第94回看護師国家試験
午前問題
問 91
全身性エリテマトーデスでメチルプレドニゾロンによるパルス療法を行う患者への対応で適切なのはどれか。
- 食事は滅菌食にする。
- 病室を出るときはマスクの着用を促す。
- 脱毛の可能性があることを伝える。
- 日当たりの良い窓際のベッドを準備する。
2
問 92
熱中症による熱性けいれんの徴候はどれか。
- 低ナトリウム血症
- 40℃以上の体温上昇
- 手足の知覚異常
- 重度意識障害
正答なし
採点除外等の扱いをした問題
1) 採点上の取り扱い
採点対象から除外する。
2) 理由
設問が不適切で正解が得られないため、採点対象から除外する。
採点除外等の扱いをした問題
1) 採点上の取り扱い
採点対象から除外する。
2) 理由
設問が不適切で正解が得られないため、採点対象から除外する。
問 93
同種骨髄移植を受ける患者で正しいのはどれか。
- 手術室において全身麻酔下で行われる。
- 提供者とのABO式血液型の一致が条件である。
- 免疫抑制薬を用いる。
- 移植後2週での退院が標準的である。
3
問 94
HIV陽性者への生活指導で正しいのはどれか。
- 抗HIV薬は隔日内服が基本である。
- 申請によって身体障害者手帳を利用できる。
- 使用した食器はエタノール消毒をする。
- CD4陽性リンパ球数の増加時には安静が必要である。
2
問 95
角膜移植を受ける患者への説明で正しいのはどれか。
- 「長期間、ステロイド剤の点眼を行います。」
- 「術後1週のベッド上安静が必要です。」
- 「拒絶反応の主症状は眼痛です。」
- 「視力回復に眼内レンズを使います。」
1
問 96
脳ヘルニアの徴候はどれか。
- 動眼神経麻痺では瞳孔が縮小する。
- 頭蓋内圧亢進によって頻脈になる。
- 除皮質硬直では上下肢が伸展する。
- 延髄の障害によって失調性呼吸になる。
4
問 97
気管挿管中の看護で適切なのはどれか。
- ネブライザーを用いて気道を加温加湿する。
- 体位ドレナージによる分泌物誘導は禁止する。
- 吸引時は陰圧をかけながらカテーテルを挿入する。
- 意志疎通が不能になると家族に説明する。
1
問 98
人工股関節全置換術後の看護で適切なのはどれか。
- 患側の股関節は軽度内転位を保つ。
- 患側の膝関節は伸展位を保つ。
- 術後1日は患肢を保持して体位変換をする。
- 大腿四頭筋等尺運動は術後1週から開始する。
3
問 99
回腸導管術を受けた患者のストーマの管理で適切なのはどれか。
- 手術創に触れる装具は滅菌しなければならない。
- 運動時は腹帯で装具をしっかり固定する。
- パウチに半分以上尿がたまらないうちに尿を捨てる。
- 入浴時は装具をはずす。
3
問 100
腹痛、腹部膨満および嘔吐のため緊急入院し、イレウスと診断された。
検査所見で正しいのはどれか。
検査所見で正しいのはどれか。
- 尿比重の低下
- 血清クロール値の低下
- 血小板数の低下
- ヘマトクリット値の低下
2
問 101
子宮摘出術を受けた患者の性生活の退院指導で正しいのはどれか。
- 「術後3週から性生活は可能です。」
- 「膣用ゼリーを使用してもよいです。」
- 「性交時の性器出血は問題ありません。」
- 「性交後は2、3時間安静にしてください。」
2
問 102
平成13年の高齢者の不慮の事故の死亡数で前期高齢者が後期高齢者より多いのはどれか。
- 溺死・溺水死
- 交通事故死
- 転倒・転落死
- 窒息死
2
問 103
平成12年の高齢者就業実態調査の就業理由で最も割合が高いのはどれか。
- 「経済上の理由」
- 「健康上の理由」
- 「生きがい・社会参加のため」
- 「頼まれたから、時間に余裕があるから」
1
問 104
加齢に伴う変化の特徴で誤っているのはどれか。
- 高齢者の検査値の分布幅は一般成人よりも大きい。
- 老年症候群は加齢に伴う機能低下と深く関係する。
- 外部環境の変化に対する恒常性の維持は容易となる。
- 生活機能保持曲線は生存曲線よりも勾配が急である。
3
問 105
平成13年の国民生活基礎調査の高齢者のいる世帯の動向で正しいのはどれか。
- 全世帯に占める割合は2割である。
- 3世代同居の割合は3割である。
- 高齢者夫婦のみの世帯は4割である。
- 1人暮らしの高齢者の8割は女性である。
4
問 106
痴呆性高齢者で身寄りがないため、成年後見制度の申し立て人がいない。
法定後見開始の申立権が与えられているのはどれか。
法定後見開始の申立権が与えられているのはどれか。
- 主治医
- 公証人
- 市町村長
- 家庭裁判所
3
問 107
加齢による変化で誤っているのはどれか。
- 味覚閾値の低下
- 消化液の分泌の低下
- 造血機能の低下
- 手指の巧緻性の低下
1
問 108
高齢者の安全な住環境で適切でないのはどれか。
- ベッド周囲に生活に必要な物品を置く。
- トイレに立ち上がり補助する手すりをつける。
- 浴室への出入り口は段差をなくす。
- 椅子は座った時にかかとのつくものにする。
1
問 109
老人性皮膚瘙痒症で正しいのはどれか。
- 瘙痒閾値は皮膚の乾燥時に上昇する。
- 好発部位は下腿伸側部である。
- ヒスチジンを多く含む食品を摂取する。
- 入浴剤は硫黄成分入りのものにする。
2
問 110
高齢者が餅を誤嚥しやすい原因で誤っているのはどれか。
- 歯の喪失
- 咳嗽反射の亢進
- 嚥下筋の筋力低下
- 唾液分泌の減少
2
問 111
老年期にみられる障害・疾病とその看護との組合せで正しいのはどれか。
1. | 老人性難聴の補充減少 | 小さい声から徐々に大きな声で話す。 | |
2. | 視覚の青黄異常 | 生活空間に白や黄色の物を多く配置する。 | |
3. | ブローカ失語 | 「はい」「いいえ」で答えられる質問をする。 | |
4. | 痴呆高齢者の異食行為 | 摂食をやめるよう指導する。 |
3
問 112
廃用症候群の予防で正しいのはどれか。
- 下肢の牽引
- 関節可動域訓練
- 水分制限
- 温罨法
2
問 113
軽度痴呆のある高齢者が「隣のベッドの人に腕時計を盗まれた」と訴えた。
対応で適切なのはどれか。
対応で適切なのはどれか。
- 再度探すように促す。
- 一緒に隣の人に尋ねる。
- 話を聞いて一緒に探す。
- 看護師が探す。
3
問 114
加齢による薬物動態の変化で正しいのはどれか。
- 水溶性薬物の体内蓄積量は増加する。
- 薬物の吸収速度は速くなる。
- 肝臓の代謝機能は上昇する。
- 薬物の血中半減期は短くなる。
1
問 115
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)で正しいのはどれか。
- 60歳以上で常時介護を必要とする人が利用できる。
- 家族が宿泊する部屋の設置が義務付けられている。
- 要介護者100人当たり看護職員は3人以上必要である。
- 特別介護のための個室面積加算はない。
3
問 116
骨粗鬆症の高齢女性に対する日常生活の指導で正しいのはどれか。
- ビタミンCを多く含んだ食品を摂る。
- 前傾姿勢で歩く。
- やわらかいベッドで寝る。
- 筋力を増強する運動をする。
4
問 117
介護保険制度における要介護認定で不服申立てをする窓口はどれか。
- 意見書を書いた医師
- 介護支援専門員
- 介護保険審査会
- 簡易裁判所
3
問 118
子どもの権利条約で正しいのはどれか。
- 対象年齢上限は15歳である。
- 健康な子どもを対象としている。
- 子どもの社会的権利を幅広く規定している。
- それぞれに独立した4つの権利からなる。
3
問 119
乳児期の栄養で正しいのはどれか。
- 母乳栄養ではビタミンCが不足しやすい。
- 果汁やスープを与えて離乳を開始する。
- 離乳は12か月までに完了する。
- はちみつは1歳まで与えない。
4
問 120
6か月の乳児。健康診査時に母親が「お兄ちゃんと比べてこの子はミルクの飲みが悪いです」と訴えた。児の身長と体重は月齢相当であった。
対応で適切なのはどれか。
対応で適切なのはどれか。
- 「お母さんの思い過ごしでしょう。」
- 「ミルクを減らしてみましょう。」
- 「お兄ちゃんと比べないで下さい。」
- 「ミルクを飲むところを見てみましょう。」
4