第95回看護師国家試験
午前問題
問 31
平成14年国民栄養調査で、他の年代と比べて60歳代の割合が最も高い生活習慣はどれか。
- 喫煙
- 運動
- 飲酒
- 朝食の欠食
2
問 32
セルフヘルプグループで適切なのはどれか。
- 異なる問題を抱えている個人の集団である。
- 家族はメンバーに含まれない。
- リーダーは看護師が務める。
- 治癒・回復者はメンバーに含まれる。
4
問 33
憲法第25条で国が努めなければならないと定めているのはどれか。
- 義務教育の保証
- 公衆衛生の向上
- 環境の保全
- 思想の自由
2
問 34
出産育児一時金で正しいのはどれか。
- 健康保険に加入していることが条件である。
- 被保険者が扶養している配偶者の出産には支給されない。
- 支給額は分娩費用によって異なる。
- 第3子の出産から支給される。
1
問 35
生活保護法の医療扶助を受けている入院患者で最も多いのはどれか。
- 呼吸器系の疾患
- 消化器系の疾患
- 精神・行動の障害
- 循環器系の疾患
3
問 36
ゴールドプラン21で新しく施設サービスの整備目標に加えられたのはどれか。
- 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
- 介護老人保健施設(老人保健施設)
- 介護利用型軽費老人ホーム(ケアハウス)
- 認知症(痴呆)対応型共同生活介護(痴呆性老人グループホーム)
4
採点除外等の扱いをした問題
1) 採点上の取り扱い
採点対象から除外する。
2) 理由
設問が不適切で正解が得られないため、採点対象から除外する。
採点除外等の扱いをした問題
1) 採点上の取り扱い
採点対象から除外する。
2) 理由
設問が不適切で正解が得られないため、採点対象から除外する。
問 37
政令市・中核市よりも小さな規模の市でも必置の組織はどれか。
- 福祉事務所
- 児童相談所
- 保健所
- 社会福祉協議会
1
問 38
40歳の統合失調症患者の社会復帰に関与しないのはどれか。
- 保健師
- 介護支援専門員
- 介護福祉士
- 精神保健福祉士
2
問 39
我が国の自殺の動向で正しいのはどれか。
- 2000年以降の年間死亡者数は増加傾向にある。
- 2002年の死因順位では、不慮の事故より多い。
- 男性は壮年期で高率となる。
- 死亡者数の男女比はほぼ1対1である。
3
問 40
D.E.オレムの看護の概念はどれか。
- セルフケア獲得のための支援
- 患者との対人相互作用の発展
- 刺激の操作による適応の促進
- ケアリングによる調和の促進
1
問 41
禁煙のための問題解決型のコーピング行動はどれか。
- 病院の禁煙外来を受診する。
- 喫煙できないイライラを飲酒で解消する。
- 節煙でも効果は同じと考える。
- 喫煙したくなったら一口吸って消す。
1
問 42
看護師の対応で適切なのはどれか。
- 大部屋でポータブルトイレを使用中の患者からナースコールがあったので、インターホンを通して排便の確認をした。
- 痛みを伴う検査を受ける患者から痛みの程度を聞かれたので、大した痛みではないと答えた。
- 肝生検終了直後の患者から全身清拭の依頼があったが、本日は実施できないことを説明した。
- 入院後初めて失禁した患者におむつを使用することを提案した。
3
問 43
看護家庭で適切なのはどれか。
- 短期目標の評価は退院時に行う。
- 看護計画は患者には開示しない。
- 複数の看護問題には優先順位をつける。
- 家族に対する指導は計画に含めない。
3
問 44
減量がうまくいかない肥満の患者への理解的な対応はどれか。
- 「体重が減るようもっとがんばりましょう」
- 「体重が減らないのは運動が足りないからですよ」
- 「体重が増えるようなものを食べていませんか」
- 「体重が減らなくて困っているのですね」
4
問 45
滅菌パックの開封の仕方で正しいのはどれか。
1. | 2. |
3. | 4. |
4
問 46
5%グルコン酸クロルヘキシジンを用いて0.2%希釈液1,000mLをつくるのに必要な薬液量はどれか。
- 10mL
- 20mL
- 40mL
- 50mL
3
問 47
気管挿管による人工呼吸器装着中の状態と対処との組合せで適切なのはどれか。
1. | 気道内圧の上昇 | 喀痰を吸引する。 | |
2. | 胸郭の左右差のある動き | 挿管チューブを奥に挿入する | |
3. | 喘鳴の聴取 | 蛇管の水滴を除去する。 | |
4. | 呼吸音の減弱 | 加湿器に蒸留水を追加する。 |
1
問 48
患者が端坐位から立位にするときの足の位置で適切なのはどれか。
1.
2.
3.
4.
4
問 49
胸背部の観察方法で適切なのはどれか。
- 視診は深吸気位で行う。
- 脊柱の触診は前傾姿勢で行う。
- ベル型聴診器は皮膚に押し付ける。
- 打診は肘を支点にして打つ。
2
問 50
内臓脂肪型肥満の簡易指標はどれか。
- BMI
- 腹囲
- 皮下脂肪厚
- 体脂肪率
2
問 51
離床できる成人2人部屋の病床環境で適切でないのはどれか。
- 部屋の広さが10m2
- 窓の面積が1.5m2
- ベッドの間隔が1.2m2
- ベッドの高さが75cm
4
問 52
1日のエネルギー所要量が2,300kcalの標準体型の成人男性。
1日の脂肪摂取量で適切なのはどれか。
1日の脂肪摂取量で適切なのはどれか。
- 35g
- 55g
- 80g
- 100g
2
問 53
女性の床上排泄の援助行為とその目的との組合せで適切なのはどれか。
1. | 便器内にちり紙を敷く | 殿部への冷感を軽減する。 | |
2. | 上体を軽度挙上する | 腹圧をかけやすくする。 | |
3. | 陰部にちり紙をあてる | 臭気を防止する。 | |
4. | 便器を乾燥させる | 殿部を安定させる。 |
2
問 54
清潔援助の洗浄剤や薬剤の用い方で適切なのはどれか。
- 義歯の歯垢は生理食塩水に浸けて除去する。
- 皮膚の汚れは速乾性アルコールで取り除く。
- ドライシャンプーには50%メタノールを用いる。
- 口臭予防には重曹水で含嗽する。
4
問 55
仰臥位から立位になった直後に起こる変化はどれか。
- 横隔膜の運動制限
- 中心静脈圧の上昇
- 収縮期血圧の低下
- 脈拍数の減少
3
問 56
気管支鏡検査で正しいのはどれか。
- 検査前禁食の必要はない。
- 体位は左側臥位にする。
- 挿入時に息を止めるよう指示する。
- 苦痛時の合図を決めておく。
4
問 57
中心静脈ラインで正しいのはどれか。
- 循環血液量の評価法として活用できる。
- 挿入中は入浴できない。
- ウイルスはフィルターを通過しない。
- 刺入部の滅菌フィルムは毎日交換する。
1
問 58
薬剤の取り扱いで正しいのはどれか。
- 用時溶解の薬剤は溶解後冷凍保存する。
- シロップ剤は常温で保存する。
- 向精神薬は鍵のかかる所に保管する。
- 麻薬使用後の残った薬液は冷所保存する。
3
問 59
注射の準備で適切なのはどれか。
- 注射針の刃面は注射器の目盛面と反対側にする。
- ガラスのアンプルはカット後にカット面を消毒する。
- バイアルはゴム栓を下にして薬液を吸う。
- 針についた薬液はアルコール綿で拭き取る。
3
問 60
被災者のトリアージで治療の優先度が最も高いのはどれか。
- 救助活動に参加しているが額部に擦過傷がある。
- 歩行は可能だが上肢と肩に激痛があり骨折の可能性がある。
- 意識消失、顔面蒼白、骨盤から下腿に挫滅創がある。
- 意識消失、瞳孔散大、自発呼吸がなく心音は聴取できない。
3