令和5年保健師出題基準保健統計

目標1．公衆衛生看護の基盤となる統計学の基礎、統計情報と活用方法について基本的な理解を問う。
目標2．地域の保健統計データの分析のための基本的な理解を問う。

大項目	中項目 (出題範囲)	小項目 (キーワード)
1. 統計学の基礎	A. データの種類と分布	カテゴリーデータ順序データ数量データヒストグラム
	B. 測定と尺度	健康評価尺度心理発達尺度活動・行動・社会尺度
	C. 主な確率分布	正規分布二項分布
	D. 代表値と散布度	平均（算術平均）幾何平均中央値最頻値＜モード＞分散と標準偏差四分位数とパーセンタイル値範囲
	E. 関連の指標	相関・散布図回帰クロス集計
	F. 統計分析	点推定と区間推定帰無仮説と統計学的有意性分散分析割合に関する検定（χ2＜カイ二乗＞検定）平均に関する検定（t検定）相関係数に関する検定多変量解析パラメトリック検定、ノンパラメトリック検定 2つの非正規分布の母集団の検定（Mann-Whitney＜マン・ホイットニー＞のU検定）
	G. 適切な図表の作成と活用	データに合わせた図表の選択図表の作成図表の活用
2. 人口統計	A. 人口静態統計の基本と動向	日本の人口年齢別人口世界の人口
	B. 人口動態統計の基本と動向	死亡出生と人口再生産死産、周産期死亡婚姻と離婚
	C. 主な健康指標と動向	平均寿命健康寿命合計特殊出生率年齢調整死亡率標準化死亡比＜SMR＞
3. 保健統計調査	A. 基幹統計の基本と動向	国勢調査国民生活基礎調査患者調査医療施設調査学校保健統計調査社会生活基本調査
	B. A以外の基礎的な統計調査の基本と動向	感染症発生動向調査食中毒統計調査国民健康・栄養調査地域保健・健康増進事業報告身体障害児・者等実態調査介護保険事業状況報告衛生行政報告例福祉行政報告例
	C. 医療経済統計の基本と動向	国民医療費介護サービス施設・事業所調査
	D. 疾病・障害の定義と分類	国際疾病分類＜ICD＞国際生活機能分類＜ICF＞
	E. 活用可能なデータベースの基本	レセプト情報・特定健診等情報データベース＜NDB＞国保データベース＜KDB＞システム
4. 情報処理	A. 情報処理の基礎	データの電子化情報セキュリティデータベースレコードリンケージ
4. 情報処理	B. 文献検索の方法と結果・データの活用	一次情報、二次情報文献検索方法

令和5年保健師出題基準 保健統計

令和5年保健師出題基準保健統計