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1. 対象の理解とアセスメントに基づく支援 | A. 生活者としての個人の対象理解と健康課題への支援 | - 発達段階、発達課題
- 生活習慣(栄養・食生活、活動・運動、休息・睡眠、飲酒、喫煙、歯・口腔)
- 生活環境・背景、社会的役割
- 価値観
- 健康レベル・健康状態に応じた支援
- 対象の把握と支援の優先順位の決定
- 顕在的・潜在的健康課題の明確化と予測
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B. 家族を単位とした対象理解と健康課題への支援 | - 家族の発達段階・発達課題
- 家族の形態・機能・役割と変遷、ジェノグラム
- 家族と他者(近隣)との関係
- 家族の理解のための理論・モデル
- 顕在的・潜在的健康課題の明確化と予測
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C. グループの理解と健康課題への支援 | - グループの種類(地域集団<コミュニティグループ>、サポートグループ、セルフヘルプグループ、自主グループ、ピアグループ)
- グループの発達段階・発達課題
- グループの理解のための理論・モデル
- 集団力動・集団心理の把握と支援の優先順位の決定
- 顕在的・潜在的健康課題の明確化と予測
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2. 保健行動の理解とアセスメントに基づく支援 | A. 保健行動に関する理論 | - 変化の3段階理論
- ヘルスビリーフモデル
- 変化ステージ理論
- 社会的認知理論
- ヘルスリテラシー
- 自己効力感
- ストレスコーピング
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B. 健康段階別保健行動 | - 健康増進行動
- 予防的保健行動
- 病気回避行動
- 病気対処行動
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C. 目的別保健行動 | - セルフケア行動
- コンプライアンス行動
- ウェルネス行動
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3. 公衆衛生看護活動における対人支援の基本 | A. 対人支援の目的 | - 動機付け、健康問題・課題への気付き
- 価値と規範
- 自己効力感の向上
- セルフケア能力の向上、自立支援
- エンパワメント
- 行動変容
- QOLの維持・向上
- 自己決定への支援
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B. 対人支援の過程と特徴 | - 対象者の把握と選定、優先順位の決定
- 情報収集、アセスメント、問題把握
- ニーズに基づく支援計画の立案
- 実施、記録、モニタリング、評価
- フォローアップ
- 関係機関・職種との連携・協働
- 地域活動への反映
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C. 対人支援の技術 | - 傾聴、共感
- カウンセリング、面接
- アウトリーチ
- コーチング
- スモールステップ法
- 情報通信技術<ICT>の活用
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4. 公衆衛生看護活動における各支援の特徴と方法 | A. ケースマネジメントの特徴・方法 | - ケアコーディネーション、サービスの統合
- ケアの継続性
- ニーズの多様化への対応
- フォーマルサービスとインフォーマルサービスの活用
- 新たなサービス・ケアの創造
- ケースマネジメント会議
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B. 健康相談の特徴・方法 | - 健康相談の契機、地域の健康特性を活かした企画
- 場面の設定、場の工夫や配慮
- 事後フォローアップ
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C. 訪問の特徴・方法 | - 生活・環境・家族・社会的背景の把握と介入
- 訪問の場の種類、訪問の場に応じた支援
- 予防的訪問、危機的介入、訪問の緊急性
- 信頼関係・支援関係の構築、キーパーソンの活用
- 訪問拒否への対応
- 継続的支援(継続訪問)
- 居住家屋の見取り図の活用
- グループや社会資源の紹介
- ネットワーク構築への支援
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D. 健康教育・健康学習の特徴 | - KAPモデル
- ヘルスビリーフモデル
- プリシード・プロシードモデル
- 社会学習理論
- 個別健康教育、集団健康教育
- 対象に応じた参加勧奨・効果的な媒体の工夫
- 対象の組織化への支援
- グループワーク、課題の共有
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E. 健康診査・検診の特徴・方法 | - スクリーニング
- 対象に応じた参加勧奨の工夫
- 要精査者のフォローアップと体制づくり
- 未受診者の把握とフォローアップ
- スクリーニングの要件や結果の評価、事業化
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F. グループ支援の特徴・方法 | - 主体性の確立、自己洞察の深まり
- 参加者の自立支援・組織化
- 仲間づくり
- グループダイナミクス
- ファシリテーション技術
- 治療的・予防的アプローチ
- 相互作用アプローチ
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5. 公衆衛生看護活動における各支援の展開と実際 | A. ケースマネジメント | - ※A~Fの共通の小項目
- ニーズの把握や対象の選定
- 対象・目的に合った方法の選択
- 計画、実施、評価
- フォローアップ
- 地区活動への反映、事業化、施策化
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B. 健康相談 |
C. 訪問 |
D. 健康教育 |
E. グループ支援 |
F. 健康診査、検診 |