第90回保健師国家試験
午前問題
問 61
症例対照研究の結果を次の表に示す。
相対危険はどれか。
- 1.3
- 1.4
- 2.0
- 2.3
4
問 62
交絡因子の制御方法と待機との組合せで正しいのはどれか。
1. | 無作為化 | 観察研究で用いる。 | |
2. | マッチング | 交絡因子の分布が等しくなるよう対象者を調整する。 | |
3. | 制限 | 交絡因子が完全に制御できる。 | |
4. | 層化 | 結果の解釈が比較的困難である。 |
2
問 63
スクリーニングの結果を次の表に示す。
aa+b×100(%)はどれか。
- 敏感度
- 特異度
- 陽性反応的中度
- 陰性反応的中度
1
問 64
結核の集団感染におけるスクリーニング検査としてツベルクリン反応検査が用いられる理由で誤っているのはどれか。
- 敏感度が高い。
- 特異度が高い。
- 陽性反応的中度が高い。
- 結核が発症する前に発見できる。
3
問 65
我が国のC型肝炎で正しいのはどれか。
- 母子感染が多い。
- 20~29歳でキャリアの割合が高い。
- キャリアの割合に地域差はほとんどない。
- キャリアは100万~200万人と推定されている。
4
問 66
検疫感染症はどれか。
- 急性灰白髄炎
- コレラ
- 細菌性赤痢
- 腸チフス
2
問 67
脳血管疾患で正しいのはどれか。
- 年齢階級別受療率は40歳代後半から上昇している。
- 寝たきりの原因の第1位である。
- 脳梗塞よりも脳出血による死亡率が高い。
- 傷病分類別にみた入院受療率で第1位である。
2
問 68
喫煙対策によって減少が期待できるのはどれか。
- 食道癌
- 潰瘍性大腸炎
- 躁うつ病
- パーキンソン病
1
問 69
正規分布で正しいのはどれか。
- 中央値と最頻値は異なる。
- 平均値±標準偏差の範囲に対象の95%が含まれる。
- ヒトの身長は正規分布に従う。
- 二峰性である。
3
問 70
平成13年(2001年)の我が国の男の平均寿命は78.07年であった。正しいのはどれか。
- 2001年生まれの男は2079年には50%生存していることが期待できる。
- 2001年に死亡した男の死亡時年齢の平均は78.07歳であった。
- 2001年の男の死亡状況が続けば0歳男児は平均78.07年生きる。
- 2001年に生存していた男の年齢の平均は78.07歳であった。
3
問 71
図は我が国の母の年齢階級別出生率の年次推移を示したものである。
20~24歳はどれか。
- ア
- イ
- ウ
- エ
3
問 72
国勢調査で正しいのはどれか。
- 集計事務は保健所が所管する。
- 調査項目には栄養摂取量が含まれる。
- 10年に1度行われている。
- 悉皆調査である。
4
問 73
罹患数が示されるのはどれか。
- 国民生活基礎調査
- 患者調査
- 学校保健統計
- 食中毒統計
4
問 74
基本健康診査のデータを保健センターのコンピュータに入力した。
個人情報の管理で適切なのはどれか。
個人情報の管理で適切なのはどれか。
- データのバックアップを多数準備する。
- 当該コンピュータをオンライン接続する。
- ファイルをパスワード管理する。
- 国民健康保険のデータとリンクさせる。
3
問 75
地域がん登録で観察する疫学指標はどれか。
- 罹患率
- 有病率
- 死亡率
- 5年生存率
1. a、b2. a、d3. b、c4. c、d
2