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第88回助産師国家試験

午前問題
問 61
妊娠合併症で正しいのはどれか。
  1. 糖尿病合併妊婦は妊娠中毒症を発症しやすい。
  2. 気管支喘息合併妊婦の70%は妊娠によって悪化する。
  3. 甲状腺機能亢進症は分娩後軽快する。
  4. NYHA心機能分類Ⅲ度の妊婦は安全に妊娠を継続できる。
1
問 62
子宮筋腫合併妊娠で正しいのはどれか。
  1. 下腹部痛が起こりやすい。
  2. 分娩方法は原則として帝王切開術になる。
  3. 疼痛にはインドメタシン坐薬を使う。
  4. 産褥経過には影響がない。
1
問 63
分娩状況と児の異常との組合せで正しいのはどれか。
a.
吸引分娩
帽状腱膜下出血
b.
常位胎盤早期剥離
貧血
c.
骨盤位分娩
先天性股関節脱臼
d.
胎児ジストレス(胎児仮死)
新生児メレナ
1. a、b2. a、d3. b、c4. c、d
1
問 64
保育器に収容された超低出生体重児の生後24時間以内の管理で正しいのはどれか。
  1. 保育器内の温度は25~26℃とする。
  2. 保育器内の加湿によって児の体温の喪失を防ぐ。
  3. 体温は直腸か皮膚のいずれかで測定する。
  4. 頻回に児に触れて刺激する。
2
問 65
生後1か月児の健康診査で注意すべき所見はどれか。
  1. 体重増加が25g/日である。
  2. 音のする方へ顔を向けない。
  3. 時々吐乳がある。
  4. 灰白色の便が続いている。
4
問 66
在日外国人の妊婦に対する支援で正しいのはどれか。
  1. 1年の在留資格があれば国民健康保険に加入できると伝える。
  2. 国による文化に違いがあっても日本の習慣に合わせてもらう。
  3. 母子健康手帳は交付されないと伝える。
  4. 経済的に困窮している場合は助産施設への入所を勧める。
1. a、b2. a、d3. b、c4. c、d
2
問 67
合計特殊出生率はどれか。
  1. (ある年齢階級の母が1年間に生んだ子の数/ある年齢階級の女子の人口)×1,000
  2. (同じ母親から出生した順位別出生数/15~49歳女子人口)×1,000
  3. (母の年齢別出生数/年齢別女子人口)の15~49歳の合計
  4. (母の年齢別女児出生数/年齢別女子人口)の15~49歳の合計
3
問 68
地域母子保健活動の事業と実施機関との組合せで正しいのはどれか。
1.
助産施設への入所措置
福祉事務所
2.
出生前小児保健指導事業
都道府県保健所
3.
未熟児養育医療
市町村保健センター
4.
児童虐待防止対策事業
警察署
1
問 69
育児等健康支援事業の産後ケア事業で正しいのはどれか。
  1. 乳房管理が行われる。
  2. 7日を超えては利用できない。
  3. 対象は初産婦である。
  4. 事前に利用申請を市町村に行う。
1
問 70
母体保護法の目的で正しいのはどれか。
  1. 母性の生命健康を保護する。
  2. 母子の生活支援をする。
  3. 母子家庭および寡婦の福祉を推進する。
  4. 母子保健事業を推進する。
1
問 71
助産管理における目標管理で適切なのはどれか。
  1. 組織目標より助産師個人の希望を重視した目標を立案する。
  2. 助産の質を高めるような個人目標を管理者が立案する。
  3. 目標の立案と同時に評価方法を明らかにする。
  4. 目標の達成結果は公表しない。
3
問 72
病院の産科棟の施設管理で適切なのはどれか。
  1. 陣痛室は分娩台1台につき1ベッドが必要である。
  2. 分娩室の広さは分娩台1台につき10m2以上が必要である。
  3. 新生児のコットの間隔は30cm以上が必要である。
  4. 褥室の個室の床面積は6.4m2以上が必要である。
4
問 73
病院における助産師外来の対象で適切なのはどれか。
  1. 医師との連携に基づいたハイリスク妊婦
  2. 医師が選択した妊婦
  3. 自然分娩を希望している双胎妊婦
  4. 既往分娩歴で経膣分娩をしている妊婦
4
問 74
助産所の管理・運営で正しいのはどれか。
  1. 助産所が収容できる妊産褥婦の数は10人以内である。
  2. 3階以上の入所室には避難階段を1か所設置する。
  3. 耐火構造であっても地階に入所室を設けることはできない。
  4. 助産師が開設者であっても、開設の許可申請が必要である。
3
問 75
助産業務の過失判定に採用される基準で優先されるのはどれか。
  1. 法律に基づく告示
  2. 現行の看護水準
  3. 施設の慣行
  4. 施設の物的環境
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