第90回助産師国家試験
午前問題
問 61
NYHAⅠ度の心疾患合併妊産褥婦の援助で正しいのはどれか。
- 妊娠初期から1日摂取総エネルギー量を制限する。
- 分娩第2期にゆっくり時間をかける。
- 分娩直後は骨盤高位とする。
- 母乳哺育を禁止する。
1
問 62
出生直後の新生児の診察で、右側のモロー反射が見られない。
- 右の反回神経麻痺
- 右のエルブ麻痺
- 左の脳室内出血
- 左の小脳出血
2
問 63
出生時体重2,850gの正常新生児。アプガースコアは1分後9点、分娩当日から母児同室を開始した。生後3日、体重減少率が11.5%となったため、血糖値を測定したところ40mg/dLである。
今後の観察項目で優先されるのはどれか。
今後の観察項目で優先されるのはどれか。
- 湿疹
- 黄疸
- 胎便排泄状態
- 原始反射
1. a、b2. a、d3. b、c4. c、d
3
問 64
1か月健康診査での母親への指導で正しいのはどれか。
- 停留精巣は3歳以降に手術する。
- 臍ヘルニアは1歳過ぎには軽快するものが多い。
- 乳児湿疹はアトピー性皮膚炎になることが多い。
- 頭血腫が残っている場合には穿刺する必要がある。
2
問 65
産褥1か月の健康診査の所見で正常なのはどれか。
- 黄色悪露である。
- 子宮口1指開大である。
- 子宮は鵞卵大より大きい。
- 恥骨結合上縁に子宮底を触れる。
1
問 66
平成15年(2003年)の母子保健統計で正しいのはどれか。
- 妊産婦死亡率は6.0(出産10万対)である。
- 第1子出生時の母親の平均年齢は30.6歳である。
- 乳児死亡の原因の第1位は周産期の特異的な呼吸障害である。
- 早期新生児死亡の原因の第1位は胎盤・臍帯および卵膜の合併症である。
1
問 67
「健やか親子21」における2010年の目標で正しいのはどれか。
- 妊娠中の喫煙率を半減する。
- 10代の人工妊娠中絶をなくす。
- 不妊治療のカウンセリングを受けられる割合を倍増する。
- 育児について相談相手のいる母親の割合を増加傾向にする。
4
問 68
乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防策はどれか。
- 母乳育児を推奨する。
- うつぶせに寝かせる。
- 柔らかい布団に寝かせる。
- 妊婦と同室での家族の喫煙は妊娠中期までとする。
1
問 69
「少子化対策プラスワン」の基本的考え方に該当しないのはどれか。
- 夜間保育の支援
- 子どもの社会性の向上
- 社会保障における次世代支援
- 男性を含めた働き方の見直し
1
問 70
子育てグループ活動を助産師が支援する意義で適切なのはどれか。
- 親同士の仲間づくりによって育児不安を軽減できる。
- 親同士の連携が地域の育児力や問題解決能力を高める。
- 世間話によってストレスが発散できる。
- 独立行政法人福祉医療機構(社会福祉・医療事業団)から融資が受けられる。
1. a、b2. a、d3. b、c4. c、d
1
問 71
妊娠37週で双胎児を分娩した。第1子は2,250gであった。第2子は2,510gで出生したが、2時間後に死亡した。
適切なのはどれか。
適切なのはどれか。
- 第1子の出生届を生後21日に提出した。
- 第1子の低出生体重児の届出を提出した。
- 第2子の死亡届を生後14日に提出した。
- 第2子の死産届を提出した。
2
問 72
法律と母性保護の内容との組合せで正しいのはどれか。
1. | 労働基準法 | 母性健康管理指導事項カードによる措置 | |
2. | 育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 | 育児時間の取得 | |
3. | 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律 | 産後1年以内の健康診査の時間の確保 | |
4. | 母子保健法 | 変形労働時間適応の制限 |
3
問 73
病院に助産師外来を開設することになった。
助産師が検討すべき内容はどれか。
助産師が検討すべき内容はどれか。
- 助産師の研修
- 助産師の年齢
- 異常分娩率
- 対象となる妊婦の基準
1. a、b2. a、d3. b、c4. c、d
2
問 74
助産所の管理で正しいのはどれか。
- 開設届を市町村長に提出する。
- 「助産院」と名称をつけることはできない。
- 構造設備の基準は保健師助産師看護師法に規定されている。
- 出張のみを業務とする場合は助産師の自宅住所が助産所とみなされる。
4
問 75
30歳の経産婦。妊娠20週。今回は自宅出産をしたいと希望し、助産所に相談にきた。家族は心配している。
説明で適切なのはどれか。
説明で適切なのはどれか。
- 「自宅出産にもリスクがあります」
- 「私がご家族の方を説得しましょう」
- 「私が自宅出産の安全を保証します」
- 「病院で出産することに決めましょう」
1