、経済的評価 |