第93回保健師国家試験
午前問題
問 61
致命割合(致命率)で正しいのはどれか。
- 慢性疾患では計算できない。
- 罹患した後の累積死亡割合である。
- 算定には1年以上の観察期間が必要である。
- 地域人口の中で単位観察期間に死亡する危険の大きさを示す。
2
問 62
人口1,000人のA村で10年間での死亡数は20人であった。
人年法によるA村の死亡率(10万人年対)はどれか。
人年法によるA村の死亡率(10万人年対)はどれか。
- 20人
- 100人
- 200人
- 1,000人
3
問 63
大量喫煙者と非喫煙者の5年間の心疾患による死亡データを表に示す。
10万人年対の寄与危険はどれか。
10万人年対の寄与危険はどれか。
- 1.2
- 1.25
- 40
- 200
4
問 64
症例対照調査研究の結果を表に示す。
オッズ比はどれか。
オッズ比はどれか。
- 0.3
- 1.8
- 2.0
- 3.5
4
問 65
マッチングで正しいのはどれか。
- 後向き調査では用いない。
- 層化解析の一種である。
- 交絡因子の制御法である。
- 年齢の影響は調整できない。
3
問 66
スクリーニングで敏感度が低い場合の問題点はどれか。
- 判定に時間がかかる。
- 患者の見落としが多くなる。
- 精密検査の対象者が増える。
- 測定者によって結果に変動が起こる。
2
問 67
高齢者が多く入院している病院で、セラチアによる敗血症が多発した。
疑われる感染経路はどれか。
疑われる感染経路はどれか。
- 患者給食
- 屋上冷却塔
- 蚊による刺咬
- 点滴静脈内注射
4
問 68
がんのリスクと食品との関連が実証されているのはどれか。
- 多糖類は胃癌のリスクを低下させる。
- 高脂肪食は乳癌のリスクを増加させる。
- 食物繊維の摂取は大腸癌のリスクを増加させる。
- コレステロール含有食品は肺癌のリスクを低下させる。
2
問 69
平成14年(2002年)の患者調査における精神障害者の入院医療で正しいのはどれか。
- 任意入院の割合が高い。
- 入院患者は外来患者より少ない。
- 入院患者の約3割は統合失調症である。
- 精神病床の平均在院日数は約100日である。
1
問 70
公害病とその原因物質との組合せで正しいのはどれか。
1. | 四日市喘息 | ダイオキシン | |
2. | カネミ油症 | ヒ素 | |
3. | 新潟水俣病 | 有機水銀 | |
4. | イタイイタイ病 | 鉛 |
3
問 71
塩分摂取量と収縮期血圧との「無相関の検定」としたところ統計学的に有意でなかった。
正しいのはどれか。
正しいのはどれか。
- 塩分摂取量が多いと収縮期血圧が高くなる。
- 塩分摂取量が多いと収縮期血圧が低くなる。
- 塩分摂取量と収縮期血圧とは関係がない。
- 塩分摂取量と収縮期血圧との関係の有無については何も言えない。
4
問 72
統計グラフで正しいのはどれか。
- 回帰直線の傾きは相関係数と一致する。
- パイ図は経時的変化を表す場合に適している。
- ヒストグラムは度数分布を面積の大きさで表す。
- 帯グラフは同一集団における頻度を対比する場合に用いる。
3
問 73
平成15年(2003年)の出生に関する統計で正しいのはどれか。
- 出生率(千人年対)は12.9である。
- 合計特殊出生率が最も高いのは北海道である。
- 母の年齢別出生率は25~29歳が最も高い。
- 出生児の母の平均年齢は26.4歳である。
3
問 74
死因を調査するのはどれか。
- 国勢調査
- 人口動態調査
- 医療施設調査
- 国民生活基礎調査
2
問 75
保健医療に関する情報処理で正しいのはどれか。
- 保険診療報酬請求事務はオンライン化が完了している。
- ホームページで公開されている情報は二次利用できない。
- 健康診査の記録を電子媒体に保存する場合はバックアップをとる。
- 結核発生動向調査では患者の氏名も含めた情報が厚生労働省に送られる。
3