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令和5年保健師出題基準 公衆衛生看護管理論

目標1.公衆衛生看護管理の目的と機能、専門的自律と人材育成について基本的な理解を問う。
大項目中項目
(出題範囲)
小項目
(キーワード)
1. 公衆衛生看護管理の目的と特徴A. 公衆衛生看護管理の目的
  • 組織・地域の健康水準の向上
  • 職員や住民の権利の保障と環境の確保
  • 効果的・効率的な公衆衛生看護活動の実践
B. 公衆衛生看護管理の基本的な管理機能と特徴
  • 新任期から担う実務的管理機能
  • マネジメント
  • 組織とチームにおけるリーダーシップ・メンバーシップ
  • 組織体系と管理機能
  • 統括的役割を担う保健師の役割と機能
2. 公衆衛生看護の組織に関する管理A. 組織体制管理の基本
  • 組織の理念・目標の明確化と共有
  • 組織体制の整備、必要な人員の確保
  • 職務・権限・責任の明確化
B. 組織運営の基本
  • 組織の意思決定、指揮命令系統、職場内コミュニケーション、組織文化
  • 他部門との連携・協働、情報の共有
  • リスクマネジメント(組織、個人)、クライシスマネジメント、苦情対応
C. 人事・労務管理の基本
  • ジョブローテーション、キャリアパス、キャリアラダー
  • 人事評価
  • 労務管理
  • ワーク・ライフ・バランス
D. 予算管理の基本
  • 予算編成のプロセス、予算確保の方法
  • 予算の執行管理・評価
3. 組織における情報管理A. 個別支援に伴う個人情報保護の基本
  • 情報管理に関する法制度(個人情報保護法等)
  • 情報公開、情報開示
B. 活動に関する情報の管理
  • デジタルデータ(健診データ、活動データ)の蓄積と安全な保管
  • 看護活動に関する地域情報の収集・保管・活用・発信
4. 公衆衛生看護業務に関する管理A. 業務管理の基本
  • 必要量と稼動量(組織、個人)
  • 業務計画の作成・進行管理・評価
B. 事例管理の基本
  • 地区活動における支援の優先性
  • サービスの総合調整
  • 関係者との目的の共有や役割分担
  • 事例支援の基準
C. 事業管理の基本
  • 進行管理
  • 業務委託とその管理
5. 専門的自律と人材育成A. 公衆衛生看護の人材育成
  • 継続教育の目的と方法
  • 人材育成方針・計画の策定(OJT、OFF-JT)
B. 専門的自律
  • 保健活動の科学的評価方法(妥当性・信頼性・真実性のある評価方法)の習得
  • 事業の成果および評価の蓄積
  • 研究成果の活用、根拠のある実践