第94回保健師国家試験
午前問題
問 61
喫煙による肺がん発症のリスク比が8の場合の寄与危険割合はどれか。
- 12.5%
- 25.0%
- 75.0%
- 87.5%
4
問 62
原子力発電所の事故による放射能汚染の人体への影響について、事故後から継続的に調査する疫学の手法はどれか。
- 横断調査
- 後ろ向き調査
- 症例対照調査
- 縦断調査
4
問 63
社員数1万人のA社で職員の飲酒と肝機能に関する調査をするため、職員の約1割を標本として抽出することにした。
選択の偏りが最も小さいのはどれか。
選択の偏りが最も小さいのはどれか。
- 誕生月が10月の者
- 日本酒換算で1日2合以上の飲酒者
- 会社の健康教室参加者
- 年齢の若い社員順
1
問 64
分析時にできる交絡要因の制御方法はどれか。
- 層化
- 無作為抽出
- 無作為割付
- マッチング
1
問 65
1,200人を対象とした疾病Aのスクリーニングの結果と精密検査の結果とを表に示す。
敏感度はどれか。
敏感度はどれか。
- 10.0%
- 80.0%
- 84.7%
- 99.5%
2
問 66
感染症とその潜伏期の組合せで正しいのはどれか。
1. | 水痘 | 10~20日 | |
2. | AIDS | 8~12週 | |
3. | 肺結核 | 4~8週 | |
4. | インフルエンザ | 6~12時間 |
1
問 67
感染症発生動向調査で正しいのはどれか。
- 医療法に基づいて行われる。
- 1類から5類までの疾患の発生が全数把握される。
- 患者の診断を行った医療機関は市町村長に報告する。
- 感染症発生情報は感染症週報として公開・提供される。
4
問 68
ここ10年の脳血管疾患の動向で正しいのはどれか。
- 死亡率は増加している。
- 平成16年の死因順位は第2位である。
- 脳出血死亡数は脳梗塞死亡数よりも多い。
- くも膜下出血の死亡率は横ばいで推移している。
4
問 69
悉皆調査はどれか。
- 国勢調査
- 患者調査
- 国民生活基礎調査
- 国民健康・栄養調査
1
問 70
ある町の基本健康診査受診者の最高血圧の度数分布を表に示す。
低い方から第3四分位点はどの範囲に属するか。
低い方から第3四分位点はどの範囲に属するか。
- 130~139
- 140~149
- 150~159
- 160~169
3
問 71
基本健康診査を受診した100人の年齢とHbA1cとの関係について、2つのデータを一度に示し両者の関連を表現する際に用いるのはどれか。
- 散布図
- 棒グラフ
- 円グラフ
- 折れ線グラフ
1
問 72
我が国の乳幼児死亡で正しいのはどれか。
- 平成16年の乳児死亡率(出生千対)は1.0以下である。
- 平成16年の乳児死亡の原因の第1位は「先天奇形、変形及び染色体異常」である。
- ここ10年の平均寿命の延びに寄与しているのは0~4歳児の死亡率の改善が大きい。
- ここ10年の乳児死亡率低下にきよしているのは生後1月以降の死亡率の改善が大きい。
2
問 73
インターネットの普及が医療に関するコミュニケーションに与えた影響で誤っているのはどれか。
- 患者が様々な病気に関する情報を入手し易くなった。
- 同病の患者同士がコミュニケーションを取り易くなった。
- 医療機関の名称、所在地、診療科名等の検索が容易になった。
- 電子メールで症状を伝えれば処方せんの発行が可能になった。
4
問 74
基本健康診査のデータベースの取り扱いで適切なのはどれか。
- データの個人名はイニシャルで保存する。
- データへのアクセスにはパスワードを設定する。
- データのバックアップは関係者がそれぞれ保管する。
- データの持ち帰り自宅で作業する。
2
問 75
粗死亡率は上昇しているが年齢調整死亡率は低下している。
この理由で正しいのはどれか。
この理由で正しいのはどれか。
- 高齢者の増加
- 感染症の流行
- 乳児死亡の増加
- がん検診受診率の低下
1