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令和5年保健師出題基準 公衆衛生看護学概論

目標1.公衆衛生看護の概念・理念について基本的な理解を問う。
目標2.地域や社会の動向、人々の健康に影響する背景・要因と健康課題について基本的な理解を問う。
目標3.公衆衛生看護の対象や活動の特性について基本的な理解を問う。
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(出題範囲)
小項目
(キーワード)
1. 公衆衛生看護の基本A. 公衆衛生看護の概念と変遷
  • 公衆衛生看護の定義
  • 諸外国の公衆衛生と公衆衛生看護
  • 日本の公衆衛生と公衆衛生看護
B. 公衆衛生看護の基本理念
  • 公衆衛生の向上と増進
  • 社会的公正
  • 生存権の保障
  • プライマリヘルスケア
  • ヘルスプロモーション
  • 持続可能な開発目標<SDGs>
  • well-being
  • 国際生活機能分類<ICF>
  • ノーマライゼーション
2. 人々の健康に影響する背景・要因と健康課題A. 人口の変化と健康課題
  • 少子化に伴う課題
  • 高齢化に伴う課題
  • 人口の偏在・過疎・過密
B. 疾病構造の変化と健康課題
  • 生活習慣病
  • メンタルヘルス
  • 新興感染症、再興感染症
C. 社会構造・文化的背景の変化と健康課題
  • 家族形態・機能の変化
  • 近隣・人間関係の希薄化
  • 労働・雇用形態の変化と多様化
  • 社会格差、貧困
  • 社会的不利による生活破綻
  • 健康の社会的決定要因と健康格差
  • 生活様式・文化・価値観の多様化
  • 多文化との共生、ダイバーシティ、社会的包摂<ソ-シャル・インクルージョン>
  • グローバリゼーション
D. 社会情勢、政治・経済・産業構造の変化
  • 社会保障制度改革、医療制度改革
  • 男女共同参画社会の推進
  • 地方分権の推進
  • 科学技術の発展
  • 情報化、情報通信技術<ICT>の発展、デジタル技術の活用の推進
  • 医療の高度化・複雑化
E. 環境の変化と健康課題
  • 地球環境の変化(温暖化、酸性雨)
  • 環境汚染(大気、水質、土壌)、公害
  • 生活環境の変化(住居、騒音、振動)
  • 放射能による影響
  • 地域の健康危機(自然災害、人為災害、感染症)
3. 公衆衛生看護における活動指針と倫理A. 保健師業務の根拠と活動指針
  • 保健師助産師看護師法
  • 地域における保健師の保健活動について<保健師活動指針>
B. 公衆衛生看護の責務
  • 基本的人権の尊重
  • 公的責任
  • 権利擁護<アドボカシー>
C. 保健師の職業倫理
  • 社会的信用の保持
  • 自己研鑽
4. 公衆衛生看護の対象A. 地域社会を構成する単位と公衆衛生看護活動の対象
  • 個人、家族
  • 地区、小地域
  • 組織(自治会、学校、企業、組合)
  • 小集団、グループ
  • コミュニティ、地域
  • ポピュレーション
  • 上記小項目の間の相互作用への働きかけ
B. 公衆衛生看護活動の場と機能
  • 行政
  • 学校
  • 職域
  • 医療・福祉施設
  • 地区、自治体
  • 中央官庁
  • 国際機関
5. 公衆衛生看護活動の特性A. 予防レベルと活動
  • 一次予防、二次予防、三次予防
  • ポピュレーションアプローチ
  • ハイリスクアプローチ
B. 公衆衛生看護活動の特性
  • 住民参加
  • パートナーシップ
  • 公助、共助、互助、自助
  • ソーシャル・キャピタルの醸成と活用
  • 社会的ネットワークの構築と活用
  • ソーシャルサポートの育成と活用
  • 信頼関係の構築
  • PDCAサイクルとマネジメント
  • アウトリーチ
  • 調整、コーディネーション
  • 多職種・多機関連携