第101回助産師国家試験
午後問題
問 31
胎児発育不全〈FGR〉の妊婦が正期産で正常分娩になった。
妊娠および分娩の管理について、保険診療の対象となるのはどれか。
妊娠および分娩の管理について、保険診療の対象となるのはどれか。
- 分娩料
- 室料差額
- 新生児管理保育料
- 妊婦健康診査の費用
- ノンストレステスト〈NST〉
5
問 32
胎位、胎勢および胎向について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 骨盤位は縦位である。
- 後方後頭位は経腟分娩が不可能である。
- 胎位や胎勢の異常は微弱陣痛の原因となる。
- 胎位や胎勢の異常によって臍帯巻絡が生じる。
- 縦位では児頭と母体との位置関係を胎向という。
13
問 33
骨盤臓器脱の危険因子はどれか。2つ選べ。
- 便秘
- 喫煙
- るいそう
- 子宮筋腫
- 帝王切開術の既往
14
採点除外等の扱いをした問題
1)採点上の取り扱い
正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外する。
2)理由
問題として適切であるが、受験者レベルでは難しすぎるため。
採点除外等の扱いをした問題
1)採点上の取り扱い
正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外する。
2)理由
問題として適切であるが、受験者レベルでは難しすぎるため。
問 34
先天性心疾患のうち非チアノーゼ性心疾患はどれか。2つ選べ。
- 動脈管開存症
- 三尖弁閉鎖症
- 心室中隔欠損症
- 完全大血管転位症
- 総肺静脈還流異常症
13
問 35
乳幼児突然死症候群〈SIDS〉の危険因子はどれか。2つ選べ。
- 母乳栄養
- 部屋の加湿
- うつ伏せ寝
- 養育者の喫煙
- 硬めの寝具の使用
34
次の文を読み36~38の問いに答えよ。
Aさん(34歳、未妊婦)。3か月前から、月経の数日前から月経中にかけて下腹部痛が強くなっていることを自覚し、近くの産婦人科を受診した。月経は規則的で量は正常。
既往歴:特記すべきことはない。
生活歴:大学卒業後は銀行に就職し、職場で知り合った夫と半年前に結婚した。結婚後も仕事を継続し、生活に充実感を感じている。
家族歴:母方の祖母が乳癌で死亡。母親は乳癌の手術歴がある。
身体所見:身長160cm、体重55kg。
検査所見:内診にて骨盤内に強い癒着や圧痛はみられない。経腟超音波検査で左卵巣内に2cm大の子宮内膜症性囊胞が確認された。
Aさん(34歳、未妊婦)。3か月前から、月経の数日前から月経中にかけて下腹部痛が強くなっていることを自覚し、近くの産婦人科を受診した。月経は規則的で量は正常。
既往歴:特記すべきことはない。
生活歴:大学卒業後は銀行に就職し、職場で知り合った夫と半年前に結婚した。結婚後も仕事を継続し、生活に充実感を感じている。
家族歴:母方の祖母が乳癌で死亡。母親は乳癌の手術歴がある。
身体所見:身長160cm、体重55kg。
検査所見:内診にて骨盤内に強い癒着や圧痛はみられない。経腟超音波検査で左卵巣内に2cm大の子宮内膜症性囊胞が確認された。
問 36
Aさんは医師から月経痛の緩和のため痛み止めの処方を受けた。医師の診察後に、将来の妊娠の計画について助産師が相談を受けた。Aさんも夫も、子どもが2人欲しいと考えているという。
助産師が行うAさんへの説明で正しいのはどれか。
助産師が行うAさんへの説明で正しいのはどれか。
- 「子宮内膜症が治らないと妊娠はできません」
- 「早めの妊娠を目指すことが望ましいです」
- 「体重を減らすと妊娠しやすいです」
- 「不妊治療を受ける必要があります」
- 「妊娠のために仕事はやめましょう」
2
問 37
初診から3か月後。Aさんは卵巣子宮内膜症の変化を確認するため、再度受診し、受診前の問診で乳癌に関して助産師に相談した。Aさんは「家族に乳癌の発症が多いため自分も発症するのではないかと心配だ」と助産師に話した。
Aさんの乳癌発症のリスクを評価する上で、助産師がAさんから確認すべき情報で正しいのはどれか。
Aさんの乳癌発症のリスクを評価する上で、助産師がAさんから確認すべき情報で正しいのはどれか。
- 母親の体重
- 祖母の食生活
- Aさんの経血量
- 祖母と母親の乳癌の発症年齢
- 祖母と母親の子宮内膜症の既往の有無
4
問 38
Aさんは「今後の妊娠を見据えた上で、乳癌の検査について知りたい」と言う。
乳癌の検査に関するAさんへの説明で適切なのはどれか。
乳癌の検査に関するAさんへの説明で適切なのはどれか。
- 「授乳中は癌の発見が難しくなります」
- 「妊娠中は妊娠後期に検査を受けましょう」
- 「超音波検査では悪性の確定診断ができます」
- 「Aさんの年齢では超音波検査の有効性は低くなります」
1
次の文を読み39~41の問いに答えよ。
Aさん(30歳、1回経産婦)。妊娠40週5日。これまでの妊娠経過に異常はなかったが、妊娠37週の妊婦健康診査でB群溶血性レンサ球菌〈GBS〉陽性であった。午後10時にAさんは電話で「午後4時くらいから不規則に子宮収縮がありましたが、午後7時からは15分間隔になり、今も変わりません。生理痛のような痛みがあります。昨日の妊婦健康診査で、子宮の出口は2cm開いていると言われました。昨日から褐色のおりものがありますが、破水はしていません。いきみたい感じはありません」と落ち着いて話した。
Aさん(30歳、1回経産婦)。妊娠40週5日。これまでの妊娠経過に異常はなかったが、妊娠37週の妊婦健康診査でB群溶血性レンサ球菌〈GBS〉陽性であった。午後10時にAさんは電話で「午後4時くらいから不規則に子宮収縮がありましたが、午後7時からは15分間隔になり、今も変わりません。生理痛のような痛みがあります。昨日の妊婦健康診査で、子宮の出口は2cm開いていると言われました。昨日から褐色のおりものがありますが、破水はしていません。いきみたい感じはありません」と落ち着いて話した。
問 39
Aさんは「病院までは30分くらいで行けます。上の子は同居の実母にみてもらうことができます。どうしたらよいでしょうか」と話した。
電話でのAさんへの説明で適切なのはどれか。
電話でのAさんへの説明で適切なのはどれか。
- すぐに来院してもらう。
- 破水後にもう一度電話してもらう。
- 明日の午前中に外来を受診してもらう。
- 陣痛が10分間隔になったら来院してもらう。
1
問 40
その後Aさんは入院し、陣痛発来5時間後に陣痛間欠5分、陣痛発作40秒となった。内診所見は、子宮口7cm開大、展退度80%、Station±0、子宮頸管の硬度は軟、子宮口の位置は前方であった。矢状縫合は斜径、小泉門は5時方向、卵膜はなく、薄いピンク色の羊水の流出を確認した。胎児心拍数陣痛図の波形はレベル2。腰部痛があるため左側臥位で過ごしており、肛門が押される感じがすると訴えている。
このときの対応で適切なのはどれか。
このときの対応で適切なのはどれか。
- 努責を促す。
- 入浴するよう促す。
- トイレに行くことを勧める。
- 四つ這いの姿勢になるよう促す。
- 連続的胎児心拍数モニタリングを3時間後から実施する。
4
問 41
Aさんは、分娩開始後9時間で正常分娩した。分娩後、左正中側切開への縫合術が行われた。分娩時出血量は440mLで、子宮収縮は良好であった。分娩5時間後、Aさんは尿意を感じ、トイレまで歩行したが尿は出なかった。体温36.8℃、脈拍78/分、血圧138/74mmHg。子宮底の高さは臍高で硬く触れ、流血はない。会陰切開縫合部の腫脹と発赤はない。触診で膀胱充満がみられた。
Aさんのアセスメントで適切なのはどれか。
Aさんのアセスメントで適切なのはどれか。
- 脱水を起こしている。
- 尿路系の炎症を起こしている。
- 子宮復古不全を起こしている。
- 膀胱平滑筋の緊張が亢進している。
- 尿道括約筋が一過性の攣縮をきたしている。
5
問 42
Aちゃんの成長・発達評価で正しいのはどれか。2つ選べ。
- Kaup〈カウプ〉指数による評価は太り気味である。
- 微細運動の発達遅滞が認められる。
- 喃語の表出に遅滞が認められる。
- 緊張性頸反射は消失している。
- 定頸している。
45
問 43
2か月後、母親がAちゃんの体温を測ると38.0℃であった。すぐにかかりつけ医を受診したところ、処方はされず、自宅で様子をみることになった。発熱以外に感冒様症状や嘔吐はなく、機嫌よく過ごしていた。受診後3日で解熱し、体幹に淡紅色の細かい発疹を認めた。
考えられる疾患はどれか。
考えられる疾患はどれか。
- 麻疹
- 突発性発疹
- インフルエンザ
- RSウイルス感染症
- A群β溶血性レンサ球菌感染症
2
問 44
解熱後1週、Aちゃんの症状は軽快し、6か月児健康診査のためかかりつけ医を受診した。身長66cm、体重7,200g。母親は「母乳はよく飲んでいます。夜間は2、3時間おきに授乳が必要です」と話し、母親はやや疲労した様子である。
このときの栄養指導で正しいのはどれか。
このときの栄養指導で正しいのはどれか。
- 人工乳の追加を勧める。
- 断乳の準備をするよう勧める。
- 離乳食を開始するよう勧める。
- 夜間は泣いても授乳しないよう勧める。
3
次の文を読み45~47の問いに答えよ。
望まない妊娠の防止と対応を目的として、助産師6人で「妊娠に関する電話相談」事業を立ち上げた。週に2日、9時から17時の間、電話相談を受けることになった。Aさんは「妊娠に関する電話相談」に匿名で電話をかけた。「今、大学2年生。交際し始めた男性と2週前に避妊せずに性交渉をした。昨日から出血があり、下腹部痛がある。今朝、妊娠検査薬で調べたところ妊娠反応は陰性であったが、本当に妊娠していないか不安になった」と話した。
望まない妊娠の防止と対応を目的として、助産師6人で「妊娠に関する電話相談」事業を立ち上げた。週に2日、9時から17時の間、電話相談を受けることになった。Aさんは「妊娠に関する電話相談」に匿名で電話をかけた。「今、大学2年生。交際し始めた男性と2週前に避妊せずに性交渉をした。昨日から出血があり、下腹部痛がある。今朝、妊娠検査薬で調べたところ妊娠反応は陰性であったが、本当に妊娠していないか不安になった」と話した。
問 45
Aさんの電話相談を受けたB助産師の対応で適切なのはどれか。
- Aさんの連絡先を聞く。
- B助産師の名前を伝える。
- 受診の必要性を判断する。
- あらかじめ相談に要する時間を決めておく。
3
問 46
2週後、Aさんから再度電話があり、B助産師が対応した。Aさんは「月経が来て妊娠の不安はなくなった。彼との交際も続いている。今後はちゃんと避妊しようと彼とも話し合った。方法を教えて欲しい」と真剣に話した。Aさんは経血量が多く、月経周期は不規則であった。
Aさんに勧める方法で適切なのはどれか。2つ選べ。
Aさんに勧める方法で適切なのはどれか。2つ選べ。
- 腟外射精
- 周期的禁欲法
- 低用量ピルの内服
- コンドームの使用
- 緊急避妊薬の内服
34
問 47
助産師が行う「妊娠に関する電話相談事業」を開始して1か月が経過した。電話相談を担当する助産師で、これまでの電話相談の各事例を評価するため話し合った。
Aさんの事例を評価する際に、最も重要な情報はどれか。
Aさんの事例を評価する際に、最も重要な情報はどれか。
- Aさんと彼の交際が継続したこと
- Aさんの妊娠不安がなくなったこと
- Aさんが2回目の電話をかけてきたこと
- Aさんが自分から避妊方法を知ろうとしたこと
4
次の文を読み48、49の問いに答えよ。
Aさん(25歳、初妊婦)。図書館の受付で働いている。妊娠18週2日。身長155cm、非妊時体重54kg。妊娠10週ころからつわりが始まり体重が3kg減少し、現在の体重は51kgである。妊婦健康診査で、血圧100/60mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。胎児の発育は良好で、羊水量は正常であった。
Aさん(25歳、初妊婦)。図書館の受付で働いている。妊娠18週2日。身長155cm、非妊時体重54kg。妊娠10週ころからつわりが始まり体重が3kg減少し、現在の体重は51kgである。妊婦健康診査で、血圧100/60mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。胎児の発育は良好で、羊水量は正常であった。
問 48
この時期のAさんが非妊時よりも追加すべきエネルギー必要量はどれか。
- 0kcal/日
- 50kcal/日
- 250kcal/日
- 450kcal/日
3
問 49
妊娠24週4日、妊婦健康診査のため来院した。体重63.5kg。血圧138/78mmHg。尿蛋(-)、尿糖3+。下腿の浮腫(±)。経腹超音波検査で特に異常はなかった。1週後の再検査でも尿糖3+で、血液検査の結果、妊娠糖尿病と診断された。糖尿病の既往はない。「ショックです。つわりがおさまってから何でもおいしいので、つい食べ過ぎていたかもしれません。今後はなるべく食べないようにします」と話した。
このときの説明で正しいのはどれか。
このときの説明で正しいのはどれか。
- 「帝王切開術の適応となります」
- 「尿糖が陰性になれば心配ありません」
- 「血糖コントロールは内服薬で行います」
- 「赤ちゃんに問題が起こることはありません」
- 「妊娠期に必要な栄養所要量を摂ることが重要です」
5
次の文を読み50、51の問いに答えよ。
Aさん(25歳、会社員)。両親と妹の4人家族。Aさんは、月経が遅れたため産婦人科外来を受診し、妊娠8週0日と診断された。パートナー(27歳、会社員)とは1年後に結婚する予定であった。4週後、妊婦健康診査のため受診した。
既往歴:特記すべきことはない。
生活歴:出勤は朝7時、帰宅は21時になる。昼食および夕食は外食が多い。
家族歴:母親は高血圧症で内服治療中。
身体所見:身長154cm、非妊時体重55kg。今回の体重は54kg。悪心が時々ある。
検査所見:血圧120/76mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。下腿の浮腫(-)。超音波検査にて胎児心拍を確認し、頭殿長〈CRL〉45mm。
Aさん(25歳、会社員)。両親と妹の4人家族。Aさんは、月経が遅れたため産婦人科外来を受診し、妊娠8週0日と診断された。パートナー(27歳、会社員)とは1年後に結婚する予定であった。4週後、妊婦健康診査のため受診した。
既往歴:特記すべきことはない。
生活歴:出勤は朝7時、帰宅は21時になる。昼食および夕食は外食が多い。
家族歴:母親は高血圧症で内服治療中。
身体所見:身長154cm、非妊時体重55kg。今回の体重は54kg。悪心が時々ある。
検査所見:血圧120/76mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。下腿の浮腫(-)。超音波検査にて胎児心拍を確認し、頭殿長〈CRL〉45mm。
問 50
Aさんは「パートナーと一緒に育てていこうと決めたけれど、まだ親になる実感がわかない。今は2人とも仕事が忙しく同居できないので、この先一緒に赤ちゃんのことを考えていけるか不安がある」と言う。
- 妊娠に伴う母体の変化を説明する。
- 妊娠初期の食生活について説明する。
- Aさんに出産のビデオを観てもらう。
- 他の妊婦と交流できるマタニティクラスの参加を勧める。
- パートナーとともに妊婦健康診査に来院するよう勧める。
5
問 51
その後、Aさんとパートナーは結婚し、妊娠24週から2人で暮らし始めた。妊娠34週0日の妊婦健康診査で、体重70kg。血圧160/100mmHg、安静後の再測定では145/95mmHg。尿蛋白2+、尿糖(-)。下腿の浮腫+。子宮底長29cm。腹部緊満感が時々あると訴えたが、触診で子宮収縮は認めなかった。子宮口1cm開大。胎児推定体重1,600g、羊水量は正常。胎児心拍数基線120bpm、基線細変動10bpm、一過性頻脈あり、一過性徐脈は認めなかった。頭重感と不眠の訴えがある。Hb11.5g/dL、Ht38%。
このときのAさんの状態で正しいのはどれか。2つ選べ。
このときのAさんの状態で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 妊娠中の体重増加は正常である。
- 胎児発育不全〈FGR〉である。
- 胎児機能不全である。
- 白衣高血圧である。
- 入院が必要である。
25
次の文を読み52、53の問いに答えよ。
Aさん(32歳、1回経産婦)。妊娠39週4日。陣痛発来し、かかりつけの産婦人科病院に入院した。順調に分娩が進行し、体重3,150gの女児を経腟分娩した。児娩出直後は異常出血は認めなかった。児娩出の5分後に子宮収縮に伴い臍帯を挟鉗したペアンが下がる様子があり、助産師は臍帯を牽引して胎盤を娩出した。胎盤娩出直後から、Aさんは苦悶し始め、下腹部痛を訴えた。胎盤娩出直後のバイタルサインは、体温37.2℃、脈拍90/分、血圧120/65mmHgであった。助産師が内診を行うと、腟内に弾力のある組織が膨隆しており子宮口を同定できなかった。腟口から多量の血液が流出している。
Aさん(32歳、1回経産婦)。妊娠39週4日。陣痛発来し、かかりつけの産婦人科病院に入院した。順調に分娩が進行し、体重3,150gの女児を経腟分娩した。児娩出直後は異常出血は認めなかった。児娩出の5分後に子宮収縮に伴い臍帯を挟鉗したペアンが下がる様子があり、助産師は臍帯を牽引して胎盤を娩出した。胎盤娩出直後から、Aさんは苦悶し始め、下腹部痛を訴えた。胎盤娩出直後のバイタルサインは、体温37.2℃、脈拍90/分、血圧120/65mmHgであった。助産師が内診を行うと、腟内に弾力のある組織が膨隆しており子宮口を同定できなかった。腟口から多量の血液が流出している。
問 52
Aさんに生じた異常を判断するのに重要なのはどれか。
- 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉
- 胎盤剝離面の凝血塊付着の有無
- 臍帯動脈血pH値
- 子宮底の位置
- アレルギー歴
4
問 53
胎盤娩出から30分後、医師による処置が終了してAさんの下腹部痛は消失した。総出血量は3,800mL。腟口からの出血は減少したが持続しており、膿盆内に貯留した血液には凝血が認められない。
この時点で確認する血液検査データで最も重要なのはどれか。
この時点で確認する血液検査データで最も重要なのはどれか。
- 血清間接ビリルビン値
- 血清ナトリウム値
- フィブリノゲン値
- 白血球数
- 血糖値
3
次の文を読み54、55の問いに答えよ。
Aさん(39歳、会社員)は、妊娠を希望して不妊専門クリニックを受診したところ、夫(44歳、会社員)が乏精子症であることが分かり顕微授精をすることになった。Aさんは「不妊治療費の公費の助成があると聞いたので詳しく知りたい」と質問した。Aさん夫婦の合算した年間所得と治療は助成の対象であることが分かった。
Aさん(39歳、会社員)は、妊娠を希望して不妊専門クリニックを受診したところ、夫(44歳、会社員)が乏精子症であることが分かり顕微授精をすることになった。Aさんは「不妊治療費の公費の助成があると聞いたので詳しく知りたい」と質問した。Aさん夫婦の合算した年間所得と治療は助成の対象であることが分かった。
問 54
国が定める「不妊に悩む方への特定支援事業」の説明で正しいのはどれか。
- 「ご夫婦ともに43歳未満でないと助成を受けられません」
- 「不妊の原因が男性側にあるので助成を受けられません」
- 「初回の治療では30万円まで助成が受けられます」
- 「助成が受けられる回数は6回までです」
3 または 4
採点除外等の扱いをした問題
1)採点上の取り扱い
複数の選択肢を正解として採点する。
2)理由
複数の正解があるため。
採点除外等の扱いをした問題
1)採点上の取り扱い
複数の選択肢を正解として採点する。
2)理由
複数の正解があるため。
問 55
Aさんは不妊治療を開始して2年目に妊娠した。分娩予定日は10月20日であった。妊娠中期からしばしば腹部緊満感があり、子宮収縮抑制薬の内服を続けていたが、仕事が忙しく思うように休養をとることができなかった。8月23日(妊娠31週5日)に切迫早産のため入院となり点滴静脈内注射を開始したが子宮収縮を抑制できず、9月3日(妊娠33週2日)に緊急帝王切開術で分娩となった。
Aさんが請求できる産前産後休業について正しいのはどれか。
Aさんが請求できる産前産後休業について正しいのはどれか。
- 産後休業の起算日は9月3日である。
- 産前休業は8月23日から適用される。
- 帝王切開術のため産後休業は2週間長く請求できる。
- 医師の許可があれば産後5週で復職できる。
正答なし
採点除外等の扱いをした問題
1)採点上の取り扱い
採点対象から除外する。
2)理由
選択肢に正解がないため。
採点除外等の扱いをした問題
1)採点上の取り扱い
採点対象から除外する。
2)理由
選択肢に正解がないため。
1-30
31-55