平成30年保健師出題基準 公衆衛生看護管理論
目標1.公衆衛生看護管理の目的・構造・機能、専門的自律と人材育成について基本的な理解を問う。
大項目 | 中項目 | 小項目 |
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1. 公衆衛生看護管理の目的と特徴 | A. 公衆衛生看護管理の目的 | a. 組織・地域の健康水準の向上 |
b. 職員や住民の権利の保障 |
c. 効果的・効率的な公衆衛生看護活動の実践 |
B. 公衆衛生看護管理の特徴 | a. 初任期から担う実務的管理機能 |
b. 職位に付随する管理機能 |
c. 基盤となる基本的な管理機能 |
2. 公衆衛生看護管理の構造と機能 | A. 事例管理の基本 | a. サービスの質と量の評価 |
b. サービスの総合調整 |
c. 関係者との目的の共有や役割分担 |
B. 業務管理の基本 | a. 必要量と稼動量(組織・個人) |
b. 業務計画の作成・進行管理・評価 |
c. 業務委託の管理 |
C. 予算管理の基本 | a. 予算編成・確保 |
b. 予算の執行管理、評価 |
D. 情報管理の基本 | a. 情報管理に関する法制度(個人情報保護法等) |
b. 個人情報の保護 |
c. ICT<情報通信技術>活用の推進に伴う個人情報保護への対応 |
d. 看護活動に関する地域情報管理、情報の収集・活用・発信 |
e. 情報公開、情報開示 |
E. 人事管理の基本 | a. ジョブローテーション |
b. 労務管理 |
c. キャリアパス、キャリアラダー |
d. ワーク・ライフ・バランス |
e. 人事評価 |
F. 組織運営・管理の基本 | a. 組織の理念・目標の明確化と共有 |
b. 組織体制の整備、必要な人員の確保 |
c. 職務・権限・責任の明確化 |
d. 組織の意思決定、指揮命令系統、コミュニケーション |
e. 他部門との連携・協働、情報の共有 |
f. リスクマネジメント(組織・個人)、苦情対応 |
3. 専門的自律と人材育成 | A. 保健師教育 | a. 保健師教育制度の変遷 |
b. 保健師教育課程の現状 |
B. 継続教育 | a. 継続教育の目的と方法 |
b. 人材育成方針・計画の策定(OJT、OFF-JT) |
C. 専門的自律 | a. 保健活動の研究的評価方法の習得 |
b. 事業の成果および研究的評価の蓄積 |
c. 研究成果の活用 |